皆さんはご存じだろうか? 関東を中心に店舗を展開している、埼玉発のうどんチェーン「山田うどん」のサブブランド、「埼玉タンメン山田太郎」がジワジワと店舗を広げていることを

2021年7月に1号店が誕生して以来、現在7店舗にまで拡大している。2024年3月に東京2店舗目となる小平中島店をオープンしたので、お店に行ってみた。

そこで税込200円の「鬼チャーシュー」を勢いで3枚頼んでみたら、お店の人に心配される事態となった……

・山田うどんよりちょいオシャレ

お店は西武拝島線の東大和駅から徒歩約5分、村山街道沿いにある。できたばかりの新しいお店だが、すでに認知されているようで、昼時は繁盛している様子。


入店してメニューを見ると、最初に目に入ったのは期間限定商品。「さつま若しゃもの柚子塩ラーメン」「たっぷり野菜の担々タンメン」を推している。


「ファミリー食堂」として親しまれる山田うどんと比べると、メニュー構成は今風な印象を受ける。ブランド食材や国産野菜を強調したり、健康志向の訴求も感じさせる。



さて、何を食おう? 「初回訪問時にはスタンダードを味わうべき」、それが私(佐藤)の信条である。ってことで期間限定メニューはパス! 次のページを見ると、これがスタンダードメニューかな?


メニューの左側には「名物」と記された濃厚タンメン、右側には「定番」として淡麗タンメン……。名物と定番、どっちを選ぶべきなんだ!? 初心者は迷ってしまうな……。


ちなみにデザートも今風。アップルパイ・ア・ラ・モードだって。タンメン専門店で「ア・ラ・モード」の文字を見るとは思わなかったな。


しばし迷った挙句、私は名物の「濃厚タンメン」(税込800円:野菜マシ)を注文した。「当店イチ推しの一杯」って書いてあったから定番ではなく名物をチョイスしましたよ。

それを太郎から揚げ(1個)と餃子(3個)のついた「Wセット」(税込300円)で。さらに、トッピングに鬼チャーシューを3枚追加! 思い切って3枚も頼んでしまいました。



・鬼チャーシューを3枚頼んだら…

注文して少ししたらお店の人が来た。「お客様」と声をかけられた瞬間、誰のことを呼びかけているのか気づかなかったが、どうやら私に声をかけていると気づいて、慌てて振り向いた。


お店の人「お客様、チャーシュー3枚の追加でお間違えありませんか?」

佐藤「え? あ、はい。頼みました」


お店の人「そうでしたか、失礼しました」

佐藤「マズい頼み方でしたか?」

お店の人「いえいえ、大丈夫でございます」


どうやら、注文間違いで3枚頼んだのではないかと確認しに来てくれたようだ。間違いなく3枚頼みましたよ。でもにわかに不安になった。「鬼」というから、かなりデカいのかも……。怯えるほどではなかったが、たしかに「鬼」を感じさせる分厚さだった。


いかがだろうか? 一般的なチャーシューよりも分厚くないかい?



厚さは推定1センチ、1枚でも十分食い甲斐がありそうだ。


おそらく普段のオーダーは1枚ずつだろう。それなのにいっぺんに3枚も頼んだから、お店の人は「何かの間違いでは?」と思ったのかも。ムダな心配をかけてしまってすみません……。



・ぜひ頼むべし!

チャーシューの厚さに感心したところで、タンメンを食べるとしよう。まず、野菜マシ無料ってところがポイント高い


豚骨と鶏ガラで出汁を取っているそうだが、それらの臭みは一切なく、野菜の旨味が勝っている。


北海道産の小麦を使用した中太麺はスープとよく絡む。とにかく野菜の味が強くて全体的に甘い印象を受ける。卓上の酢を軽く回しかけると、味が引き締まってちょうどよい塩梅になった。好みで味変しつつ、自分流の食べ方を見つけるのも楽しいかも。



さて、さらに美味しさの高みを目指すために、3枚の鬼チャーシューをトッピング! コレコレ、これが見たかった!


鬼チャーシューの存在に気づいてなかった方は、ぜひ注文して頂きたい。1枚でも2枚でも、私のように3枚でも。食べられるのなら5枚だっていい

ただしお店の人に確認されるかもしれないので、「注文しました」とちゃんと答えて頂きたい。そして味わうがいい、分厚いそのチャーシューを……。


・今回訪問した店舗の情報

店名 埼玉タンメン山田太郎 小平中島店
住所 東京都小平市中島町22-16
時間 10:30~22:00

参考リンク:埼玉タンメン山田太郎
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24