思い込みというのは実に恐ろしいもので、ときに “人生半分損したり” もする。
正直、私は人生半分損していた。これまで10年以上も新宿近辺に勤めていながら、しかも黄色と黒の看板をしっかりと視界に入れておきながら、なぜかそこを「カレー屋さん」だと思い込んでいたのだ。
お店の名前は「らんぶる」。その日、なんとなく、入ってみた。本当に、なんとなく、だった。地下へと続く薄暗い狭い階段を降って行くと……
思い込みというのは実に恐ろしいもので、ときに “人生半分損したり” もする。
正直、私は人生半分損していた。これまで10年以上も新宿近辺に勤めていながら、しかも黄色と黒の看板をしっかりと視界に入れておきながら、なぜかそこを「カレー屋さん」だと思い込んでいたのだ。
お店の名前は「らんぶる」。その日、なんとなく、入ってみた。本当に、なんとなく、だった。地下へと続く薄暗い狭い階段を降って行くと……
「なんでこんなもの売ってんの?」フリーマーケットには時々こう聞きたくなるものが置いてあることがある。『アルミック』もそのひとつだった。
ある日筆者がとあるフリマで物色していると、売り場に「戦前のベビーパウダー」と書かれたアルミックという商品が並べられていた。確かに箱はボロボロ、デザインも昭和を感じる懐かしいレトロな雰囲気だ。
店主曰く「未開封なので貴重なものである」とのこと。そうは言っても中身は劣化してエグイんじゃないか? 気になって自分の目で確認することにしたのだが、まさかアルミックの中だけ時間が止まっているとは思っていなかったぜ!
筆者の住んでいる限界集落には、そこそこ昔から人が住んでいたらしい。言い伝えではあるが、平家側についていた落ち武者が逃げてきて住み着いたのがこの集落の始まりなんだとか。
祖母曰く、そんな我らが集落の集会所や祖父母の家には昔の書類やアイテムが結構残っているらしい。一体どんなものがあるのだろう? 気になって発掘してみたら……村の歴史を垣間見た。
田舎の木造駅舎は、都会への旅立ちを見送り、帰郷を温かく迎えてくれる──福岡県田川郡赤村には、まさにそんなストーリーを想像してしまう駅舎がある。九州最古の木造駅舎、平成筑豊鉄道田川線の「油須原駅(ゆすばるえき)」だ。
古き良き時代の風景がそのまま残る駅、そして沿線の風景は、わざわざ見に行く価値がある……とはいえ、なかなか気軽に旅行には行けないと思うので、記事を通じてぜひ現地のぬくもりを感じてみてほしい。1895年(明治28年)、開業当時のままの駅舎をどうぞ。
埼玉県秩父市には、古き良き時代の面影を残すモダンレトロな建物が数多く残っている。なかでも秩父神社の参道になっている「番場通り」は石畳が整備され、まさに直球ド真ん中の “昭和レトロ” が満喫できる商店街だ。そんな街並みを眺めていれば当然……
レトロな食堂に入りたくなる。そこで今回は、商店街から1本入った路地にある『パリー食堂』に入ることにした。圧倒的なオーラを漂わせる外観は、昭和初期から昭和30年代にかけての秩父の賑わいを伝える「登録有形文化財」に指定されているという。すんげえレトロだ。
私(佐藤)は「ルノアール」を頻繁に利用する、ルノアーラー(ルノアールを愛する人)だ。コーヒーを飲みながらくつろぐことのできる最高の喫茶店、それがルノアールだと思っている。
だがしかし! 最近登場した新商品の情報をまったくキャッチしていなかった。ルノアーラーであるにも関わらず、なんという失態……。これはお詫びをお伝えしなければならない。ルノアールが「レトロプリン」を発売したことに気づかず、申し訳ありませんでした!
