なんとなくだが、「少量しか入っていない蕎麦」が美味そうに見える。量でいうなら2人前。それでいて高いとなると「ムムムムム!?」となるわけだ。

今回の蕎麦は、ライフの “お試し価格” で税込494円。となると通常はもっと高いというわけで……。こいつぁ、やるぞ、期待しか持てない!

ちなみに1人前247円というのは、紀ノ国屋で買った『十割そば本舗 国産の十割そば』の1食270円に次いで第2位。もしも通常価格だったら最も高い蕎麦だったかも!? 期待を胸に、いざパッケージチェックとまいろう。

とにかく「オーガニック」で「有機」なのが特徴の『BIO-RAL Organic 国産有機十割そば』。ちなみに製造者の本田商店は、過去にランキング最高順位5位だった『出雲そば』を作ったメーカー。つまるところファイナリストの実力。これは期待! それではさっそく──


デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……


4分茹でたら……


ハイ完成。


して、そのお味は──


そばのなかには、食べた瞬間に「うっま」となる蕎麦と、食べていくうちに「うまいなこれ……」と徐々に感じる蕎麦がある。つまりは加速的な蕎麦と、加速はイマイチだけど最高速が飛び抜けている蕎麦みたいな。


この蕎麦は、後者だ。うまい。食べれば食べるほど旨味が増していく。私が「岩塩」に手をつけたのは、おかわりしてから(2人前目)のことだった。最高速まで食べたとするならランキング入りもやぶさかでは無い。


「家そば」か「外そば」かなら外。それも意識の高いロハスな場所。このスロースターターぶり、嫌いじゃない。あと、そば湯が濃いのもポイント高い。しかも蕎麦湯に旨味が濃縮……ッ! 蕎麦湯部門なら1位かも?


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

★現在までのベスト5★

【第1位】はくばく(霧しな)『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』
【第2位】成城石井オリジナル(新得物産)『挽きぐるみそば』
【第3位】信州戸隠そば株式会社『信州 本十割そば』
【第4位】信州戸隠そば株式会社『信州本十割そば』
【第5位】本田商店『BIO-RAL Organic 国産有機十割そば』


【惜しくも選外になった蕎麦たち】
〜松〜
ライフプレミアム『信州戸隠 二八そば』
滝沢食品『滝沢更科 十割そば』
本田商店『出雲そば』
柄木田製粉『信州 七割更科そば』

〜竹〜
紀ノ国屋オリジナル(東亜食品工業)『御そば(おそば)』
小川製麺所『山形のとびきりそば』
山本かじの『十割そば本舗 国産の十割そば』
岡本製麺『阿波名産 祖谷十割そば 石臼挽き』
大西製粉『風穴そば』
サラヤ『寒河江 全線 太郎兵衛そば』
はくばく(霧しな)『そば湯まで美味しい蕎麦 黒』

〜梅〜
おびなた『蕎麦通の更科八割』
おびなた『戸隠そば』
高尾製粉製麺『麺の彩宴 播州そば』
信州戸隠そば株式会社『信州戸隠そば』
住岡食品『こだわりの麺々 蕎麦』
7プレミアム(藤原製麺)『2種類のそば粉をブレンドしたそば』
信州ほしの『信州田舎そば 小諸七兵衛』
信州ほしの『信州そば SOBA』
山本かじの『十割そば本舗 伝統の二八そば』
自然芋そば『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』
白石興産『郷の麺処 そば』
ニップン『本場 信州そば』
CO-OP(おびなた)『そば』
パルシステム(桝田屋食品)『国産とろろそば』

〜茸〜
おびなた『蕎麦通のそば』
トップバリュ(黄色)『香りとのどごし そば』

〜苔〜
麺のスナオシ『おいしいそば』