前回、前々回に引き続き、大の蕎麦好きとして知られるロックバンド「DEEN」のボーカル池森秀一氏がプロデュースした干し蕎麦シリーズを実食していきたい。
今回の商品は、あの “伝説の蕎麦” とも呼ばれるバカ売れ商品『信州田舎そば 小諸七兵衛』の池森コラボ二版『信州小諸 池森そば 小諸二八兵衛』をお届けしよう。
前回、前々回に引き続き、大の蕎麦好きとして知られるロックバンド「DEEN」のボーカル池森秀一氏がプロデュースした干し蕎麦シリーズを実食していきたい。
今回の商品は、あの “伝説の蕎麦” とも呼ばれるバカ売れ商品『信州田舎そば 小諸七兵衛』の池森コラボ二版『信州小諸 池森そば 小諸二八兵衛』をお届けしよう。
噂はかねがね。読者からのリクエストも多数あった。しかし通販ではなく “出会い” を大切にしたいので、あえて追うことはなかった。しかし……!
先日、軽井沢駅のおみやげ屋さんを覗いてみたところ……WOW! ついに出会ってしまったか……。大の蕎麦好きとして知られるロックバンド「DEEN」のボーカル池森秀一氏がプロデュースした干し蕎麦が勢揃い!!
もうたぶん二度と “直” では出会えない。そんな思いから、私はその場に売っていた池森プロデュース干蕎麦4種類をすべて購入した。
先日、軽井沢に行ってきた。私の大好きなアウトレットに行くためだ。しかし、アウトレットに行く前に、私はとあるスーパーにて掘り出し物のゲットに成功。それこそが、「RESORT MARKET Yaotoku(ヤオトク)」なるスーパーに売っていた桝田屋食品『雪んこそばつるつる』である。
こちらの商品、当連載の初期の頃、多くの読者の方からオススメされていた商品。通販で売られているのは確認していた。しかし自分の中で「実際に目の前で売っていたモノだけを取り上げたい(通販は嫌)」という思いがあったので、なかなか出会うことができなかった幻の一品なのだ。
先日、長野に行ってきた。目的はもちろん蕎麦である。日本有数の蕎麦の地で、本場の蕎麦を食べてきたのだ。その帰り、長野駅に、信州長野の名産・特産品『Bearny(ベアニー)』なるお土産さんがあった。
するとそこには、わざわざ別プレートで「山本食品」とメーカー推しをしたうえで、いくつかの干し蕎麦が売られていた。すごいな山本食品。長野=山本食品といっても過言ではないのだな……と感心しながら私がチョイスしたのは『黄金印 究極そば』。むむ、このパッケージ、見覚えアリ……!
ひとつ前の『十割そば本舗 国産の二八蕎麦』を食べ、私は確信した。どうも私は「二八(にはち)」が好きであることに。
二八については前回の記事を参照してもらうとして、今回は……なんとまさかの二八の逆! 掟破りの逆二八(おきてやぶりのぎゃくにはち)といっても過言ではない、八二(はちに)のお蕎麦を食べてみることにした。
いまだ現王者『乱切り二八(奈良屋)』の衝撃が忘れられない。これまで数々の干し蕎麦を食べてきた結果、なんとなくだが私の好みが「乱切り」かつ「二八(にはち)」である様な気がしてきた。二八、最強なのでは……?
※ちなみに「二八」とは、そば粉80%(八割)、つなぎ20%(二割)で作られた蕎麦のこと。また、「つなぎ」は、ほとんどが小麦粉である。
そんな私なので、ついつい「二八」と名のついた商品には自然と手が伸びてしまう。今回の『十割そば本舗 国産の二八蕎麦』もまた……って、ん? まてよ? 『十割そば本舗』って前にもやったことあるぞ?
