タイはイイ。物価が安いし、あったかいし、平和だしね。住み着いてしまう日本人も多くて、その割合は男性が女性の2倍だそうだ。様々な娯楽に溢れるこの国は、女性にとって夏休みの国。男性にとっては天国なのかもしれないね。

政府が捕獲作戦を行ったことで知名度を上げたオオトカゲにとっても、ここは安住の地なようだ。彼らはマジでバンコクの水辺をむやみやたらとウロウロしている。悪さはしないらしいが、見た目がワニっぽいため近づくのはちょっと怖いな……でも……見たいな!

オオトカゲに会えるスポットとしては公園が有名である。でも個人的にはもっとオススメなポイントがあるので、今日は皆さんにお伝えしちゃいたいと思います!


・たったの39円!

道路渋滞が深刻なバンコクでは、庶民の足として今でも船が大活躍している。私が今回乗船したのは「バックパッカーの聖地」たるカオサンロードの最寄りフェリーターミナル「Phanfa Bridge」から、終点の大都会「Pratu Nam」までを20分ほどで結ぶ便だ。

賢明な読者にはもうお分かりだろう……そう、「オススメなオオトカゲポイント」とは船のことでした〜!

カオサンから15分ほど歩けば川沿いに到着する。外国人向けの観光船も同じ乗り場から運行しているが、雰囲気を味わうには地元民向けの定期船で十分である。料金はたったの11バーツ(約39円)! 安い!


停泊所のある川を見下ろせば、水かさが増しているようだ。雨季の影響かな……?


…………ん……?




もういたーーー!!


あっさり登場した第一オオトカゲはエサでも探しているのだろうか。チロチロと舌を出しながら、ゆっくりと側溝へ消えていくのであった。

船に乗らずともオオトカゲに遭遇できてしまったワケであるが……それでもやっぱりバンコクへ来たなら船には乗ってほしいと思うんだ。楽しいし……39円だしね!


・バンコク名物

さて、階段を下れば船着場である。ここは始発駅なので方向を間違える心配はない。停泊している船に乗っちゃえばOKだ。

それから、乗船するときにスマホ等を川に落とさないように!

しばらくしたら出発〜!

船が動き出すと、船員さんが料金を徴収に来る。

船員さんの軽やかな身のこなし!


注意しないと帽子くらい吹っ飛びそうな速度で爆走する船は、ちょっとしたアトラクションのようである。子供などは大喜びなのじゃないだろうか? 私は大人だけどキャッキャウフフと大ハシャギしてしまった。

陸に目をやれば、洗濯や煮炊きをする庶民の生活が垣間見えたり、ビックリするものが浮かんでいたり、南国の風を感じてみたり……。正直オオトカゲを探している暇もないほど、バンコクの下町クルーズは見どころが満載なのだ。

右見たり左見たりしていると、一瞬で目的地に到着してしまう。心残りがあればもう1往復しちゃうのもいいだろう。だって39円だしね!

・驚異の遭遇率

このプチ船旅の目的たるオオトカゲであるが、今回は30分足らずで5匹も遭遇できた。しまいにはありがたみもなくなってきたので、我ながら現金なものだ。ちなみにタイ人たちは見向きもしていなかったぞ!

写真は撮り損ねたが、中にはワニと見まごうばかりの巨大な個体もいた。ひょっとするとアレはワニだったのかもしれない……?


バンコクにはこれ以外にも様々なルートで船が運行している。オオトカゲを見たい人も観光したい人も渋滞が苦手な人も、船の使い方をマスターすればこの街をもっともっと楽しめるはずだ。

参考リンク:外務省ホームページ
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼船員はお兄さんパターンとお姉さんパターンがある。どっちも嬉しい

▼観光船は少し高いけど豪華

▼様々な観光地を網羅

▼さりげない風景がステキ

▼犬猫、鳥、ブタ、猿などトカゲ以外の動物にも会える