ココイチのカレーは、ぶっちぎりというほどではないが、そこそこウマい。普段は別のカレーを好んでいても、ふと急に食べたくなる時がある。

そんなココイチだが、以前「カレーうどん」がカレーライスを超えかねないレベルでウマいという記事を見て以来、ココイチの汁気の多いタイプのメニューがずっと気になっていた筆者。

機会がないまま時間だけが過ぎていったが、2020年12月1日からスープカレーの販売を開始したという情報をキャッチ。気になっていた「カレーうどん」ではないが、スープカレーも汁気が多いタイプだ。うどんがイケるなら、スープカレーもイケるのでは? 食べてみるとしよう。

・2種類

ということでさっそくココイチへ。スープカレーは『ベジタブルスープカレー(税込み966円)』と『ローストチキンスープカレー(税込み966円)』の2種。どちらもライス付きだ。

ローストチキンの方に ほうれん草を追加したバージョンと、豚しゃぶを追加したバージョンもメニューに掲載されていた。なお、ベースのスープカレーには、好きにトッピングを追加することも可能なので、アレンジの幅はかなり広いだろう。

ベジタブルも美味しそうだったが、ぶっちゃけどちらもそれなりに野菜が豊富そうだったのでローストチキンをチョイス。


・野菜が沢山

ライスはとりあえずおいておいて、メインのスープカレーをじっくり見ていこう。


メニューで期待していた通り、野菜が多めでヘルシー感がある。ネバネバ感が意外とカレーに合うオクラ。


スープをたっぷり吸った茄子。


そして、ローストチキン。


チキンは味的にも柔らかさ的にも、ローストチキンとしてのアイデンティティを保ったまま、しかし程よくスープが染みていてウマい。噛むとローストチキンらしい香ばしさとカレーの両方をしっかり味わえる。


・程よい感じ

そしてスープ。個人的に、ココイチのカレーはサラっとしていてあっさりめなタイプだと思っている。ゆえにスープカレー化したら、より濃度が低下してカレー感が希薄になってしまうのではと、やや懸念していたが……


ウマい!


むしろ野菜や肉から出たフレーバーがカレー味と共にしっかり感じられて、ぶっちゃけノーマルのカレーライスよりも好きな味だ。ウマさの前に逆上気味に食べ続け、具がなくなるまでライスの存在を忘れていたレベル。


ビジュアル的にはいささか物寂しさを感じるが、たとえスープだけになってもライスとの相性はバッチリだった。スープカレー自体は毎年冬に恒例で出ていたようだが、こんなにウマいならもっと早く食べておけばよかった。

こちら、2021年2月までの期間限定販売となっているそうだ。冬の寒さとの相性も非常にいい仕上がりなので、見かけたら是非食べてみてくれ!

参照元:CoCo壱番屋『ベジタブルスープカレー』『ローストチキンスープカレー
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.