欧米には「ピエロ恐怖症」というのがあるらしいが、笑顔の下の無表情が怖いという本能的恐怖は、文化圏の違う日本人でも共感できる。そのイメージを作るのに一役買ったのが、スティーヴン・キングの小説『IT』であることは疑いようがない。
数年前にはリメイク版映画『IT / イット “それ” が見えたら、終わり』が公開された。絶叫系ホラーにありがちな滑稽(こっけい)さは見えるものの、「閉鎖的な田舎町の暗い歴史」「生理的嫌悪を与えるピエロの動き」「音階の狂ったサーカス音楽」などの不気味さはよく出ていると思う。
このたび同作の主人公にして、邪悪な人喰いピエロ「ペニーワイズ」のガチャガチャが登場したぞ。見ていて気持ち悪いくらいクオリティが高いので、ぜひ共有したい。