12月15日に公開され、すでに世界中で大ヒットとなっている『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』。いよいよ本作で主人公レイの両親が明らかになるのでは…と注目されていたものの、実際にフタを開けてみたら劇中の展開に腑に落ちない……というファンは少なくないようだ。

そこで、いまだにハッキリしない謎について、筆者なりの独断と偏見で語ってみたいと思う。この記事は、『最後のジェダイ』に関するネタばれを含むので注意して頂きたい。

・レイの両親って誰なんだろう…!?

前作の『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』が公開された時、レイの父親はルーク・スカイウォーカー、もしくは祖父がオビ=ワン・ケノービではないかとの説が有力だったが、それは誰もが予測しそうな展開であまりにも簡単すぎる。

そして公開されたばかりの新作では、一応レイの両親について触れるシーンがある。レイが、レイア姫とハン・ソロの息子カイロ・レンと対決する場面だ。そこでカイロ・レンが「両親は、飲み代のためにお前を売った何者でもない飲んだくれ」だとレイに明かすのである。

・本当に両親はただの飲んだくれ?

筆者も公開日に本作を見に行ったのだが、「本当にレイの両親は名も無き庶民なの!?」とスッキリしない思いに駆られてしまった。

というのも、問題のシーンでレンはレイを自分の仲間に加えようと説得しにかかっていて、彼女の両親の話をすることで心を操ろうとしていたのではないか……とも感じるのだ。もしかしたらレイの出生の秘密を隠しているだけで、本当の両親を知っている可能性も考えられる。

これまでを振り返ると、エピソード4~6ではルークの実の父親がダース・ベイダーで、レイア姫が妹だという血縁関係がストーリーの大きな軸となっていた。それを考えれば、エピソード6『ジェダイの復讐』の続編に当たる『フォースの覚醒』で、新たに主人公となったレイの両親が何者でもないとは少し考えにくいような気がするのだ。

・鏡のシーンに真実が隠されている……!?

米エンタメ情報サイト『DEN OF GEEK!』は、惑星オクー=トーの洞窟でレイが鏡に映った何人もの自分を目にするシーンについて、「今までの人生でレイは独りだったから、自分の姿しか鏡の中で見つけられなかったのではないか」とも推測。

「それとも、“ジェダイの血筋と関係がないレイは何者にもなれる” という暗喩であるとも考えられるかもしれない」とも述べている。

一方で、ファンの中には「最も強力な暗黒卿パルパティーンが父親ではないか」との説を唱える人も。とにかく、“レイの両親はただの飲んだくれ説” に納得いかない人が多いようだ。

参照元:DEN OF GEEK!(英語)
執筆:Nekolas
Photo:(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

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