2024年4月30日、東京・杉並区のJR高円寺駅高架下に「いぶきうどん」というお店がオープンする。JR吉祥寺駅の高架下にもお店があり、都内4店舗目の出店(※)となるうどん屋さんだ。

以前から吉祥寺にお店があるのは知っていたけど利用したことはなく、てっきり個人店だとばかり思っていた。気になって調べてみたところ……、アノ大手のお店だった! ウソだろ、うどん屋を出すなんて!?

・まさかのアノ会社!

吉祥寺のお店は2017年頃にオープンしていたそうだ。割と頻繁にこの界隈に行くのだが、オープン当初のことを覚えていない。気づいたらお店ができていて、いつも混雑している。そんな印象しかない。


お店は基本立ち食いらしい。外観から五反田の老舗「おにやんま」に近い雰囲気を感じる。


表の黒板を見ると、春の限定メニューに「あさりうどん」がある。そういえば、うちの編集部にやたらあさりうどんにうるさいおじさん(P.K.サンジュン)がいたなあ。


彼は丸亀のあさりうどんにこだわっていたんだっけ。都内であさりうどんを取り扱っている店舗が少ないから、ついに妄想で食べる悲しい決意をしたんだっけな。そんなに食いたいのか……。



それはさておき、いぶきうどんは多分個人店ではないんじゃないかな。30日にオープンする高円寺のお店を見たけど、めちゃくちゃデカかったものな。どこか大手が運営してたりして……

入店を待つ間にスマホで検索してみると、お店の情報を記載したサイトを発見した。


え? これってもしかして……


トリドール!! 丸亀製麺のトリドールやないかい!



トリドールが丸亀とは別にうどん屋を出してたなんて、全然知らなかったぞ! ということは、都内の丸亀ではあさりうどんを提供していないけど、ここならトリドールのあさりうどんが食えるってことだよな?

あさりうどんおじさんはこの事実を知らなかったか。わざわざ妄想であさりうどん食う必要もなかったのに。残念~!!



・立ち食いでも安くはない

本題に戻ろう。このお店は店内一方通行である。入口の券売機で食券を買ってスタッフに渡し、メニューが出てきたら好きな場所で食べる。基本は立ち食いだが、奥に小さなテーブルが2つ(2人がけ)用意されている。食べ終わったら出口に食器を返却して退店。


メニューを見てみると……あれ? 立ち食いの割にそんなに安くないかな? あるいは、丸亀が安すぎるのか? 量などの差が分からないので単純に比較はできないが、かけうどんもぶっかけうどんも丸亀の並と一緒で税込390円。

釜揚げは丸亀の並が税込340円に対して、こっちは税込390円だ。なのに釜玉は丸亀の並が税込500円なのに、こっちは税込470円。メニューによって値段はマチマチなのかな?


ついでにいうと、あさりうどんはこっちが880円で、丸亀の並は790円である。


今回私は「あさりうどん」(並 880円)と「舞茸天」(税込310円)を注文した。提供を待つ間にカウンターを見ると、トッピング用に天かす・ねぎ・生姜がある。この3点は丸亀と一緒。


その向こうにあるのが、煎ったいりこだ。いりこ出汁がお店の売りなので、これもトッピングとして用意されている。



・いぶきうどんの味

これがいぶきのうどんです。


おお! うどんの上にあさりが山盛り! 丸亀にも劣らない量なんじゃないかな。


サンジュンよ、これがあさりうどんだよ。君が食べたいと言っていたヤツだ。君にも食べさせてあげたかった……


そう思いながら出汁をすすってみると、かなりあっさりとして薄味。個人的にはもう少し濃い味の方が好みかも。少ししょう油を垂らして、味を締めてやるとちょうど良くなった。


うどんは丸亀よりもコシが弱い気がする。ズバっとすするというよりも、ヌルっと吸い上げるような食感だ。


天ぷらは丸亀とほぼ同じ。うどんほど明白な味の差を感じなかった。


最後にいりこを加えたら、香ばしさと旨味がプラスされてより美味しくなった。これもまた丸亀にはない魅力のひとつかもしれない。


それにしても、丸亀製麺という一大看板がありながら、ひそかにサブブランドのうどん屋を展開しているとは。今後いぶきうどんはどう展開していくのだろうか? これからが気になるところである。


・今回訪問した店舗の情報

店名 いぶきうどん 吉祥寺店
住所 東京都武蔵野市御殿山1-1-1
時間 11:00~22:00(L.O.21:30)

※【追記】2024年5月1日 14時30分
当初「都内2店舗目の出店」と書いておりましたが、あらためて調べてみたところ、2店どころか4店もあることがわかりました。大変失礼いたしました。

参考リンク:丸亀製麵トリドール
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24