うどんは『ダシ』が命である。この繊細で深い味わいは外国人にゃ分っかんねぇだろうなァ……と日本人は思いたいのかもしれない。しかし分かっているかどうかは別として、いま海外で日本のうどんが大人気であることは紛れもない事実なのだ。
中国で着実に店舗数を増やしている『はなまるうどん』。味付けの濃いイメージがあるこの国でも、ダシの風味が受け入れられたということなのだろう。嬉しいじゃあねぇか……! そう思い上海の店舗をのぞいてみると、なんだか思っていたのと違う気がするんスけど……。
うどんは『ダシ』が命である。この繊細で深い味わいは外国人にゃ分っかんねぇだろうなァ……と日本人は思いたいのかもしれない。しかし分かっているかどうかは別として、いま海外で日本のうどんが大人気であることは紛れもない事実なのだ。
中国で着実に店舗数を増やしている『はなまるうどん』。味付けの濃いイメージがあるこの国でも、ダシの風味が受け入れられたということなのだろう。嬉しいじゃあねぇか……! そう思い上海の店舗をのぞいてみると、なんだか思っていたのと違う気がするんスけど……。
まさか自分の人生にこんなことが起こるとは……。
今年7月初旬のこと。旅先のタイで、同じく仕事で来ていた父と1日だけスケジュールがかぶった。せっかくなのでと食事に行くと、いつも小言しか言わない父が珍しく「旅行は楽しんでるか」などと尋ねてくる。南国の気候は人の心を穏やかにするのだろうか。
旅先での出来事を語る私。「そうかそうか」とうなずく父。2時間ほど話し、さぁそろそろ帰りましょうかね……という空気の流れたその時だった。突如として口を開いた父が、ゆっくりとこう切り出したのである。
「実はお父さん、すごくショックなことがあってな……」
話題のスマホゲームアプリ『ポケモンマスターズ』が本日8月29日ついに配信スタートとなった。現在もTwitterのトレンド上位をキープし続けるなど、注目の高さがうかがえる。「誰より早くレベルを上げてやるかんね」と静かに闘志を燃やしつつ、私はアプリをダウンロードした。
現在『ポケモンGO』を絶賛プレイ中であるが、「スタート時期が遅かった」というハンデを持つ身。レベルや知識など、先輩方となかなか差を縮められずに歯がゆい思いをしているのである。今回こそはスタートダッシュを決めちゃって、後発組を引き離してやるんだかんね!
中国では現在のところポケモンGOがプレイできない、という件については以前の記事でもお伝えした。それはつまり配信エリアが関係しているワケだが……。島国であればいざ知らず、国境が地続きの大陸においても、プレイできるエリアとできないエリアは厳密に分けられているのだろうか?
中国に隣接する香港ではポケモンGOをプレイすることができる。香港が中国の一部なのか別の国なのか……というのは微妙な問題なのでここでは置いておいて、中国と香港の往来は非常に簡単だ。イミグレ(出入国管理)でパスポートを提示すれば徒歩で国境を越えることが可能。
仮に国境を1ミリ超えた瞬間にポケモンがワッと登場したとすれば、科学の進歩も来るとこまで来たと言っていいだろう。今回私は「中国と香港の国境を、アプリを開いたまま中国側から歩いて越える」試みを敢行するため寝台列車に乗って深センの地へ降り立ったのである。
早くも夏休みは終盤。今年小学校へ上がったばかりの姪っ子が、人生初の自由研究に苦悩していたので叔母さん(私)は一肌脱ぐことにした。そうだなぁ、植物のDNAを取り出して比較したらどうだろう? えっ、難しい?
