「家そば放浪記」の記事まとめ (9ページ目)

アリ。【家そば放浪記】第61束:生活協同組合コープみらい(ミニコープ)で買った、おびなた『CO-OP 国産素材 国産そば粉の十割そば』税込408円(1人前204円)

当連載が始まってから多くの読者様より有益なリクエストが届いているが、何気に多いのがCO-OP(生協)で売ってる蕎麦の推薦だ。少し前に生協の『そば(←商品名)』をレビューしたが、今回はリクエストにあった蕎麦を買ってみることにした。

その名も『CO-OP 国産素材 国産そば粉の十割そば』。価格は前回の約2倍。そして名前も前のより遥かに長くなっていることから、おそらくきっとパワーアップしていると思われるが……真価はいかに?

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子守唄に思いを馳せて【家そば放浪記】第60束:おなかすいた(Una Casita)で買った、五木食品『無塩づくり 山芋入り五木そば』税込394円(1人前98円)

「五木そば……」。店の中で、その蕎麦を手に取り、私はふと考えた。五木といえば演歌歌手「五木ひろし」さんではなく、私が真っ先に思い出したのは『五木の子守唄』。熊本県に伝わる子守唄であり、なぜ私が『五木の子守唄』を知ったのかは自分のことながら忘れているが、とにかく五木=熊本なのだ。

ちなみに先述の「五木ひろし」さんは福井県出身であり熊本県とは無関係。しかしながら、『風の子守唄』や『おふくろの子守唄』を歌っていたと五木ひろしHPのディスコグラフィに書いてあった。やはりチラつく「子守唄」。となると、こちらの「五木そば」と熊本の関係は? パケ裏を確認すると──

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生そばに勝ってるよ【家そば放浪記】第59束:自然食糧品店グルッペで買った、山本食品『信州そば麺の逸品 秘伝の蔵出し そば粉八割使用』税込399円(1人前133円)

よく「引き寄せの法則」というが、「引き蕎麦の法則」というのもあると思う。というのも、お店の蕎麦棚を眺め、「あ、これ美味そうだな……」と手に取り、ふとパッケージ裏面の製造者を確認すると──

_人人人人人人人_
> 山本食品! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

──である確率が異常に高いのである。そんな山本食品が現在ランキング1位3位を死守しているのも、もしかしたら「引き蕎麦の法則」が発動されているのかもしれない。そして今回もまた、パケ裏を確認すると……

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良い意味で予想を裏切る蕎麦【家そば放浪記】第58束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、本田商店『奥出雲蕎麦 有機原料100%』税込494円(1人前247円)

今、国内旅行で一番行ってみたいのは、長野と島根。日本三大そばである「戸隠そば」と「出雲そば」を、一度でいいから食べてみたいのだ。そんな私なので、ついつい「出雲」と書いてある蕎麦には手が出てしまう。

ということで今回購入したのは『奥出雲蕎麦 有機原料100%』。ん? 有機原料? さらに島根の本田商店? どこかで見覚えがある……と思ったら、過去にランキング5位を奪取した『BIO-RAL Organic 国産有機十割そば』を作っているメーカーだった。これは期待……!

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衝撃の連続!【家そば放浪記】第57束:自然食糧品店「グルッペ」で買った、イチカラ畑(山本食品)『魚沼産 全粒そば粉100% 十割そば』税込626円(1人前313円)

体に悪いものは扱わない、意識高めな “自然食糧品店” というものがある。あまり利用することはないのだが、なんとなく「蕎麦も売ってるのかな〜」と覗いてみたところ……あったあった、ありまくり〜っ!

その中でも、とりわけ私の興味を引いたのが、『魚沼産 全粒そば粉100% 十割そば』なる商品。「イチカラ畑」と聞いたことないメーカーだが、新潟県は魚沼産の蕎麦粉というのは、けっこう珍しいのではないか? と踏んだのだ。魚沼産といえば米が美味いし。

しかしそれ以上に、私を驚かすことがパッケージ裏には書いてあった──

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鹿児島限定の特別回【家そば放浪記】第56束:読者様から届いた、吹上庵(ヒガシマル)『山芋入りお蕎麦』推定価格税込252円(1人前126円)

出社すると、机の上に封筒が置いてあった。差出人を見ても記憶にない。はて……と開封してみると、なんと蕎麦が入っていた! しかも手紙付き。

その内容を要約すると、差出人様のご主人様一家が昔から通っている鹿児島のお蕎麦屋さん『吹上庵』のお蕎麦が非常に美味しかったので、ぜひとも私にも食べてもらいたい! ……とのことであった。ありがとうございます!!