前回、「関西は “そば” より “うどん” 文化なのかな?」みたいなことを書いたが、まるでそれを裏付けるように、今回チョイスしたお蕎麦『大窪寺そば』の販売者&製造者事情が、実に興味深いのである。
まず製造しているのは、関西とはあまり関係のない、そばの本場・長野県の「桝田屋食品株式会社」。こちらの会社は「乾麺、半生そばの製造販売」を主とする、まさしく「お蕎麦屋さん」なのだが、一方の販売者は……
関西は「そば」より「うどん」だと聞いたことがある。事実、Googleに「関西 そば」と入力すると、サジェスト3番目に「関西 そば 食べない」と表示される。本当に関西は、お蕎麦をあまり食べないのかな……。
しかし先日。大阪に行った際。激安スーパーとして有名な『スーパー玉出』をチェックしてみると……ありますやん! 乾麺コーナーに、いくつかお蕎麦が売っている〜。てな感じで数束の蕎麦をゲットした。1つ目は──
どうも私は「乱」という言葉に弱いようだ。
なにせ、まず自信をもって推せるのが、もはや伝説となった「乱れづくり」の『木曽路御岳そば』。
「乱切り刃で仕上げ、麺の太さがふぞろいに……」とうたった『上野藪そば監修 藪そば』は「文句なし! これは買い!!」と絶賛し、「乱切り仕上げ」の『奥会津山芋蕎麦』は、威風堂々のランク入り。
そして今回もまた……
とにかく情報量の多い蕎麦だった。まずは「新商品」から始まって、パッケージの表面には金と黒で「令和二年度 長野県知事賞受賞 第六三回 信州そば品評会」と書いてある。もうこの時点で “買い” であるが、その後に続く『創業寛政元年 総本家 更科堀井監修』も強めのワードだ。
果たして裏面はどうなっているのか。ドキドキしながらひっくり返すと──
その新商品、なにもかもが目新しかった。まず商品名の『そば小僧』。パッケージ下部には、そばをすする忍者のような “小僧” が描かれており、タイトル部分には「信州 戸隠 つるっと もちもち 新食感!」とも。
さらに「食塩不使用で塩分が気になる方にも」や「波打ち麺の凹凸につゆが良くからむ!」とまで書いてあり、とにかく “いろんなことをやりました” 的な作品であることがうかがえる。これは試さないわけにはいかないだろう。
同僚の御花畑マリコ嬢が「会社近くのヨークに新しい蕎麦がたくさん売ってましたよ」と教えてくれた。ヨークとはなんぞや? と調べてみるとスーパーで、セブン&アイ・ホールディングスの子会社であるという。
そんなスーパーあったっけ……とテクテク歩を進めていくと、意外と近くに『ヨークフーズ』なるスーパーがあった。しかもロゴは鳩であり、どっかで見たことあるな……あ、そうだ、イトーヨーカドーと同じ鳩だ!
そうか、ヨーカドーもセブン&アイ・ホールディングスの子会社だしなぁ……なんて思いながら店内を探索。すると、あった、あった、ありました! 「新商品」と書かれた干し蕎麦が数点売っているではないか。
驚きしかない。何のことって、今回の主役『富良野 韃靼そば』である。まず私、「韃靼」が読めなかった。調べてみると「ダッタン」と読むとのこと。さらにWikipediaで調べてみると「ダッタンソバ」のページがあり、なんとそこには……
「『ダッタン』は漢字で『韃靼』と書き、モンゴルに住む遊牧民族の古い呼び名のひとつであるタタール人のことである。ダッタンソバの食品名は、彼らが好んだことにちなんで名づけられたとされる。」
──と!
それを目の当たりにした瞬間、私のテンションは「カーッ!」っとアガった。なぜって、箱に入っているのである。乾物の干し蕎麦が、ビニールのパッケージではなく箱に入っているのだ!! これがホントの箱入り蕎麦!
箱に入った蕎麦は、77回も続いている当連載でも記憶にない。箱を開けたら、中はどんな感じになっているのか。説明書でも入っていたりして……などと妄想は止まらず即購入。帰宅後、マッハで開封すると──
ちょっと仕入れ先(スーパー)を変えてみるか〜と私が向かったのは、ちょっと意識高めのスーパー『ザ・ガーデン自由が丘』だ。どれどれ……と乾麺コーナーに行ってみると、あるよ、ある、新作のお蕎麦がありまくるーっ!!
嬉しさのあまり叫びたい気持ちをおさえながら、まず私が手に取ったのは『上野藪そば監修 藪そば』なる商品。「上野藪そば」といえば、今から130年も前の明治25年に創業した老舗中の老舗。あの有名店が監修となれば……!!
私のホームのスーパーは西友である。何か目新しい商品はないかと2〜3日に一度は店内を徘徊しているのだが、最近、乾麺(干し蕎麦)コーナーに新登場したのが、今回紹介する『戸隠高原そば』なのである。
なかなか美味そうなパッケージだ。まず「茶色」的な色が良い。そこに、緑色のスタンプ的なのが付いていて、シースルー的に中身のお蕎麦が見える。見れば見るほど渋いデザイン。どこが作っているお蕎麦なのかな〜と手に取り凝視すると……
すっかり太切り蕎麦のファンになってしまった。きっかけは少し前に食べた柄木田製粉の『黒い太切り蕎麦』だ。あのワイルドさ、やみつきになる……。
ということで今回買ってみたのは、『太さと歯ごたえ 信州藪そば』なる商品。パッケージの写真もフォントもデザインも、すべてにおいて “太さと歯ごたえ” がありそうな雰囲気してるゥ! どこが作っているのかな〜っとパッケージを裏返してみると──