コロナ禍を境にして、老舗と言われるお店が相次いで閉店した。私(佐藤)の生活圏である東京・中野でも古くから営業を続けていたお店が、シャッターを閉める様子を頻繁に目にした。業種を問わず、時代に合わせて事業を続けることは難しい。飲食業ならなおさらだ。
最近五反田を訪ねたところ、とても良い形で古くから営むお店を進化させている食堂を目にした。そのお店「食事処志野」は長年TOCビルで営業を続けていた。この4月末に開業した五反田JPビルに移転し、これまで守り続けている味を真新しいフードホールで提供しているのである。