今年7月、愛知県は岡崎市の山奥にあるという、珍スポファンの間で超有名な怪村「ネオ・キタロー村」を訪問した。
岡崎駅から車で1時間。山の中腹に突然現れるサイケな色調のド派手な建物群。そんな建物のひとつから、まるでおとぎ話に出てくるような小さくて愛らしいお爺さんが、ニコニコ顔でキャーキャーわめきながら(失礼)近づいて来た。
今年7月、愛知県は岡崎市の山奥にあるという、珍スポファンの間で超有名な怪村「ネオ・キタロー村」を訪問した。
岡崎駅から車で1時間。山の中腹に突然現れるサイケな色調のド派手な建物群。そんな建物のひとつから、まるでおとぎ話に出てくるような小さくて愛らしいお爺さんが、ニコニコ顔でキャーキャーわめきながら(失礼)近づいて来た。
「暴力団関係者及び、日本人女性の入店お断り! 入店した場合は威力業務妨害とみなし、警察に突き出します」
こんな厳しい警告文を高々と掲げる不思議なカフェが、ラオスの首都・ビエンチャンにあるという……。日本人に恨みのある外国人経営と思いきや、マスターは正真正銘の日本人。しかも現地に住む日本人相手に商売しているそうな。
客の半分を占めるであろう女性を、問答無用で切り捨てるとは只事じゃない。一体どんな理由なのか、日本人観光客を代表して真相を調査すべく、私はラオスに飛んだ!
台湾中部のひなびた田舎町・彰化。駅から歩いて20分の小高い八卦山の裏手に、主張することなくひっそりとたたずむ、隠れたローカル・スーパーアトラクション。その名も「南天宮十八地獄」がある!
アジア各地に点在する「地獄」を模した仏教系キワモノ・テーマパークの中でも、群を抜いた完成度と「恐怖感」でその筋のマニアから絶大な支持を集める有名スポットだ。
うすら寒い日々が続いているが、コタツで食べるアイスのように、寒い日の地獄もまた格別。LCCを使えば国内テーマパークに行くより安いぞーっ!
台湾・高雄にある台湾仏教四大宗派のひとつ、佛光山。300万平米あるという寺は超弩級の広さ、歩きまわって疲労困憊。ところがである。実は前回紹介した超巨大「仏陀記念館」はこの寺の一部分に過ぎず、インフォメーションでもらった地図には、さらに巨大な本殿の地図が記されていた!
放心状態で無料シャトルバスに揺られること10分。山の斜面に尋常じゃない規模の寺がへばりついていたが、疲れきって遭難しそうな気さえしたため本堂の探検は諦め、事情通の知人から「仏教界のイッツ・ア・スモールワールド」と耳にした名物アトラクション、その名も「浄土洞窟」を探検! 本物よりデカイどころか、あの世のディズニーさえびっくりの恐るべき規模だった!
ここは台湾最南部の都市・高雄。中心部から地下鉄で郊外の橋頭糖廠へ。駅から出た瞬間、周りに草木が生い茂り、虫取り網を担いだ子供が走り去っていった。町の中心部からそれほど離れていないはずだが、近くにあるのは平屋か2階建ての建物ばかり。場末感が半端ない。
駅近くには日本植民地時代の広大な製糖工場跡が「台湾糖業博物館」として公開されており、そちらが観光のメインなのだが、今回は諸事情で1時間ほどしか滞在できないため残念ながらパス。ここまで来たのはその「台湾糖業博物館」の向かいにあるキワモノ施設「捜奇博物館」が目当てだった。
日本全国津々浦々、何のために建てたの? と思うような奇妙な建物や施設が存在する。たとえば伊豆には「怪しい少年少女博物館」が存在し、札幌には「レトロスペース 坂会館」がある。
これらスポットはその街の魅力のひとつであると、私(佐藤)は考えている。最近兵庫県淡路島に行ったところ、淡路にもまた強烈な珍スポットが存在することが判明! その昔、テレビでも紹介されたという、意外と有名な「ナゾのパラダイス」である。実際に行ってみたところ、マジでナゾ過ぎて相当ビビッた!!
ノーパンしゃぶしゃぶ情報において他の追随を許さないメディアといえば、我らがロケットニュース24である。まもなくノーパンでも寒くない「春」がやってくるが、今年2015年はノーパンしゃぶしゃぶと共に幕を開けたといっても過言ではないだろう。
さて、そんな春の到来と共に、世間が「ノーパンしゃぶしゃぶ天国」になる予感もしている今日このごろだが、実は石川県の小松市には「ノーパンしゃぶしゃぶ地獄」がある……との有益情報を聞きつけたので、980円の軽自動車で現場に急行してみた!!
