少し前のことになるが、福井県の箸専門店が製作したYouTube動画「正しいお箸の持ち方」で、子どもの箸の持ち方が直ったという投稿が話題になった。かかった時間はわずか数分といい、さすが子どもは柔軟! と感心するが、数十年かけて間違った持ち方が身についた大人でも悪癖が直るのだろうか?
筆者は小さい頃から箸、鉛筆ともに持ち方がおかしい。父母は矯正しようとがんばったが、強情な性格ゆえか結局直らず大人になった。
間違っているとはいえ、何十年も続けているのでなんでもつかめる。別に困っちゃいない。けれども一方で、焼き魚を残さず食べるなど、美しい所作は「大人のたしなみ」であるとも思い、内心ちょっと恥ずかしいのも事実だ。よし、今さらだけれど矯正できるか挑戦してみよう。