「中華屋のチャーハン」をマネすることが困難な理由は “火力” にあると言われている。最近ではIHタイプの普及により、ますます家庭用コンロではあのパラパラ感を再現しづらくなったように思う。「米と卵を混ぜておく」等の裏ワザも個人的にはイマイチだ。
そんなワケで中華屋さんに敬意を込めて、私はお店で食べるものを『チャーハン』、自宅で作るのを『焼き飯』と呼び分けることにしている。いわば別モノという解釈だ。日によって「焼き飯の気分」「チャーハンの気分」とがあり、どちらもかけがえのない存在なのです。
ところが……ここのところ新型コロナの影響で、なじみの中華屋さんの閉店が早まってしまったのである。これじゃチャーハンが食べられないじゃないか!