
人間、それなりの年齢になっても「知ってるけど行ったことが無い店」が意外と多い。私にとって『ぎょうざの満洲』はまさにそんな店。このまま行けば『ぎょうざの満洲』を知らずに死に至る可能性も低くはあるまい。
なぜ46年間も『ぎょうざの満洲』に行ったことが無いのか? その理由は後述するとして、本記事では私が初めて訪れた『ぎょうざの満洲』について、赤裸々にその思いを告白させていただきたい。
・満洲の影
当サイトの人気コンテンツの1つに「餃子道」がある。定期的に評判の餃子を食べている原田と羽鳥は、言うなれば文句なしの餃子ツウ。その2人からちょいちょい聞くのが『ぎょうざの満洲』であった。
ぎょうざの満洲。正直に申し上げてその名を知ったのはここ2~3年なのだが、その理由は私の生活圏に『ぎょうざの満洲』が無かったことに尽きる。生まれ育った千葉県で『ぎょうざの満洲』を見かけたことは1度も無かった。
都内にある『ぎょうざの満洲』も微妙に私の生活圏とは被っておらず、思い返せばすれ違いが続いていたのだろう。また私自身が「餃子に目が無い!」というほどの餃子愛を持ち合わせていないことも大きいハズだ。
……が、原田と羽鳥の口から『ぎょうざの満洲』と出るたび、私の中で満洲への想いが少しずつ育っていく。そしてついに意を決して「人生初のぎょうざの満洲」と相成った次第だ。
・レぺゼン埼玉
さて、ぎょうざの満洲は埼玉県川越市に本社があることからもわかる通り、埼玉県の店舗が多め。ホームページによれば100店舗近くを展開しているが、都内の店舗も埼玉寄りが多いらしい。
で、初めて入店した『ぎょうざの満洲』は、ちょっとお店の造りがチープというか何というか。少なくとも洗練された飲食店という印象はなく、どちらかと言えば「大衆食堂」のイメージの方が近かった。
そして注文したのは「ダブル餃子定食(740円)」である。意外なことにラーメンや一品料理も充実していたので、満洲は「餃子の王将」のように餃子がメインの町中華といった感じなのだろうか?
・なんだこれ
数分後、目の前に現れた餃子は餃子としか言いようが無いビジュアル。羽根つきなどの個性はなく、教科書に載っていそうな「THE・餃子」といった感じだ。
さっそく食べてみると……お、ウマい。ムッチリと厚めの皮の中にはビッシリと餡が詰め込まれてリ、野菜の甘さもよく出ている。強烈なインパクトこそ無いものの、非常に美味しい餃子だ。
一方で「まあこんな感じかな」と思っていたのだが、気付けば餃子がみるみる減っていくではないか。そう、満洲の餃子は何故かどんどん美味しくなっていく餃子なのである。
餃子という食べ物自体が「後引くグルメ」であることはあるにせよ、さっきより今、今より次……と満洲の餃子はどんどん美味しくなっていった。最後の1口に関しては「めっちゃウマかった」と正直に告白しておく。
ただし、今思い返しても、満洲の餃子を人生No.1だとは思っていない。……が、もし近所に満洲があったら私は週1で通ってしまうことだろう。一般的なチェーン店にありがちな「悪くない餃子」ではなく、きっちり「美味しいと思える餃子」だからである。
・悔しい
とはいえ、電車に乗ってまで満洲を目指すほど私は満洲に魅了されたワケではない。そしておそらく近所に満洲ができる可能性も低いハズ。その優秀さを知ってしまったのに気軽に通えないもどかしさといったら……。
結果的に人生初のぎょうざの満洲は、悔しさだけが残ることとなってしまった。そんな私から言えることはただ一つ。近所にある人は『ぎょうざの満洲』を大切にした方が絶対にいい。
あの価格であのクオリティ、さらに言えば気取らない内装も実は最高だった。個人的には悔しいが『ぎょうざの満洲』が近くにある人が本当に羨ましいです。
参考リンク:ぎょうざの満洲
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.
P.K.サンジュン






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