ということで今回は特別回。読者様から届いた吹上庵『山芋入りお蕎麦』を実食! なお、スーパー等では手に入らない様だが各店舗のお持ち帰りで入手可能のようだ。

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ジャケ買いならぬパケ買いした蕎麦の正体は…【家そば放浪記】第55束:サミットストアで買った、沢製麺『北海道深川市産のおいしいそばです』税込375円(1人前125円)

牛乳かと思ったら蕎麦だった……。そんな冗談はさておいて、こちらの商品、パッケージの牛乳っぽいデザイン(色合い)に加えて、商品名まで変わっている。その名も『北海道深川市産のおいしいそばです』。“です” って……。

深川市に何があるのかとパッケージ裏を眺めてみると、「北海道・深川市産のそば粉に北海道で収穫された小麦粉を配合して作り上げました。」としか書いていない。深川市は蕎麦の産地なのだろうか?

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スーパーのバイヤーが強く推す蕎麦の実力は…【家そば放浪記】第54束:サミットストアで買った、北舘製麺『石臼挽きそば 太切り』税込365円(1人前182円)

このところ、スーパーの乾麺コーナーに行くと、誰かと会話している気分になる(幻聴ではない)。その相手は、この棚の商品群を決めた人物、すなわち「スーパーのバイヤー」だ。野球の打順や、サッカーのスターティングメンバーなどを見て、監督の意図を汲み取るような感覚に近い。

そんな棚も、たまにしゃべる。それこそが “おすすめ” 的なPOP広告であり、今回の場合だと『バイヤーこだわりの逸品』がそれにあたる。

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主役はつゆなり、具なり、薬味なり【家そば放浪記】第53束:サミットストアで買った、茂野製麺『味川柳 ざるそば』税込278円(1人前69円)

こちらのパッケージの「ざる」以降の二文字。「そば」とフリガナが振られている。達筆だなぁ〜。いったいどうして、「蕎麦」が「我む」みたいな文字になるんだろう……と調べてみたら、全然「我む」ではなかった。

こちらの「我む」みたいな文字、実は「楚者」から派生した、今では使われていない “ひらがなの一種” であるらしい。詳しいことは記事末の参考リンクを参照してほしいが、楚者 → そばと読むそうな。へぇぇぇ。

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ピンではなくコンビでこそ能力を発揮するタイプのデジャブそば【家そば放浪記】第52束:ロピアで買った、戸田久『みちのく 南部そば』税込301円(1人前60円)

この世には、“よく見かける蕎麦” というものがある。あの店にあったと思ったら、今度はこっちのお店にも……と、神出鬼没的に遭遇するのだ。そんなエンカウント率の高い蕎麦のひとつに『みちのく 南部そば』がある。

もしかしたらパッケージの印象が強いだけなのかもしれないが、とにかく頻繁(ひんぱん)に目撃している印象がある。なぜだろう。営業が強いのかしら? ともあれ、製造者は当連載初の岩手県勢。みちのくの蕎麦の味とは、いかに?

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パケ裏に注目【家そば放浪記】第51束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、はくばく(霧しな)『信州産そば湯まで美味しい蕎麦 黒プレミアム』税込462円(1人前154円)

やたらゴージャス感あふれるパッケージが特徴の『信州産そば湯まで美味しい蕎麦 黒プレミアム』。これは過去に食べた『そば湯まで美味しい蕎麦 黒』の豪華版であることはパッケージの色からわかる。まるでビールのような金色。さらに “プレミアム”。プレモルかよ! ……。

──と、あまり上手にツッコめなかったので、早々にパケチェックへとまいろうと思う。なお、メーカーは「はくばく X 霧しな」の最強タッグなり。

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独特すぎて…最後は飛んだ!【家そば放浪記】第50束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、酒井製麺所『山形秘伝の味 こんにゃくそば』税込302円(1人前151円)

完全に油断していた。こんな「蕎麦」があったとは──。とりあえずは、パッケージに小さい文字で書かれている説明文を引用してみよう。

「山形秘伝の味『こんにゃくそば』は、当社と上山市楢下の丹野こんにゃく店様との共同開発にてうまれた、干しそばの逸品です。

日本の伝統食品である『そば』と『こんにゃく』の組合せは、舌ざわり、歯ごたえ、弾力性とも、申し分なし。ふる里志向の自然派食品として、好評をいただいております。独特の味覚を是非ご賞味下さい。」

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海苔映え(のりばえ)の『W-1』【家そば放浪記】第49束:ピーコックストアで買った、沢製麺『北海道産そば粉・小麦粉使用 五割そば』税込375円(1人前125円)

「十割そば」があると思えば「八割そば」があったりして、さらに「二八そば」なんてのがあったりもし、え〜っと、え〜っと……と混乱している最中に発見したのが「五割そば」である。私は「また数字……」と立ち尽くした。

「五割そば」とは、蕎麦粉を五割使用した蕎麦のこと。パッケージによると「北海道のそば粉に北海道で収穫された小麦粉を配合して作り上げました。」とのことなので、五割そばだが “十割北海道” な蕎麦と言えよう。

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意外な装いで、あの “最強タッグ” を発見!【家そば放浪記】第48束:スーパーあまいけで買った、はくばく(霧しな)『信州そば』税込158円(1人前39円)

その日わたしは家から最も近い「ロピア」に向かうべく、一橋学園駅に降り立った。すると駅の目の前に、AMAIKE(あまいけ)と書かれたスーパーがあるではないか。こういう地域密着系のスーパー、イイんだよねぇ。

店内に入るや否や、完全にアウェイ。店内の明るさも香りも陳列の順番も未体験。この “外国に来た感” がタマらない。もちろん私は乾物コーナーに直行……したところ、見慣れぬ蕎麦が目に入った。『信州そば』。

なんてことないパッケージなのに、「お1人様2点限り!」のPOPが掲げられている。メチャ人気の『小諸七兵衛』が1人3点限りなので、それよりも希少価値は高いようす。一体なぜこの蕎麦が……と裏面を確認してみると!

