西本大紀 (Daiki Nishimoto)

ライター

無趣味・無特技・無職歴の3Mが揃った「無」を司る者。ライターの仕事を通じてそれらを獲得しようと画策している。唐揚げとラーメンが好き。少年ジャンプを15年以上購読している。子供おじさん。東京都練馬区出身。

「西本大紀」担当の記事 (8ページ目)

【高級仕様】「銀座一蘭」の “重箱ラーメン” のこだわりっぷりに屈服させられた / 強いて欠点を挙げるなら…

食事において、料理の入っている器が与える影響というのは大きいと思う。料理全体の印象を左右しうる要素だろう。美しく気品のある器だと気分も変わるし、なんかよくわからない汚らしい器がお店で出てきた経験は一度もない。

例えば普段食べているラーメンでも、器が変われば新鮮な体験ができるかもしれない。そう思わせてくれたのは、有名とんこつラーメンチェーン「一蘭」が銀座に新たにオープンする「銀座一蘭」で、ラーメンを重箱に入れて提供するというニュースだ。早速10月10日の開店当日に現地を訪れてみることにした。

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10分間で2000本売れた “幻のチーズケーキ” を前にして、過去最大にうならされた / 東京・小竹向原「CRIOLLO(クリオロ)」

突然だが、皆さんは「幻のチーズケーキ」をご存知だろうか。鬱蒼と草木が生い茂る秘境で50年に1度だけ咲くチーズケーキとかそういうことではなく、「幻」とはいえ割と普通に日本全国で食べられる品物だ。そして「幻のチーズケーキ」は通称ではなく商品名である。

何故そんな商品名なのかと言えば、人気パティスリーである「CRIOLLO(クリオロ)」が作っているこのチーズケーキ、なんと「10分間で2000本売れた」という伝説を有しているのだ。伝説に弱い人間であるところの筆者は、好奇心のままに実食を試みることにした。

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三十路の男が初めて「ラピュタ」を視聴した結果、深い絶望を味わうことになった

国民的支持を得ているアニメ制作会社スタジオジブリ。その初の映画作品である『天空の城ラピュタ』は特に人気が高いように思う。実際、再放送のたびに老若男女問わず多くの人々が沸き立っている。日本を代表するアニメ映画と表しても過言ではないだろう。

だがしかし、驚くべきことに私(西本)はそんな『ラピュタ』を観たことがない。30年間生きてきて今まで1度もである。さすがにそろそろ観ておかねばと焦燥感が募り始めていたのだが、先日、折よく再放送があったのでようやく初視聴にこぎつけることができた。そして私は、『ラピュタ』を通じて深い絶望を味わうことになったのだ。

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「中華蕎麦 とみ田」と双璧をなすらしいラーメン店「兎に角」に行ってみたら、致命的な失敗を犯してしまった話

先日、セブンとのコラボでお馴染みの人気ラーメン店「中華蕎麦 とみ田」を初訪問した際のことを記事に書いたのだが、その後ロケットニュースのリクエストボックスに1通のメールが届いた。

連絡をくださった方は、「とみ田」のある千葉県・松戸市に約30年住んでいるのだという。その方いわく、松戸には「とみ田」と双璧をなす「兎に角(とにかく)」という “もう1つの名ラーメン店” が存在するらしく、同店の取材をしてほしいとのことだった。

「『とみ田』に行ったなら『兎に角』も取材しないと、松戸市民を敵に回すことになるやもしれません」とも書かれていた。怖い。いくらなんでも松戸市民総出で襲われたらひとたまりもない。それに何よりその名店が気になる。というわけで、さっそく現地に向かった。

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親子丼発祥といわれるお店に行ってみたら、もはや親子丼を食べている気がしなかった / 東京・人形町「鳥料理 玉ひで」

何事にも起源というものがある。先日親子丼を食べていた際、ふとそのルーツが気になった。一体どのようにして、どこで生まれたのか。決してある日突然、天から無数の親子丼が降り注いできたわけではあるまい。

調べてみたところ、発祥の地とされている「鳥料理 玉ひで」というお店が東京・人形町にあることがわかった。そこではどんな親子丼が拝めるのだろう。さっそく興味の赴くまま、「親子丼の親」であるお店を訪れてみることにした。

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「日本唯一のおじや専門店」がなぜか原宿のオシャレなカフェだった / そしてかつてないほどオシャレなおじやに震えた

前々から思っていたのだが、雑炊やおじやのあの特別感は何なのだろう。高級な料理というわけではない。むしろ突き詰めれば「濡れた米」にすぎないと言っていいくらいなのに、妙に心が引きつけられる魅力がある。共感してくれる方もいるのではなかろうか。

さて、今回はおじやにスポットライトを当てていきたい。というのも、先日「おじやを看板メニューとして打ち出しているカフェがある」との情報を入手したからである。無類の特別感を味わえる気しかしなかったので、現地に足を運んでみることにした。

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セブンとのコラボでお馴染みの「中華蕎麦 とみ田」に初めて行ってみたら、とんでもない失敗を犯してしまった話

