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今と違って大昔は、子どもを授かり育てることも大変だったと思う。それこそ、安産や子孫繁栄を神様にお願いし、祭りを執り行ったりしたのではないだろうか。

例えば、男性のシンボルが街を練り歩く神奈川の「かなまら祭り」は、安産のご利益があることで有名だ。そして山口県にも、安産と “お乳が出ること” を願うお寺がある。川崎観音だ。ここには「おっぱい絵馬」が奉納されている。

・別名おっぱい観音

川崎観音は、山口県周南市川崎にある。おっぱい絵馬が奉納されているところから、「おっぱい観音」とも呼ばれているそうだ。

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最寄り駅は山陽線の新南陽駅で、駅から徒歩で約20分。平景清ゆかりの観音堂であり、授乳祈願だけではなく、目の病や肢体不自由にもご利益があるのだとか。なお寺の歴史は古く、1185年創建と言われている。

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・本堂への階段

参拝しようとする人に気をつけて欲しいのが、本堂への階段。これが結構急だ。ただ迂回する坂道もあるので、ムリに階段を上がらなくても本堂にたどり着くことができる。急な階段を上りたくない人は、そちらを通るのも手だろう。

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・安産、授乳祈願

本堂脇には、このお寺を象徴するおっぱい絵馬が奉られている。通常絵馬というと、願い事を書いた木板なのだが、ここにはさまざまな形の “お乳” がところ狭しと並んでいるのだ。その一つひとつに、安産・授乳を祈願する言葉がつづられている。元気な赤ちゃんを母乳で育てたいという、親たちの思いが伝わってくるようだ。

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私(佐藤)はこの絵馬を見ると、改めて思う。月亭可朝師匠の名曲『嘆きのボイン』にあるように、お乳は赤ちゃんのものであると。

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まあとにかく、川崎観音のご利益により、安産・授乳を祈願した人たちの願いが叶うことを願ってやまない。

・今回ご紹介した施設のデータ

名称 川崎観音
住所 山口県周南市川崎2丁目1

参考リンク:周南市「川崎観音」
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24