言われてみれば小学生に適したテーマなんて皆目見当もつかない。ならばここは逆に真っ向勝負……『夏休みの友』に記載された「おすすめテーマ」から選ぶことにした。えっ、友達とかぶる? 大丈夫! 叔母さんは記者だ。アレンジするから任せておきなさい。
かつて私は故郷を憎んでいた……。
幼い頃はよかった。しかし物心がつき、都会では『ミュージックステーション』なる番組が放送しているらしいこと、ジャンプの発売日が2日早いらしいこと、アムラーやシノラーがいるらしいことなどを知るにつれ「なぜこんな田舎に生まれちまった」という思いは強まっていった。
鳥取県は日本一人口が少ない県。中でもとりわけ地味な倉吉市というところが私の故郷だ。人が少ないから仕事が少なく、仕事が少ないからさらに人が減る。地方が抱えるこの問題をどうにかしたいがどうにもならぬ。「いつかこの町を出てやる」と思うばかりの思春期だった。
最近シンガポールへ引っ越した友人によれば「こっちには高級な富士そばがあるよ」とのこと。日本で富士そばは言わずと知れた庶民の味方である。「世界一生活コストが高い国」たるシンガポールで、庶民の味方が勝負に出たというのだろうか……?
実際にシンガポールを訪れてみると何をするにも本当にお金がかかる。有名な『マリーナベイ・サンズ』のプールに入ろうとすれば5万円と言われ「やめます」と即答する有様だ。貧乏旅行のちょっとした贅沢に富士そばへ行ってきた……ってのも何だか不思議な話だよね!
『とっとりGO』と題したポケモンGOのイベントが開催され、9万人近くが鳥取砂丘を訪れたのは2017年11月のこと。「砂丘」と「サンド」のシックリきすぎる組み合わせも相まって「鳥取砂丘はポケモンGOのメッカ」とイメージしている人は今でも多いのではないだろうか。
8月4日のコミュニティ・デイを実家のある鳥取で迎えることになってしまった私は大いに焦った。復帰したての自分がエラそうにポケモンの記事を書ける理由は、都内の恵まれた環境でプレイできているからに他ならない。クソッ……このままじゃ東京の奴らに負けちゃうよ……!
今年の殺人的な暑さは皆さんご存知の通りである。1本の木すら生えぬ灼熱の砂漠……もとい砂丘で3時間を過ごすのは正直メッチャ嫌だ。というか危険だ。けど仕方ない。日本で一番人口の少ない鳥取県人が東京のトレーナーとマトモにやり合うためにはこうするしかないのだから。
全国のスーパーに存在する「渋いお菓子コーナー」には、ポテチやガム等のコーナーと明らかに違う空気が流れている。この空間を若者は素通りしがちだがよく考えてみてほしい……これらは決して「お年寄り向け」に作られているワケではないということを。
幼少期を祖父母宅で過ごすことの多かった私は、自然と渋いお菓子が好きになった。しかし渋いお菓子界はあれでなかなか奥深く、地域によって店の品揃えが全然違うのだ。東京では懐かしのお菓子にお目にかかれることが少なく寂しい。
今回は私が個人的に超オススメする渋いお菓子ベスト5をご紹介したい。これは私の地元たる山陰地方でよく見るラインナップであるが、山陰生まれのお菓子というワケではないのもまた奥深いところ。お盆に里帰りをした際は近くのスーパーを探してみて頂けると幸いだ。
「あの頃はケンカばかりだったけど、失って初めて彼の大切さに気づいた」……誰しもがそんな経験の1度や2度はあるだろう。そういった意味で恋愛とレバ刺しはよく似ているが、決定的に違う点がある。もう2度と会えない彼に対して「レバ刺しは海外に行けば食べられる」のだ。
「タイにレバ刺しを食わせる屋台がある」などと聞けば「衛生面は大丈夫?」という疑念を抱く人が多いかもしれない。しかし日本でレバ刺しが禁止になった経緯を思い出してみてほしい。タイ人に「日本人に言われたくねぇ」と返されたら反論できないのだということを。
世界中どこへ行こうが当たるときは当たる。レバ刺し屋台が文句を言われず営業できている理由は、これまで当たらずにきているからではなかろうか。実際のところは分からないが、とにかく食べたい。「もう見たくない」と思うほどに、久々のレバ刺しを腹一杯食べたい!