2021年2月25日から Nintendo Switchで配信が予定されている『帰ってきた魔界村』。知らない人のためにいちおう説明しておくと、これは1985年に登場した『魔界村』シリーズの最新作。魔界へと連れ去られた王女を救い出すため、プレイヤーは騎士「アーサー」を操作して魔物に挑む。
ただ、悪魔的な難易度だからそう簡単に王女を救えないのが魔界村というゲームでもある。いわゆる死にゲーというジャンルだが、どうやら最新作にも死のDNAは受け継がれているらしい。そいつは楽しませてもらえそうだ……ってそういえば、魔界村ってどれくらい死ぬんだったっけ?
「あ、なんかいいな」と思うコトやモノがある。なにがどう「いい」のか、うまく表現できないのだが、とにかく「なんかいいな」と思う瞬間があるのだ。最近わたしが体験した「なんかいいな」は、ダイソーで見かけた冷水筒だった。
ソレは水とか麦茶とかを入れておく家庭用の水筒なのだが、もう目に入った瞬間に「あ、なんかいいな」とつぶやいていた。この水筒に関しては、そういう人、多い気がする。そして買う人も多い気がする。
クリームソーダといえば、爽やかなメロンソーダと濃厚なバニラアイスの無敵過ぎる組み合わせで、100年前から人気である。今では昭和レトロな純喫茶の定番メニューとして落ち着いている印象だが、たま~に死ぬほど飲みたくなるスペシャルなドリンクだ。
つい先日も、福岡県北九州市の「門司中央市場」でどうしてもクリームソーダが飲みたくなってしまった。もともとは老舗喫茶店でカレーを食べるだけのつもりだったが、あまりの雰囲気の良さにクリームソーダにも手を出した次第。う~む、冬でも最高ですわ~。
つい先日、福岡県北九州市の門司港エリアを運転していたら、国内最大級の「たこの滑り台」を見つけた。デカ過ぎィィイイイ! さっそく車をとめてタコに近づいてみると……おや、タコのさらに奥に、謎の機関車が放置されているぞ。おいおい何だアレ?
ということで、タコはスルーして機関車の元へ。ほほう、どうやら放置されているわけではなく、旧型客車を改装したカフェとして営業しているようだ。昭和時代のレトロな雰囲気が楽しめるらしい。マジかよ最高じゃないか。よし、中へ入ってみるぞ!
町を歩けば、だれもがスマホで自撮りをしまくり、気に入った写真をSNSで共有する時代。私たちはそれが当たり前の世界に生きている。
しかーし、かの坂本龍馬が長崎の写真館に立ち寄った約160年前。写真撮影というのは、それこそ半日がかりの大仕事だった。
高価な機材と薬剤。被写体はレンズの前で数十秒間も息を止め、くたくたに疲れ果てた挙げ句、「もしや、魂を抜かれたのではなかろうか」などと不安におののく。写真撮影とは、それほど大それた行為だった。
そんな幕末から明治にかけての古典的な写真技法「湿板写真」が復元され、最近密かに人気を集めていると聞いた私は、子々孫々に龍馬のような威厳ある肖像写真を残すべく、ある写真館の門を叩いた。
福岡県といえば「もつ鍋」「水炊き」から「ラーメン」「明太子」まで、グルメの話題には事欠かない街なのだが、誰もが知っている観光名所が意外と少なかったりする。最近では「令和」ゆかりの地として、太宰府市の坂本八幡宮が注目を集めたくらいではないだろうか。
そこで今回は、この令和時代だからこそ訪れるべき『日本の名車歴史館』を紹介したい。こちら平成を飛び越えて、昭和20~40年代に活躍した国産車(四輪・三輪・二輪)が60台以上ズラリと展示されているのだ。実際に行ってタイムスリップ気分を味わってきたぞ!
