もうすぐ小中学生は夏休み。地域によるかもしれないが、私(あひるねこ)が小学生の頃は毎朝近所の公園に集まってラジオ体操をしていたものだ。

当時学校で習った体操は今でも体が覚えている……と思っていたのだが、最近ラジオ体操の公式動画を初めて見て驚いた。

なんと私、ラジオ体操第一の「腕を振って脚を曲げ伸ばす運動」のやり方を、30年以上も間違えていたのである。

・踵(かかと)を上げるのが正解

問題の動きは、ラジオ体操第一の序盤に登場する。一番初めは「伸びの運動」だ。

息を吸いながら腕を前から上げ、吐きながら横から下ろす。深呼吸のような動きである。

そしてその次が「腕を振って脚を曲げ伸ばす運動」。交差した腕を横に振りながら、脚を曲げ伸ばすおなじみの動きだ。


私がラジオ体操を初めて習ったのは、たしか小学1年生の体育の授業だったと記憶している。つまり1992年。今から30年以上前だ。


以来、私はずっと踵を地面にくっつけたまま膝を曲げ伸ばししていた。

ところが、かんぽ生命が運営するYouTubeチャンネル『ラジオ体操チャンネル』で正しい動きを確認してみたところ、驚きの事実が判明する。

なんとこの運動、膝だけではなく踵も上下させるのが正しいやり方らしいのだ。

かんぽ生命の公式サイトに掲載されている図解を参考に、実際にやってみよう。


踵を引き上げ、腕を交差した状態から……。


腕を横に振って脚を曲げ伸ばす。この時も踵は地面につけず、上げたままだ。


その後、腕を振り戻して交差しながら、ここでようやく踵を下ろす。


そしてすぐにまた踵を上げて、最初の動きに戻るのだ。

そう、膝を曲げる時も踵は浮かせたままで、下ろすのは腕を振り戻す時のほんの一瞬。マジか、全然知らなかった……!



・編集部の先輩で検証

1992年から現在に至るまで、ずっと間違ったフォームで体操をしていたことが明らかになった私。だが、もしかしてこれ、私だけではないのでは?

そこで私より2歳上の先輩・原田にもラジオ体操をやってもらうことに。もちろん原田には事前に何も伝えていない。その結果……。


やはり原田も踵を地面につけたまま、脚だけ上下させていた。どうやら私たち世代には、同じように勘違いしている人が意外と多いらしい。


そしてさらに驚いたのが、ラジオ体操第二の「腕と脚を曲げ伸ばす運動」。当時は恥ずかしがる子も多かった、あのゴリラみたいな体操である。

そう、実はあのゴリラ体操も、踵を上げたまま行うのが正しいやり方らしいのだ。実際にやってみよう。

腕を横から振り上げて踵を上げ……。


腕と脚の曲げ伸ばしを弾むように2回行う。この時も踵は上げたままだ。


踵を地面につけるのは、腕を横から振り下ろす時だけである。


・社会人こそラジオ体操

正しいフォームでやると、太ももとふくらはぎへの負荷が段違いに跳ね上がり、これがなかなかにハード。

体操というよりは筋トレに近い。恥ずかしがっている余裕などなくなるので、一度試してみてほしい。



子どもの頃は軽い準備体操くらいにしか思っていなかったラジオ体操だが、実は全身の筋肉を使う非常に優れた運動であることを、30年以上の時を経て思い知った次第だ。

小学生だけではなく、むしろ我々のような運動不足の社会人こそ毎日真剣に取り組むべきなのかもしれない。とりあえず私は、30年以上染み付いたクセを矯正するところから始めたいと思う。

参考リンク:かんぽ生命YouTube
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Spotify(iOS)

▼私も日々の運動不足解消のため、時間がある時はなるべくラジオ体操をするよう心掛けている。Spotifyの音源がおすすめだ。