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信濃の強豪、ふたたび登場!【家そば放浪記】第47束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、信州戸隠そば株式会社『信州戸隠 自然芋そば』税込680円(1人前136円)

テレビで夏の甲子園を観戦しつつ、毎日のように蕎麦と触れ合っていると、蕎麦のメーカー(製造者)が高校のように見えてくる。とうことで今回の蕎麦を作ったのは乾そば会の強豪校「信州戸隠そば株式会社」である。

こちらの「信州戸隠そば」が放った蕎麦は、もう今回の蕎麦を入れて、なんと4回目の出場(18束ぶり4回目)になる。しかもそのうち2回(信州本十割そば [1] [2])は最高順位3位を奪取したスラッガー。今回はホームランとなるか!?

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インパクト強いのは商品名だけではなかった!!【家そば放浪記】第46束:ロピアで買った、はたけなか製麺『超粗挽 汁にそば粉が落ちる蕎麦』税込301円(1人前151円)

前回スーパーは「国(くに)」であると表現した。その地で利用している人にとっては常識だが、外から来た人にとっては珍しさの連続……これ、まさに国ではないか。とりわけそんな “国感” を強く感じたのが、スーパー「ロピア」である。

なにせ見たこともないメーカーの蕎麦だらけ! だってだって、一体なによ、『超粗挽 汁にそば粉が落ちる蕎麦』って。しかも製造者は「はたけなか製麺」って。もう完全に外国! こりゃ試すしかないでしょう〜!!

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“心の旅” ができる蕎麦【家そば放浪記】第45束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、東亜食品工業『山芋とろろつなぎ 出石(いずし)そば』税込526円(1人前175円)

スーパーという名の「国(くに)」に向かい、見たこともない乾そばを買う「そば狩り」をし、家に帰ってじっくりと食すこの趣味を持ってからというもの、非常に充実した毎日を送れている。もう毎日が世界旅行だ。

そして、日本各地に強い関心を持つようにもなった。なぜならば、その地方にしかない「●●そば」が、ありすぎるからである。それもまた面白く、ひとつひとつ、学んでいる。そう、例えば今回の「出石そば」のように。

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言葉の意味は分からんが、とにかくすごい自信だ!【家そば放浪記】第44束:ザ・ガーデン自由が丘で買った挽亭(各務製粉)『生粉打そば』税込399円(1人前133円)

その蕎麦の書体は、ひときわ荒々しかった。どこぞの威勢の良いラーメン屋か? というくらいに荒ぶるフォントで書き殴っていた。

太文字で『生粉打(きこうち)そば』と書かれた脇には、「そばの風味、麺のつやにこだわり、そば好きの心を知りつくしたこのひと品」と書かれている。

“蕎麦好きの心を知り尽くした” とは、大きく出たな。これは期待っ!

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「美味そうな蕎麦パケあるある」とは【家そば放浪記】第43束:ピーコックストアで買った、古来本づくり本舗株式会社沢製麺『信州 八割そば』税込354円(1人前118円)

美味そうな蕎麦にありがちなパッケージというものがある。まず少量であること。多くても250gまでが望ましい。次に、達筆であること。ギリ読める程度が良いだろう。そして最後に「金色」が使われていること──。

それらをすべておさえたパケが、今回の『信州 八割そば』であろう。しかもこやつ、「古風なイラスト」まで付いている。どう考えても美味そうであるが、肝心なのは中身である。はたして、その実力とやらは……!?

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審査基準は外と衝撃【家そば放浪記】第42束:おなかすいた(Una Casita)で買った、はくばく(霧しな)『そば湯まで美味しい蕎麦 白』税込463円(1人前154円)

前回に引き続いて突然だが、ここで当連載の審査基準についてお話したいと思う。まずは連載テーマである「家そば」か「外そば」かで判断。“どれだけ外のお店で食べる蕎麦に近いか” を基準にしてランク付けをしている。

それともうひとつ重要なのは、“衝撃度(インパクト)” だ。食べた瞬間「これまでの蕎麦とは違う感」が出ていた蕎麦に好評価を付けやすい傾向にある。

そんな衝撃度だけで言うなら、現在ランク1位の『特選そば 十割そば専用工場謹製』よりも、長きに渡り王座を死守していた『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』の方が大きいかもしれない。あれは衝撃の連続だった。前置きはこのへんにして──

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