飲食店は人気になればなるほど行列を作る。何人もの人々が連なるように並び、数十分、ときには数時間をじっと待つ。「待つことに意味があるんだ」と豪語する人は、並ぶ行為そのものが好きなようだ。彼らの熱意に頭が下がる。
しかし時間的な制約で待てなかったり、行列が苦手だったりする人もいる。行列に並べない人は美味しい料理にありつけないのだろうか? そこで筆者はこんなことを考えた。じゃあ別の美味しいお店に行けばいいやん?
常に時代の最先端を突き進むスタバこと、スターバックスコーヒー。スタバというと、何だかんだでオシャレなイメージがあるように思う。洗練された、と言ってもいいだろう。ところがスタバさん、今度は “純喫茶風” になるようです。
スタバの会員向けに先行告知された情報によると、2019年5月15日より「スタアバックス珈琲」なる新プロモーションがスタート。同時に新作『プリン アラモード フラペチーノ』を始めとした、ちょっとレトロなメニューが期間限定で発売されるとのことだ。これは強力……!
ロシア最大の銃器メーカーであるカラシニコフ社。同社の開発した自動小銃「AK-47」が世界で最も多く使われた軍用銃としてギネス世界記録に登録されていることは、銃器ファンの間であまりにも有名な話だ。
どうやら、そのカラシニコフ社が今、電気自動車を開発中らしい。きっと超アーミーでいかにも強そうなデザインに仕上がっているに違いない……と思いながらデザインを見てみたところ、な、何だこれは!
1888年の今日、4月13日。東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業した。ちなみに1888年は、日本史的には枢密院が設置された日だぞ。そのため、本日4月13日は「喫茶店の日」と制定されたのだ。テストには出ないと思うけど、覚えておいてくれよな。
いつもはスタバだ、ドトールだ、スタバだと騒いでいる諸君も、今日くらいはカフェではなく、喫茶店に行ってみてはどうだろう? 特に若い人にとっては、喫茶店の方がちょっと入りづらいかもしれないが、とっておきの素敵なお店を教えてあげるからさ!
イラストは描かれた時代の流行がわかるだけでなく、文化も知ることができる。描かれているファッションやアイテムなどが懐かしかったり逆に新しかったり。特にイラスト集はその時代を集約したものも多いと思う。
そんなイラスト集なのだが、ひょんなことから40年以上前に発行された中国のものを手に入れたのでご紹介したい。日本の40年前と何が違うのかを見ていただきたい。
ミュージカル・ロマンス映画『ラ・ラ・ランド』は、第89回アカデミー賞で史上最多となる14部門にノミネートされ、最有力候補と見なされていた作品だ。
残念ながら作品賞の受賞は逃してしまったが、日本でも絶賛公開中でデートにピッタリな映画だと注目を集めている。そんな話題作を、昔のビデオゲームっぽい8ビット風にしたらこうなったって動画が、超キュートなので紹介することにしたい。
映画は、もっとも気軽に楽しめるエンタメだ。その一方で、近年、映画館に足を運ぶ人が減っているという。県庁所在地から映画館が消滅した地域もあるというが、そんな状況下で100年以上の歴史を持つ現役シアターが存在するのをご存知だろうか?
そう、明治生まれの105才! もちろん日本最古級!! 3Dや4Dが流行するなか、ほぼ当時のたたずまいで営業中なのだ。一見、時代に逆行しているようにも聞こえるが、一体どんな映画館なのか。実際に行ってみた!
2016年7月、国内で唯一、VHSデッキを製造していた船井電機が生産を終了し、ついに日本でもVHSの時代が終焉を迎えた。デッキで再生することはないものの、VHSの映画などが家に残っているという人は、今でも結構いるのではないだろうか。
レンタルビデオ店でビデオの背表紙を見ながら、どの映画を見ようか迷っていた頃を思い出すと、強烈なノスタルジアを感じてしまう人もいるに違いない。そんな、感傷的な想いに浸ってしまうVHSだが、現代の映画作品を「80年代風VHSパッケージ」に、再現してしまうアーティストが登場! 彼の作品が、レトロ感満載で超カッチョいいので紹介したいと思う。