『プレーパーク』をご存知だろうか? 公園内へ一歩入ると子供たちが木に登り、屋根ほどもある高さの遊具にぶら下がっている。それは仮に落下した場合、怪我する可能性がある高さだ。さらに奥ではたき火をし、ノコギリで木材を切る子の姿も見られる。
偶然ここを訪れた私はとっさに「いいのかコレ?」と思った。しかし次の瞬間、自分も幼いころ同じようにして遊んでいたことを思い出す。何かあるとすぐに管理者や保護者の責任が問われる現代。当然のことなのかもしれないが、それを恐れるあまり「とにかく禁止しておく」風潮に慣れ過ぎていたのではないか。
裸足で駆け回る子供なんて今や田舎でも少なくなった。自然からかけ離れたイメージの「東京子育て」……ましてここは世田谷区である。この場所は一体どのようにして成り立っているのだろう? うちに子供はいないけど、気になりすぎたので後日再び訪れた。
「ネトゲ廃人」の存在が社会問題となっている昨今。明確にするのが難しいその定義を、仮に「ゲーム世界が現実世界より大切になっちゃった人」であるとするならば、あの1年間の私は間違いなく廃人だった。毎日朝まで狩りに興じた狂気の日々……!
今となっては抜け出せてよかったと感じているが、あの情熱って一体なんだったんだろう? あの頃「こっちが現実」とすら思っていたオンラインゲーム世界を、家族より長い時間を過ごした仲間たちの存在を、私はいつからほとんど思い出さなくなったのだろうか?
「ゲームをやめよう」と決めたわけではなかったのに、そういえばなんとなくログインしなくなった。お別れも言わないまま5年の月日が経過してしまったのだなぁ。あの世界はどうなっているのだろう……。急に気がかりになったので久々にログインしてみることにした。
きっかけは今年の4月23日。ピンクヘアーがトレードマークの双子モデル・AMIAYAちゃんのインスタグラムに掲載されたTシャツに、私の心が奪われた。かっ、かかか可愛い欲しい欲しい欲しい絶対ほしいいぃぃぃ!!
中国語がデーンとプリントされたそのシャツは、リアルに中国発のブランドらしい。価格は約2万円! Tシャツにしては高い……でもお姉さん出せなくはないぞ。30歳を過ぎてメッキリ反応しなくなった私の物欲センサーが久々に発動したのだ。この気持ちを大切にしたいよね。
ところが調べてみると、現在日本国内でこのブランドを扱う店は存在しないようなのである。入手するには中国の通販サイトから直接購入するほかないっぽい。ええぇ……! 失礼ですがホントに届くの……? イチかバチかで出すにしちゃ2万はデカイ。どうする私……?
海外で日本食を食べるという行為は「醤油味が恋しいから、マズいけど仕方なく食べる」ものであったはずだ。しかし近年世界の日本食クオリティは飛躍的に上昇……というより、日本の料理人が世界に進出しまくっている気がする。マズい日本食を探すほうが難しいほどである。
世界各地でお目にかかれた『エセ寿司』も存亡の危機に直面しているようだ。中国の回転寿司がおいしかった話を以前記事でお伝えしたが、後から調べると実は日本の寿司屋が監修していたと判明し慌てた。それだと胸を張って「海外の寿司」とは言いづらい。
エセ寿司にはエセ寿司の良さがある。おなじみのカリフォルニアロールは外国人の柔軟な発想が生んだ奇跡だ。そういうのどんどんちょうだい! 外国人が自力でやっているSUSHI屋へ行ってみたいけど、どこにあるんだろうか?
日本だと食用というより単純に「田んぼ」のイメージが強いザリガニは、中国人の大好物らしい。5〜9月頃がシーズンで、現在街の飲食店では真っ赤なザリガニが大量陳列されている。「とりあえず食っとけ」とばかりに、老いも若きもバリバリ食べておる。異国を感じるなァ。
無類の甲殻類好きとして売り出し中の私は以前、スーパーにて「冷凍ザリガニ」を高値で購入した。結果は正直なところ「クサくて食えたもんじゃねぇ」と思ったが、本物を知らずしてザリガニを語るべからず、である。今回ザリガニリベンジを固く誓って中国へ乗り込んだのだ。
すると……さすがは本場。ホテル近くのローソンに「ザリガニチャーハン弁当」なるものが売られているではないか! さっそく購入してみた。
タイはイイ。物価が安いし、あったかいし、平和だしね。住み着いてしまう日本人も多くて、その割合は男性が女性の2倍だそうだ。様々な娯楽に溢れるこの国は、女性にとって夏休みの国。男性にとっては天国なのかもしれないね。
政府が捕獲作戦を行ったことで知名度を上げたオオトカゲにとっても、ここは安住の地なようだ。彼らはマジでバンコクの水辺をむやみやたらとウロウロしている。悪さはしないらしいが、見た目がワニっぽいため近づくのはちょっと怖いな……でも……見たいな!