日頃お世話になっているのに、1度もお目にかかったことがない──私にとって「中華蕎麦 とみ田」というラーメン屋はそういう存在だった。セブンイレブンとのコラボレーションでその名前を知っている方は多いだろう。私もセブンの「とみ田」監修のつけ麺をよく食べている。

しかし実際にお店に行ったことはない。そろそろ「とみ田」の真髄に触れてみるべきではないか。そして触れたことを知人や一族郎党に自慢して回るべきではないか。そんな思いに駆られた私は、速やかに出かける準備に取りかかり、現地を訪れたのだが……その際、とんでもない失敗を犯してしまった

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メチャクチャ色がわかりづらい「まぐろの三色丼」が色なんてどうでもいいくらい絶品だった / 赤身・トロ・ネギトロが織りなす個性豊かな美味しさ

人間は欲深い生き物だ。行き過ぎた願いと知りながら、胸を震わす衝動を抑えることは難しい。生まれ持った業というものなのだろう。例えば先日、筆者はまぐろの赤身とトロとネギトロを同時に食べたくて仕方がなかった。

そこで調べてみたところ、赤身・トロ・ネギトロの3つを1つの丼に盛り込んだ「まぐろの三色丼」を提供するお店があるらしいとの噂を聞きつけた。なんとも魅力的である。だが……3色? 脳裏に「ある懸念」が芽生えるのを感じつつも、欲望には抗えず現地に向かった。

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提供:カッパ・クリエイト

かっぱ寿司が本気で作った「家系ラーメン」を食べてみたら寿司屋ならではのトッピングがヤバかった

突然だが、読者の皆さんの願いは何だろうか。「長生き」や「世界平和」など様々だと思うが、筆者の願いは「家系ラーメンを食べられるお店の増加」である。家系中毒者はいつ禁断症状に見舞われるかわからない。補給地点が多いに越したことはないのだ。

こってりインフラの整備がよりいっそう進むことを願っていたところに、朗報が飛び込んできた。なんとあのかっぱ寿司が家系ラーメンを始めるらしい。しかもトッピングが他の家系とは一線を画しているのだとか。飢えた筆者はその新メニューの先行試食会に前傾姿勢で急行した。

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斬新すぎる「ぬるいそば」が食べられるそば屋を訪れてみた / どんな季節でも美味しくいけそうな安心感がすごい

それなりに暑いかと思えば急に涼しくなったりもする。東京住まいの筆者はこうした近頃の微妙な気候において何を食べればいいか迷いがちなのだが、皆さんいかがお過ごしだろうか。熱いものにも冷たいものにも食指が動かず、「ちょうど良いメニュー」を探すのに苦労することってないだろうか。

何か解決策はないものかと調べていたところ、すこぶる有益な情報を入手した。東京のとあるそば屋では、温かすぎず冷たすぎない「ぬるいそば」を提供しているのだという。こんなにちょうど良いメニューが他にあるだろうか。胸を弾ませて現地に向かった。

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アメリカで人気らしい「振って食べるラーメン」を味わってみた / 今までに食べたどのラーメンとも違う味がする

新しいものなどそうそう出てこないだろうと思っていても、思いもよらぬ方向から見たことのないものが不意打ちを食らわせてくる。ラーメン業界にはそういう節があると思う。なんでも最近、「振って食べるラーメン」なるものを提供するお店が東京でオープンしたらしい。

ラーメンを「振って食べる」とはどういうことなのか。普通の丼入りのラーメンを振ろうものなら、辺りがスープまみれになってしまう。しかも「振って食べるラーメン」は、アメリカで人気を博しているらしい。アメリカの人々はスープまみれになっていやしないだろうか……などと思っていたが、どうもこちらの想像とは違うようだ。

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“完全栄養食の油そば” が日清から発売されたので食べてみた /「栄養食もとうとうここまで来たか」感がすごい

健康志向の高まりとともに注目を集めつつある完全栄養食。健康の維持に必要な栄養が凝縮されている点が特徴で、急速に研究が進められている分野だが、なんとこのたび日清食品から「完全栄養食の油そば」が発売された

その情報を聞いた時の筆者の心境を一言で表すなら、「魔法を使ったのか?」である。ジャンクの中のジャンク、極限ジャンク食のイメージが強い油そばをヘルシーに仕上げるなど、魔術的手段に訴えない限り困難に思える。さっそく実際の食べ心地を確かめてみることにした。

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「絶対に手が汚れないハンバーガー屋」で “究極の一品” にかぶりついてきた / 全ハンバーガー屋がこうなってほしいレベル

思えば失敗ばかりの人生だった。こんな風に書くと「重めの自伝が始まった」と思われそうだが、安心してほしい、これはハンバーガーの話だ。包み紙に入ってないタイプのハンバーガーを食べる時、結構な頻度で手が汚れてしまうという話だ。

「次は気を付けよう」とか、「大丈夫、私ならできる」などと自分に言い聞かせても、バンズから飛び出る具材には抗えない日々を送ってきた。そんな風に失敗ばかり繰り返してきたのだが……ある日とうとう見つけてしまった。絶対に手が汚れないというハンバーガー屋を。

