ひとくちに家庭料理といっても、その家だけに代々伝わる “なんだかよくわからないオリジナル料理” というものが、たまにある。誰でも食べてると思っていたのに、大人になってからハッと気づくのだ。「え、ウチらだけ?」……と。
そんな “ウチだけだったんだ” 的な家庭料理を紹介するのが、「誰も知らない伝統レシピ」のコーナーだ。2回続いたものは3回目もある! ということでGO羽鳥につづき、今回は私・沢井メグがお伝えしたい。メニュー名は『コンビーフのサンドイッチボックス』。大正2年、すなわち1913年生まれの祖父が作りまくっていたレシピだ。