この年末は例年に比べて、年明けに向けた準備が早い気がする。実際、当サイト名物の福袋企画も、すでに2023年を待たずして36本(2022年12月28日15時半現在)も公開している。まだ年明けてないんですけど!

そんな状況で大手回転寿司「くら寿司」は、1人用のおせち「こせち」(税込770円)の販売を開始した。食べに行ったところ、その見た目のわびしさに驚いただけでなく、コレ凍ってないか? となってしまった……。

・1人用おせち「こせち」

訪ねたのは東京・西新宿店だ。くら寿司を利用するのは久しぶりなんだけど、最近この店混んでるんだよねえ。今日はどのくらい待つことになるかな? 30分くらいなら待てるんだけど……


入店して受付端末を見ると「ただいま満席です」と表示されている。やはりな、すでに学生は冬休みに入っているので入店待ちをしている若い子も多いな。


ちなみに待ち時間は……、ナニ! 67分だと!?


腹が減り過ぎて、もうガマンの限界。ここで60分も待っていられないので、ちょっと飯食いに行こう……


~~ 約1時間後 ~~


戻ってみると混雑は解消され、私(佐藤)の受付番号の呼び出しはとっくに過ぎていた。スタッフに尋ねると、席が空いていたのでカウンターの端の席を用意してもらうことができた。

さて、おせちを食うか。外で食ってきたのでおせちを食う分しか、お腹に空きがないな。


電子端末の「フェア」の項目を確認すると……、コレだな。1人用おせちの「こせち」は



途中退出していたとはいえ、席に着くまでに1時間かかっている。早いところ食べてズラかりたいところなのだが、来ない……。こせちが手元に来ない。目の前のレーンを他の客の寿司が通過していくだけで、私の前には何も止まらない……。まあ、昼にあれだけ混んでいたら、多少提供が滞っても仕方ない。待つしかなかろう。


5分経過


10分経過


15分経過


間もなく20分経とうとしている。そろそろスタッフに尋ねるべきだろうか? いや待て、今作っているはずだから、もう少し様子を見よう。いやでも聞くだけ聞いてみようかな……。う~ん、どうしよう……



と迷っていたら、こせち来た!


高野豆腐・焼き海老・きぬさや・かぼちゃ煮・椎茸煮・さつまいも煮・紅白のかまぼこの全8種。高野豆腐には「寿」の焼き印が入っている。さっそく食べてみると……、うん? コレ、凍ってないかい? シャリシャリするんだが


さつまいも煮は来年の干支、ウサギの形をしている。


ひとつずつ食べていくと、どうも凍っている気がしてならない。気のせいかな……。いや、気のせいではなかった! 紅白かまぼこがくっついていたので、はがしてみると、ほら! 凍ってるよ


解凍に時間がかかったために、提供が遅くなったのかもしれない。それは仕方がないとして、無理に年末におせちを出さなくても、準備を整えて年明けからの提供でもよかったんじゃないかな? と思ってしまった。

近年回転寿司のメニューは細分化が進んで、取り扱う品数がとても多くなっている。現場の負担を考えると、そこまでして専門外の商品を出すこともないのでないかと思う……

せめて現場の人が、笑顔で接客できるくらいのゆとりは欲しいものだ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 くら寿司 西新宿店
住所 東京都新宿区西新宿7-1-7 新宿ダイカンプラザA館2F
時間 11:00~23:00(12/31 10:20~21:00、1/1 11:00~22:00 1/2・3 10:20~23:00)
定休日 なし

参考リンク:くら寿司
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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