シンガポールを訪れて5日目にもなると、だんだん行くアテがなくなってくる。仕方がないので今回3度目のマーライオンへ……いやぁ、それにしても暑い。来たばかりではあるが、暑すぎてマーライオンどころじゃないのでホテルへ帰ろうっと。
……と、その時だった! 私の後頭部に一瞬、鋭い痛みが走る。何者かにボールをぶつけられたような感覚だ。一体誰がそんなひどいことを!? ……と、さらにその時だった! 一連の流れを目撃していたオジサンが私に駆け寄り、満面の笑顔でこう告げたのである。
「君はラッキーガールだ」と……!