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「トイレットペーパーを発射する “おもちゃ銃” 」で遊んでみたら意外なほど爽快だったけど、あまりにも明確な欠点があった

エアガンや水鉄砲など、子どもに限らず大人も楽しめるおもちゃ銃。使われる弾丸はBB弾やゴム弾、はたまた水だったりと様々だが、このたびなんとトイレットペーパーを弾丸にするおもちゃ銃を発見した。その名も「トイレットペーパーブラスター」である。

説明によると、水とトイレットペーパーを融合させて弾丸を精製するらしい。仰天のシステムではあるが、しかし「ビチョビチョのトイレットペーパー」ってこの世で最も爽快感から縁遠いものの1つではないだろうか。その銃は本当に楽しいのだろうか。逆に興味が湧いてきたので遊んでみることにした。

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家系と二郎系が融合した「家系二郎」に “ラーメンの持つ無限の可能性” を見た / 東京・六本木「ラーメン馬場壱家 智の陣」

「家系」と「二郎」。一般的には「家の系譜」を意味したり「次男に付けられることが多い名前」だったりする2文字だが、こってりラーメン好きにとってはそれらの意味合いは変わる。「家系ラーメン」と「二郎系ラーメン」は、どちらも堅固な支持層を抱えた人気流派だ。

そんな巨頭同士が組み合わさったラーメンが存在することを皆さんはご存知だろうか。個性の強い両者の奇跡のコラボとも言うべきそのラーメンの名前は、ストレートに「家系二郎」。果たして「混ぜるな危険」なのか、それとも「混ぜれば悦楽」なのか。

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世界一ふわふわの食パンが知りたければ、世界初の食パン “ワンハンドレッド” を食べよう /「ESPRESSO D WORKS(エスプレッソ・ディー・ワークス)池袋」

人はいつだって “答え” を探して生きている。進むべき正しい道はどれか──あらゆる局面においてその問いはつきまとい、ゆえにこそ人は迷い、悩み続ける。選択と苦悩はそこら中に転がっていると言えよう。

例えば、最もふわふわの食パンとは果たしてどれなのか。そんな困難な問いに対し、筆者は究極の “答え” を見つけてしまったかもしれない。とあるお店では、自身の提供する食パンのことを「世界一ふわふわの食パン」と表現しているのだ。

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“割烹が作る洋風まぜそば” がヒネり効きまくりな上にお手頃価格で実に美味しい / ただし食べられるのは週5時間だけ

皆さんは「割烹」と聞いてどんなイメージを抱くだろうか。料理のラインナップゆえに、ハードルの高さや取っつきにくさを感じる方も多いのではなかろうか。かく言う筆者も、店名の前に「割烹」という単語が付くと、脳の中の気構えを司る部位が活性化してしまうタイプだ。

しかし今回、なんと庶民の愛するまぜそばを提供する割烹があるらしいとの情報を入手した。「でもそれって和風な感じのお高いまぜそばなのでは?」と思いつつ向かってみたところ、良い意味で激烈に裏切られたのでご紹介したい。

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「メチャクチャ細長くて食べにくそうなソフトクリーム」を見つけたので食べてみた結果 → 食べやすいうえにソフトクリームじゃなかった

出会いはいつも思いがけず、突然だ。うだるとは言わないまでも、ややうだる7月下旬のこと。期せずして画期的なお店の情報を入手し、私(西本)はすぐさま全てのことを放り出して現地にひた走った。

店先の看板には、天を目指すように細長く伸びた「ソフトクリーム」の写真。それこそが目当ての品だった。「なんてこぼれやすく食べにくそうで、しかし美味しそうで、奇抜でいて美しいソフトクリームなんだ」と、こみ入った高ぶりを抱いていたのだが……意外な展開が待っていた

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【独特】“一部の人に理解される” と看板を掲げたカレー屋に行ってみた / 良い意味で「看板に偽りあり」ではと思ったが…

そのカレー屋の看板には「一部の人に理解される」と書いてあるらしい。神奈川県横浜市にある「サリサリカリー」というお店だ。日本ではまだ浸透していないパキスタンカレーの専門店なのだという。

それにしても、そんなに人を選ぶカレーなのだろうか。かなり慎ましい文言に思える。「地球人類がひれ伏す味」などと書かれるよりはいいが、いずれにせよお店の看板としては独特だ。何より味が気になる。激しく興味が湧いてきたので足を運んでみることにした。

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家系ラーメン総本山の「吉村家」に行ってみたら、“家系はなぜ流行ったのか” がわかった / でも少し気がかりなこともある

皆さんは家系ラーメンはお好きだろうか。私(西本)はと言えば、誰かに「家系ラーメンおごるよ」と言われたらその人に手放しで心酔するくらいには好きである。あの独特の濃厚スープと太麺に骨の髄まで魅了されている。

しかしこうまで書いておきながら、家系発祥のお店であり呼び名の由来ともなった吉村家には行ったことがない。一度その事実について考えだしたら、自分がとても無為な日々を過ごしていたように思えてきた。行くしかない。

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