冷し中華といえば「はじめました」だが、逆に「はじめません」というケースがあるらしい。そんな珍しい姿勢でいるのが、関東で38店舗(2026年7月現在)を展開するチェーンの「中国ラーメン揚州商人」である。

その代わりに出しているのが「冷しタンタン麺」なのだが、なんと昨年4.7万食を完売。今年はさらに進化しているそうな……という話を聞いたらもう居ても立っても居られなくなった。ぜひ食べてみたい!

・冷し中華じゃなくて冷しタンタン麺

ってことで西東京市の田無店へとやってきた。お昼前の時間帯ということもあって、スンナリ入店。実は初めての揚州商人でドキドキする。


メニュー数の多さに圧倒されつつ、期間限定をチェックすると冷しタンタン麺以外にも用意されていた。ただ、やはり冷し中華の姿はなく、中華料理系のお店で取り扱っていないのは珍しい方に入るような気がする。


もちろん注文したのは冷しタンタン麺(1170円 ※店舗エリアによって価格は異なる)。大盛りはプラス250円でできるようで、辛さのレベルは1と控えめだから汗だくになることはなさそうだ。


ちなみに麺は「柳麺」「刀切麺」「揚州麺」「低糖質麺」から選べ、冷しだと「刀切麺」「揚州麺」に対応していなかった。

よって、伝統の細麺と書かれていた「柳麺」をチョイス。柔らかい低加水麺に手を加え、歯切れのあるコシを足した中国柳麺でスープがよく絡むのが特徴らしい。

・いざ実食

さて、それでは実際に食べてみよう。注文から待つことしばし。こちらが揚州商人の……


冷しタンタン麺である!


見た瞬間の感想はオシャレでウマそう。そしてバチバチに辛そうな見た目だなと思いきや、先に書いたように辛さレベルは1だから辛さは口の中にじわ〜と広がってくくらいでちょうどいい。


でもって、口にしてまず感じるのはゴマの濃厚なコク。これだけでも旨味をタップリ感じられるのだが、酢の清涼感もあるから後味は意外なほどスッキリしている。

そこへ甘みのある肉味噌が加わることで、辛さと味のバランスが絶妙なところで収まる。冷たいスープだから重たさはなく、シャキッとしたチンゲンサイの食感もアクセントになっていた。あぁ、これはいいものですなぁ。


もちろん器だけでなく麺もしっかり冷えていて、最後までひんやり。細めの柳麺にもスープがよく絡み、最後まで飽きずに食べられた。これは昨年4.7万食を売り上げたというのも頷ける。

しかも見た目以上にボリュームがあり、食後の満足感も十分。食べ終わる頃には「なるほど、これなら冷し中華を始めなくても戦えるわなぁ」と思ってしまった。

・「冷し中華はじめません」もアリ

結果的に汗もじんわりとかく程度。個人的に辛いものを食べると汗が止まらないタイプなのだが、これなら夏本番でもどんとこいであった。

なお、「冷しタンタン麺」は首都圏38店舗で提供中で、販売は10月中旬頃までを予定している。

冷やし中華が定番の季節に、あえて別の一杯で勝負する揚州商人。その理由を確かめたい人は、一度食べてみる価値があるだろう。


・今回ご紹介した店舗の詳細

名前 中国ラーメン揚州商人 田無店
住所 東京都西東京市芝久保町4丁目12-49
営業時間 11:00〜翌朝4:30(LO4:00)

参考リンク:中国ラーメン揚州商人PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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