つい最近、地元にラスボスがいるのを発見した。いきなりよくわからないことを言い出したので「RPGのやりすぎでは?」と思われたかもしれないが、確かに筆者はRPGをやりすぎている。しかし妄想などではない。正真正銘のラスボスである。
正確に言えば、筆者が生来住んでいる東京都・練馬区に「ラスト・ボス」という名前のつけ麺屋があるのだ。極めて独特な店名だ。そのようなお店は見たことがない。興味が湧きすぎたので店内に入ってみたところ、想像の何倍も深い由来が判明した。
つい最近、地元にラスボスがいるのを発見した。いきなりよくわからないことを言い出したので「RPGのやりすぎでは?」と思われたかもしれないが、確かに筆者はRPGをやりすぎている。しかし妄想などではない。正真正銘のラスボスである。
正確に言えば、筆者が生来住んでいる東京都・練馬区に「ラスト・ボス」という名前のつけ麺屋があるのだ。極めて独特な店名だ。そのようなお店は見たことがない。興味が湧きすぎたので店内に入ってみたところ、想像の何倍も深い由来が判明した。
最近、自分の心情にとある変化が起こっている。以前に親子丼のルーツとされるお店を訪れた時からその兆候はあった。何かと言えば「発祥フェチ」である。何らかのグルメが創始された地を訪れると、著しく興奮してしまうようになった。
「発祥フェチ」を発症した筆者は、このたびスイーツの代表格であるショートケーキの始まりが気になりだした。スポンジ、ホイップクリーム、イチゴによって構成された甘美集合体……あの幸福ジェネレーターはいかにして発明されたのか。そして発祥の地の味はどんなものなのか。
いつからだろう、焼きそばが「B級グルメ」と呼ばれるようになったのは。この「B級」はポジティブな意味合いではあるが、しかし序列で言えば「A」よりも下だ。もしかしたら、焼きそば側は「B級」と呼ばれることを良しとしていないかもしれない。我々は今、焼きそばの声に耳を傾けるべき時期に来ているのではないか。
食い意地の張ったシャーマンみたいなことを書いてしまったが、これには理由がある。焼きそば界隈に一石を投じるかのように、ただの「B級」ではなく「S級寄りのB級」と称して、「スーパー焼きそば」なるメニューを提供しているお店の存在を知ったからだ。
自分でもどうしてなのかと思う。定食屋のメニューでもホテルのバイキングでもコンビニの商品棚でも、ひとたび視界にから揚げをとらえると、つい飢餓感を覚えてしまう。この世のあらゆるから揚げに興奮してしまう。もしから揚げが法外に高い世界だったら、私はたやすく破滅を迎えていただろう。
そんな重篤な筆者だが、先日見つけたから揚げ専門店のとあるメニューについては、少し異なる感情を抱いている。そのお店ではなんと「からあげ版ひつまぶし」が食べられるらしく、大変心惹かれたものの……一方で気がかりな部分もあった。
言わずと知れたグルメサイト「食べログ」。以前に食べログ「ラーメン部門」全国1位のお店を訪れたら爆裂大当たりだったため、それ以来、筆者は当該サイトのブックマーク名を「食べログ大明神」に変更し、よりいっそう参考にさせてもらっている。
むろん盲目的に信じ込むのはよくないが、新たな出会いをくれることは確かなので、今回は「パスタ部門」全国1位のお店を訪れてみることにした。場所は銀座である。さぞかしオシャン度の高いお店なのだろうと想像していたところ……意外な光景が待ち受けていた。
食事において、料理の入っている器が与える影響というのは大きいと思う。料理全体の印象を左右しうる要素だろう。美しく気品のある器だと気分も変わるし、なんかよくわからない汚らしい器がお店で出てきた経験は一度もない。
例えば普段食べているラーメンでも、器が変われば新鮮な体験ができるかもしれない。そう思わせてくれたのは、有名とんこつラーメンチェーン「一蘭」が銀座に新たにオープンする「銀座一蘭」で、ラーメンを重箱に入れて提供するというニュースだ。早速10月10日の開店当日に現地を訪れてみることにした。
