大手そばチェーンの「ゆで太郎」といえば、“そば” チェーンにもかかわらずのり弁が有名である。あまりにも有名になり過ぎて、ライバルの「富士そば」がパクるほど評判の商品だ。

そんなゆで太郎が新業態「上州もつ次郎」をオープンしていた。太郎と次郎、つまり兄弟ブランドな訳だが、その味がめちゃくちゃイイ! アニキ(ゆで太郎)を超えそうな高いポテンシャルを秘めているぞ!

・五反田から1度撤退していた

私(佐藤)は昨年からもつ次郎の存在を知っていた。というのは、2020年1月に東京・東五反田に出店していたからだ。そのうち行こうと思っていたら同年9月に閉店。1年足らずでこのお店はなくなってしまった。

埼玉や群馬にお店があることは知っていたのだが、県境をまたげない……。これはしばらく行けないなと思っていたところ、今年5月にゆで太郎五反田TOC店に併設する形で復活を遂げていたのである。


ふつうは1度撤退したエリアに再び出店することはなかなかない。もつ次郎単独での運営が厳しいと判断して、ゆで太郎と肩を組み再チャレンジしたということかな。


ここの看板にはゆで太郎ともつ次郎のキャラが並んで描かれている。……あれ? 太郎は人だけど次郎はダルマなんだ。ということはつまり肩を組めない……。


・食い甲斐のある定食

それはさておき……、ここは合体店舗だからそばももつも両方食える!


メニューはもちろんもつがメインだ。もつ煮・もつ炒めが主力商品でそれぞれ定食(税込680円)が用意されている。両方を食べてみたかったので「合い盛りもつセット定食」(税込1100円)を頼んだ。ちなみにセットには唐揚げ(3個) or アジフライ(1尾)もついてくる。

そして出て来たのがコレ! ご馳走だな~!! ご飯にみそ汁、温玉に薬味までついている。ちなみにご飯は大盛り無料だぞ。とってもボリューミーで食べる前から大満足。


まずはもつ煮から紹介しよう。見た目からして大変美味そうだ。具材はもつのみで他には何も入っていない。


ネギを散らしてひと口食べると……美味しい! プルプル食感のもつを甘めの味噌で味つけしていて、ご飯にも合うしツマミとしてもイケる。家でお酒を飲みながらつまんだら、ずーーーっと食っていられるタイプだよ。マジで無限に食えそう!

辛いモノが好きな人なら、一味や七味をたっぷりかけて食うと良いだろう。


次はもつ炒め。ニラの香りが食欲をそそる。こちらも味噌ベースの味つけで、コリコリとしたもつの歯ごたえが心地いい。


これはもう完全にビールですよ! 酒類の販売が自粛されていなければ、間違いなくビール飲みながら食う!


もつ特有の臭みはなく味もしっかりとしていて、どっちも美味い。食べてる途中で「また食いに来よう」と思ってしまった。


・温玉はどう食うべきか?

さて、ここでひとつ私の頭を悩ませているモノがある。それは「温玉」だ。一体どう使うべきなのか……。


もつ煮に入れるか、それとももつ炒めに入れるのか。いや、そのまま食うべきか。もしくはご飯にのせるとか? ……どう食べるのが正解なんだろう?


しばし箸を置いて考えた結果、もっとも良い答えが見つかった! それは……



もつ煮丼で~す!


プルプルもつ煮をご飯の上にぶっかけて、その中央に温玉をON! これが1番イイ食い方でしょ! 黄身を割ったらヤベェエエエエ!! 絶対美味いヤツだ。


食ったらやっぱり間違いなかった。夏の疲れもぶっ飛んじまうよ。毎日食いたい。朝昼晩毎食食いたい!


もつ次郎は味のポテンシャルが高いのでドンドンお店が増えて行きそうな予感がするぞ。1度食べるとクセになる、まさにそういう味だ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 もつ次郎五反田TOC店(ゆで太郎併設店)
住所 東京都品川区西五反田7-22-17 五反田TOCビルB1F
時間 8:00~20:00
定休日 なし

参考リンク:ゆで太郎号外ネット品川区
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24