普段から当サイトで取り上げている食べ放題のお店は、その多くが格安でリーズナブル。この物価高の時代に安くでたくさん食べられるお店を紹介して、少しでも皆さんの参考になればと考えている。

しかしながら食べ放題のお店のすべてが格安というわけではない。逆に高いお店にいったら、どんなスゴイものを思う存分に食べられるのか、気にならないかい?

私(佐藤)は気になる! ということで、以前から行こうか行くまいか迷っていた、1万3000円のビュッフェレストラン「銀座八芳」に足を踏み入れた。お店に入ると眼前に凄まじい光景が広がっていた! ここはパラダイスか? と錯覚するほどのご馳走が山積みになっていたのだ。

・いつか行きたかった高級ビュッフェ

「海鮮ブッフェダイニング 銀座八芳」は都内を中心に中華料理・火鍋・居酒屋などを展開する「株式会社FANG DREAM COMPANY」が運営を行っている。銀座八芳は銀座と新宿に1店舗ずつ構えており、2024年1月に銀座店。12月に新宿店がそれぞれオープンしている。

実は銀座店が開店した当初から、私はその存在を知っていた。というのも、開店した場所が、以前は格安食べ放題を提供していた「カルネステーション 銀座店」だったからだ。

中国人観光客に人気のお店だったのだが、いつの間にか閉店し、気づけば高級ビュッフェに業態変更していたのである。それでも現在も外国人に人気との噂を聞いていた。

いずれは行きたいと思っていたけど、開店当初はたしか120分1万2000円だったはず。ちょっと軽い気持ちで行けないなあ~、と思いながら月日が流れていた。


・1万3000円の上があった

いずれ行きたいと思いながら、何を理由にいけばいいのかさっぱりわからない。それならいっそ、行きたいから行くでいいじゃないか? 行けばわかるさ! ってことで新宿店にやって来ました。住所地に到着すると当編集部からめちゃくちゃ近かった。花園神社の鳥居のそば。ここの3階にお店があるらしい。


入口の案内看板を見ると、値上げして1万3000円になっている。この物価高で1000円の値上げにとどまっているのは良心的と考えて良いかも。業種を考えればもう少し高くなっていても不思議はないのでね。


さて、エレベーターで3階に上がると立派な受け付けがある。そこで食べ放題を利用したい旨を伝えたところ、プランが2種類あるとのことだった。120分税込1万3000円のスタンダードと、スタンダードの内容プラス伊勢海老が食べ放題になる120分税込1万8000円のプレミアム

伊勢海老が食べ放題で食えるお店があるなんて、それ自体驚きだ……。1万3000円でもかなりプレッシャーがあるというのに1万8000円は、私みたいなモンには身に余る。ってことでスタンダードに。ちなみに会計は退店時に行う。


・ロースターで浜焼きもできる

入店するとまずは席に案内される。テーブルにはロースターが1台あり、これで肉や魚介類を焼くことになる。


カニをバラすためのハサミやフォーク、スプーンなど1式置かれており、その上のザルは、貝を焼くときに殻が跳ねるのを防ぐために使うとのこと。


浜焼きは貝の種類によって焼き時間が貼り出されている。これを参考にして、牡蠣やハマグリなどを焼き上げることになる。


・圧倒的な食材の量

では、食材の調達に行こう。ビュッフェゾーンにいくと、膨大な食材の量に圧倒される。うわ~! 貝やらカニやら山積みになってるぞ。すげえな! ここだけバブリー!


まるで漁港にでも来た気分だ。中央の台には、牡蠣・サザエ・ハマグリ・つぶ貝など貝類、それから甘エビ・牡丹エビ、毛ガニ・本ズワイガニ・タラバガニなど、海鮮ビュッフェの醍醐味が集約されている。



よく見ると、最上段に刺身! 手前の品々のインパクトが強すぎて、ここに刺身があることすら気づいてない人がほとんどだ。


いきなり魚介に圧倒されたが、肉類も上等なものが揃っている。米沢ポークに和牛カルビ、和牛ロースサーロインなど、安い焼肉食べ放題ではちょっとお目にかかれないような肉質のものが、シレッと並んでいるじゃないか。


どちらかといえば、ここでは魚介がメインだけど肉もなかなかだ。見るからに鮮度が高く、サシの入り方も美しい。脇役扱いにするのは贅沢ってもんだよ。なのに、外国人観光客はみんなこぞってカニを食べまくってる。肉もすごいと思わないかい?