突然だが、皆さんは「幻のチーズケーキ」をご存知だろうか。鬱蒼と草木が生い茂る秘境で50年に1度だけ咲くチーズケーキとかそういうことではなく、「幻」とはいえ割と普通に日本全国で食べられる品物だ。そして「幻のチーズケーキ」は通称ではなく商品名である。
何故そんな商品名なのかと言えば、人気パティスリーである「CRIOLLO(クリオロ)」が作っているこのチーズケーキ、なんと「10分間で2000本売れた」という伝説を有しているのだ。伝説に弱い人間であるところの筆者は、好奇心のままに実食を試みることにした。
国民的支持を得ているアニメ制作会社スタジオジブリ。その初の映画作品である『天空の城ラピュタ』は特に人気が高いように思う。実際、再放送のたびに老若男女問わず多くの人々が沸き立っている。日本を代表するアニメ映画と表しても過言ではないだろう。
だがしかし、驚くべきことに私(西本)はそんな『ラピュタ』を観たことがない。30年間生きてきて今まで1度もである。さすがにそろそろ観ておかねばと焦燥感が募り始めていたのだが、先日、折よく再放送があったのでようやく初視聴にこぎつけることができた。そして私は、『ラピュタ』を通じて深い絶望を味わうことになったのだ。
先日、セブンとのコラボでお馴染みの人気ラーメン店「中華蕎麦 とみ田」を初訪問した際のことを記事に書いたのだが、その後ロケットニュースのリクエストボックスに1通のメールが届いた。
連絡をくださった方は、「とみ田」のある千葉県・松戸市に約30年住んでいるのだという。その方いわく、松戸には「とみ田」と双璧をなす「兎に角(とにかく)」という “もう1つの名ラーメン店” が存在するらしく、同店の取材をしてほしいとのことだった。
「『とみ田』に行ったなら『兎に角』も取材しないと、松戸市民を敵に回すことになるやもしれません」とも書かれていた。怖い。いくらなんでも松戸市民総出で襲われたらひとたまりもない。それに何よりその名店が気になる。というわけで、さっそく現地に向かった。
何事にも起源というものがある。先日親子丼を食べていた際、ふとそのルーツが気になった。一体どのようにして、どこで生まれたのか。決してある日突然、天から無数の親子丼が降り注いできたわけではあるまい。
調べてみたところ、発祥の地とされている「鳥料理 玉ひで」というお店が東京・人形町にあることがわかった。そこではどんな親子丼が拝めるのだろう。さっそく興味の赴くまま、「親子丼の親」であるお店を訪れてみることにした。
前々から思っていたのだが、雑炊やおじやのあの特別感は何なのだろう。高級な料理というわけではない。むしろ突き詰めれば「濡れた米」にすぎないと言っていいくらいなのに、妙に心が引きつけられる魅力がある。共感してくれる方もいるのではなかろうか。
さて、今回はおじやにスポットライトを当てていきたい。というのも、先日「おじやを看板メニューとして打ち出しているカフェがある」との情報を入手したからである。無類の特別感を味わえる気しかしなかったので、現地に足を運んでみることにした。
日頃お世話になっているのに、1度もお目にかかったことがない──私にとって「中華蕎麦 とみ田」というラーメン屋はそういう存在だった。セブンイレブンとのコラボレーションでその名前を知っている方は多いだろう。私もセブンの「とみ田」監修のつけ麺をよく食べている。
しかし実際にお店に行ったことはない。そろそろ「とみ田」の真髄に触れてみるべきではないか。そして触れたことを知人や一族郎党に自慢して回るべきではないか。そんな思いに駆られた私は、速やかに出かける準備に取りかかり、現地を訪れたのだが……その際、とんでもない失敗を犯してしまった。
人間は欲深い生き物だ。行き過ぎた願いと知りながら、胸を震わす衝動を抑えることは難しい。生まれ持った業というものなのだろう。例えば先日、筆者はまぐろの赤身とトロとネギトロを同時に食べたくて仕方がなかった。
そこで調べてみたところ、赤身・トロ・ネギトロの3つを1つの丼に盛り込んだ「まぐろの三色丼」を提供するお店があるらしいとの噂を聞きつけた。なんとも魅力的である。だが……3色? 脳裏に「ある懸念」が芽生えるのを感じつつも、欲望には抗えず現地に向かった。
