本日、6月10日は「時の記念日」。天智天皇が671年に、「漏刻(ろうこく:水時計)」と「鐘鼓(しょうこ:鐘と太鼓)」によって初めて時を知らせたことから、定められたそうだ。さまざまな記念日があるなかで、もっとも古いもののひとつが、時の記念日である。
さて皆さんは、時間を自由に行き来できたらいいと思ったことはないだろうか? 過ぎ去りし過去の出来事や、まだ見ぬ未来の出来事。時間を旅してそれらを確かめることができるとしたら……。もしくは同じ過去を何度も繰り返すとしたら? そんな時間をループするような小説についてお伝えしたいと思う。