その並びにはカットフルーツがぎっしり。当たり前にメロンもあるな。


その後ろには前菜テーブル。品数豊富でいずれも手の込んだ品々。ホテルのビュッフェクオリティの冷菜が華やかに並ぶ。


肉も魚介もなしで、これらだけを好きに食べられるモーニングビュッフェとかやったらウケそうだけどねえ。


魚介テーブルの向こうには温菜もズラリ。


基本は中華で、これまた1つひとつの料理のレベルが高い。有名レストラン・高級ホテルレベルのハイスペック中華である。


角煮や焼売、黒酢酢豚や空心菜炒めなど、全部美味そうなのに、お客さんはほとんど手を付けようとしない。なぜだ!? 実はそれにはちゃんと理由があり、私もその理由に納得することになる。それについては後ほど……。


さらにその奥には生ハムの原木と北京ダッグがひっそりと置かれている。これらも上等な料理、なかなか手軽に食べられる類のものではないはずなのに、ここでは脇役なんだなあ。


厨房側のレーンには寿司まである。他のビュッフェレストランよりもはるかに魅力的、まあ1万円を超える料金だから、それなりに味は期待できそうだな。



それから揚げ物もしっかりありますよ。唐揚げ・コロッケ・春巻き・エビフライなど、ビュッフェの定番がひと通り揃っている。妙に安心感を覚えるのは気のせいか? やっぱ揚げ物がないとビュッフェは始まんないよな、な?


こっそりエッグタルトやチョコバナナロール、アップルカスタードロールなどのスイーツも潜んでいる。


個人的にテンションが上がったのはスイーツだ。なんとハーゲンダッツ食べ放題! ミニカップでバニラ・クッキーアンドクリーム・ストロベリーの3種に限定されるけど、ハーゲンダッツ食べ放題はアツい!


それからひと口サイズのカットケーキも6種ある。


最奥にはアルコールドリンクバー。ビールのサーバーのほかに、スピリッツやリキュールもあるので、カクテルも楽しめる。


焼酎もあるし、ワインも赤白1種ずつあった。


日本酒、マッコリ、梅酒もあって酒好きには堪らないはず。


・正しい楽しみ方

料理を全部見るだけで疲れる。何をどう選んで良いのか全然わからないので、目についたものから器に盛ったらまとまりのないことになってしまった。どれを軸にして食べ進めたら良いのやら。


刺身は帆立・真鯛・カンパチ・マグロをそれぞれ2切れと、牡丹エビと甘エビを1尾ずつ。


寿司は5貫、真ん中のが何か忘れちゃったけど、マグロ・イカ・穴子・炙り甘鯛である。


それから浜焼き用にハマグリ2個と牡蠣1個。それからタラバガニを2本ほど持ってきた。他のテーブルを見ると、殻が山積みになるほどカニを食いまくっている人がいるけど、私は剥くのが面倒なので2本にとどめた。


それと和牛ミスジ・和牛ロースサーロイン・和牛カルビのお肉3種である。


刺身はマグロに期待したが、期待値を超えてきたのはかんぱちだった。鮮度が高く脂がのっていて意外と満足度が高い。


それから寿司はちょっといい回転寿司といったところだろうか。回らない寿司屋には及ばないけど、それでも食べ放題の水準としてはかなり高い。


何よりここの魅力は寿司食いながら、肉焼けるってところだよね。それも和牛をね!


寿司や刺身をつまみつつ、焼き上がった肉を頬張る。忙しい! 心地よい忙しさだ


楽しみはまだある、浜焼きと行こうか。牡蠣とハマグリをロースターに放り込んで上からザルをかけてしばし待つ。それぞれ貼り出された時間にしたがって、ハマグリは両面各3分、牡蠣は片面5分で焼き上げる。


その結果、このプリプリです! ウッヒョ―! たまんねえッ!!


牡蠣もこの有様です。無論美味いに決まってる。


そしてひと通り食べた後に、デザートでシメ。ひと口ケーキのオペラとイチゴのミルクレープ……


それから忘れてはいけない、ハーゲンダッツのクッキーアンドクリームで、最後の最後まで楽しみまくりました!


・揚げ物はあとでいい

で、私の反省としては、揚げ物を食いすぎたことだ。せっかく上等な魚介があり、多くの人が夢中になるカニがあるのに、揚げ物で変にお腹を膨らましてしまったために、魚介をしっかり堪能できなかった。海鮮ビュッフェなのにね。

先に述べた誰も揚げ物に手を付けようとしない理由、それは魚介を堪能しているからである。揚げ物だけでなく冷菜も温菜も、皆さん、二の次にしてカニを食いまくっていたのは、このお店の楽しみ方を正しく理解しているからだった。

そんなわけで、もしも銀座八芳を利用するときは、まずはカニ、それから魚介を楽しむことを念頭に、ビュッフェを楽しんで頂きたい。私のように揚げ物を食い出すと、あとから後悔するかもよ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 海鮮ブッフェダイニング 銀座八芳 新宿店
住所 東京都新宿区新宿5-17-13 オリエンタルウェーブビル 3F
時間 11:30~22:00(最終入店20:00)

参考リンク:銀座八芳
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24