突然だが、読者の皆さんの願いは何だろうか。「長生き」や「世界平和」など様々だと思うが、筆者の願いは「家系ラーメンを食べられるお店の増加」である。家系中毒者はいつ禁断症状に見舞われるかわからない。補給地点が多いに越したことはないのだ。
こってりインフラの整備がよりいっそう進むことを願っていたところに、朗報が飛び込んできた。なんとあのかっぱ寿司が家系ラーメンを始めるらしい。しかもトッピングが他の家系とは一線を画しているのだとか。飢えた筆者はその新メニューの先行試食会に前傾姿勢で急行した。
それなりに暑いかと思えば急に涼しくなったりもする。東京住まいの筆者はこうした近頃の微妙な気候において何を食べればいいか迷いがちなのだが、皆さんいかがお過ごしだろうか。熱いものにも冷たいものにも食指が動かず、「ちょうど良いメニュー」を探すのに苦労することってないだろうか。
何か解決策はないものかと調べていたところ、すこぶる有益な情報を入手した。東京のとあるそば屋では、温かすぎず冷たすぎない「ぬるいそば」を提供しているのだという。こんなにちょうど良いメニューが他にあるだろうか。胸を弾ませて現地に向かった。
新しいものなどそうそう出てこないだろうと思っていても、思いもよらぬ方向から見たことのないものが不意打ちを食らわせてくる。ラーメン業界にはそういう節があると思う。なんでも最近、「振って食べるラーメン」なるものを提供するお店が東京でオープンしたらしい。
ラーメンを「振って食べる」とはどういうことなのか。普通の丼入りのラーメンを振ろうものなら、辺りがスープまみれになってしまう。しかも「振って食べるラーメン」は、アメリカで人気を博しているらしい。アメリカの人々はスープまみれになっていやしないだろうか……などと思っていたが、どうもこちらの想像とは違うようだ。
健康志向の高まりとともに注目を集めつつある完全栄養食。健康の維持に必要な栄養が凝縮されている点が特徴で、急速に研究が進められている分野だが、なんとこのたび日清食品から「完全栄養食の油そば」が発売された。
その情報を聞いた時の筆者の心境を一言で表すなら、「魔法を使ったのか?」である。ジャンクの中のジャンク、極限ジャンク食のイメージが強い油そばをヘルシーに仕上げるなど、魔術的手段に訴えない限り困難に思える。さっそく実際の食べ心地を確かめてみることにした。
思えば失敗ばかりの人生だった。こんな風に書くと「重めの自伝が始まった」と思われそうだが、安心してほしい、これはハンバーガーの話だ。包み紙に入ってないタイプのハンバーガーを食べる時、結構な頻度で手が汚れてしまうという話だ。
「次は気を付けよう」とか、「大丈夫、私ならできる」などと自分に言い聞かせても、バンズから飛び出る具材には抗えない日々を送ってきた。そんな風に失敗ばかり繰り返してきたのだが……ある日とうとう見つけてしまった。絶対に手が汚れないというハンバーガー屋を。
エアガンや水鉄砲など、子どもに限らず大人も楽しめるおもちゃ銃。使われる弾丸はBB弾やゴム弾、はたまた水だったりと様々だが、このたびなんとトイレットペーパーを弾丸にするおもちゃ銃を発見した。その名も「トイレットペーパーブラスター」である。
説明によると、水とトイレットペーパーを融合させて弾丸を精製するらしい。仰天のシステムではあるが、しかし「ビチョビチョのトイレットペーパー」ってこの世で最も爽快感から縁遠いものの1つではないだろうか。その銃は本当に楽しいのだろうか。逆に興味が湧いてきたので遊んでみることにした。
「家系」と「二郎」。一般的には「家の系譜」を意味したり「次男に付けられることが多い名前」だったりする2文字だが、こってりラーメン好きにとってはそれらの意味合いは変わる。「家系ラーメン」と「二郎系ラーメン」は、どちらも堅固な支持層を抱えた人気流派だ。
そんな巨頭同士が組み合わさったラーメンが存在することを皆さんはご存知だろうか。個性の強い両者の奇跡のコラボとも言うべきそのラーメンの名前は、ストレートに「家系二郎」。果たして「混ぜるな危険」なのか、それとも「混ぜれば悦楽」なのか。