オオトカゲに会えるスポットとしては公園が有名である。でも個人的にはもっとオススメなポイントがあるので、今日は皆さんにお伝えしちゃいたいと思います!
国際的な事情により現在のところ、中国ではポケモンGOをプレイすることができない。ポケモントレーナーの皆さんにとっては周知の事実であろう。そのあたりに関しては当サイト記者が2年前、現地へ行って確認した記事に詳しくある。
ポケモンとゲーム企業のNetEaseは今年、中国で初となるポケモン公式ゲーム「ポケモンクエスト」の展開を発表した。これはポケモンGOのサービス開始も近い流れかもしれない……。ゲーム内の機能はここ2年でかなり増えたし、中国の状況も変化しているのではないだろうか?
もしかするとうっかりポケモンゲットできちゃったりして? 期待を胸に中国へ確かめに行ってみた!
カエルを食べ物と考えたとき、ここ日本では少なからず「ゲテモノ」と捉える風潮がある。「俺カエル全然平気!」と言っている時点で、すでに他の動物と区別しているわけだ。牛や豚と同じ「肉」であると理屈で分かっても、同じ気持ちで食すことはなかなか難しい。
かといって「カエルなんて食べられない」と言い切るのはいかがなものだろう。カエル肉はクセが少なく非常に食べやすい。「カエルの味が無理」という理屈もまた通りづらいからだ。う〜ん、命を奪っといてゲテモノ扱いするのって、なんだかイケナイことのような気がしちゃうんだよね……。
そんなカエル食が、中国の若者の間で最近ブームになっていると、中国の友人が教えてくれた。たしかに中国のショッピングモールへ行けば、ずいぶんオシャレなカエル屋をよく目にする。様々なビックリ食文化を持つ中国人にとっては、カエルなんてきっとカニカマ感覚であるに違いない。
日本でかつて長距離移動の主力選手だった夜行列車は、現在かなりその数を減らしている。わずかに残った寝台列車も移動の手段というよりは、その情緒を楽しむという存在意義が大きいようだ。
片道数万〜数十万円する豪華寝台が大人気で、チケットが抽選になるというニュースをたまに耳にする。飛行機や新幹線の何倍もの時間とお金をかけて乗車する価値が、寝台列車にはあるのだろう……たぶん。「よくわかんないけど1度乗ってみたい」と思っている人は多いはずだ。
日本の約26倍の面積を有する中国では、現在も多くの夜行列車が運行しているのだという。庶民にもお手頃な価格設定だ。せっかく中国へ遊びに来ているので、チョッピリ怖いけど乗車してみることにした。異国の列車で夜を明かすなんて、旅のプロみたいでカッコいい!
本日2019年6月21日は日中両国にとって記念すべき日となる。言わずと知れたスタジオジブリの大大大ヒット作『千と千尋の神隠し』が中国全土で初上映されるのだ。ちなみに中国のタイトル表記は『千与千寻』。「神隠し」がどこ行っちゃったのか気になるところである。
公開にあたって宮崎駿監督が中国ファンに向けて書いたメッセージとイラストがお披露目されるや、中国版ツイッター『微博』には6000近くのコメントが寄せられた。中国版ポスターが「美しい」と話題になるなど、注目の高さがうかがえる。
私は幸運にも、この歴史的瞬間を中国の地でむかえることになった。こうなったら朝一番のチケットを予約するほかないではないか。今日は熱気に沸く現地の様子を余すことなく、日本の皆さんにお伝えしたいと思う!