北陸新幹線開通で盛り上がる石川県には、「北陸最強」と名高い超ド級の珍スポットが存在するらしい。それが小松市の『ハニベ巌窟院』である。
何でも、『ハニベ巌窟院』は親子二代で作り上げたという壮大なスケール!! しかもしかも……なんと「究極の地獄」を体験できるらしい。名前を聞いただけで、愉快な香りがぷんぷんしてくるぞ。さっそく突撃してみた!
先日、成田空港B滑走路すぐ脇にある、超警戒厳重な “いわくつき” 神社を参拝した私。実は成田空港にはもうひとつ、飛行機が行き交う誘導路から徒歩ゼロ分という、これまた凄まじい謎のペンションがあるのだ。
空港ど真ん中のウルトラ一等地、専用プール完備の豪華さで、な、なんと1泊1000円という激安プライス。ビジネスマンもカップルも大満足! と思いきや、行ってびっくり。オシッコちびりかけた。
東京・三鷹に知る人ぞ知る、ぶっ飛んだご当地カフェがあると聞いてやって来た。
三鷹駅北口から歩いて一分の雑居ビルから放たれる、ただならぬオーラ。見上げれば、ビルの二階を覆い尽くすビンクの看板に「特許・日本一ヘタな歌手、上床敬子のお店です」と謎のキーワードが!
ビル玄関のポストには「レストラン喫茶上床・複合文化村」という文言が刻まれ、ふ、ふくごうぶんかむら? と、来る者をじわじわと不安にさせる。
太平洋を臨む愛知県蒲郡市。このひなびた港町の小高い丘に、国産牛肉におけるA-5クラスのパワースポットがあると聞いてやってきた。
噂の「大聖寺大秘殿」とは、廃止されたロープウェイ駅の跡地に全長300メートルの人工洞窟を建設。独自に収集した世界中のありとあらゆる仏像、神像、怪奇アイテムを詰め込むだけ詰め込んだトワイライト・ゾーンである。
寺なのに大きな鳥居、そして観音像、仏塔だの狛犬だのグッチャグチャ。入場料1000円と聞いてウッと怯んだが、虎穴に入らずんば虎児を得ず。さっさと入ってみると、まさに噂以上のイカレっぷりだった!
別名「名古屋のチベット」と呼ばれる名古屋市守山区は、新興住宅地に山や森が点在する自然いっぱいな場所。むろん3000メートル級の高度にはないが、どことなく神々しい空気が漂っている。
そんな守山区の一角が文字通り「チベット空間化」していると聞き、問題の場所に行ってみると、幹線道路を走行中「ここが話題のチベットカフェ!」なる巨大看板を発見!すかさずハンドルを切って突入してみた。
そこにあったのは、いかにも「チベットっぽい」カフェの建物、そして、山の斜面にへばりつくように作られた階段。そのてっぺんにはチベットで見たのとまるで同じ、まごうことなきチベット寺院がそびえていた……。ここ、名古屋なのに!
名古屋でレンタカーを借り、矢作川を越え、曲がりくねった山あいの道を一時間。愛知県豊田市は岩戸山にある、珍スポ界の世界遺産「風天洞」にたどり着いた。
山の斜面にのびる小道の脇には「風天洞」の石碑と、錆の浮かんだ「国際鎮魂道場」という看板が。鎮魂道場の意味はさておき、「国際的な何か」があるということで、期待が膨らむ。
ここからは車を降り、人気の全くない山道をひたすら歩く。木漏れ日のなか、周りに点在する不気味な石仏が次第に数を増やし、しまいに石仏だらけになりの、自分の足音以外、静まり返ったうら寂しい山中で、奇っ怪な音楽が突然大音量で流れ出し、その場で飛び上がった!
岐阜駅から車で10分ちょっとの、ひなびた住宅街。実はここに、中京遠征取材の目玉と言うべき、あこがれのスポットがある。珍スポ愛好家の間で「のろわれた土地」とか「のろいの家」と呼ばれている有名物件だ。
他人様の家を「のろわれた」と表現するのはどうかと思うが、ここの場合は自らそう称しているので問題はない……と思う。
論より証拠、画像をご覧いただきたい。こちらは「のろわれた土地」が公式配布する資料写真、現在は横断幕が無くなり、ほんの少しだけ大人しくなっているが、こんな感じの家が静かな住宅街に突然現れたら誰しもびっくり。一体何がのろわれているのか!?
桃太郎といえば岡山県。その岡山から遥か遠く離れた愛知県の犬山市に、桃太郎神社という不思議なスポットがある。
おばあさんが洗濯をしていた木曽川のほとり、芝刈りに行ったおじいさんの屋敷跡に建てたと自ら言い張るこの神社は「桃太郎誕生の地」として、マニアの間では有名だ。
まともに考えたら悪い冗談としか思えないが、意外にも神社側は大マジ。桃太郎生誕の地を裏付けるべく、様々な証拠品を公開していた!
地味で人気のない戦国武将の代名詞といえば、関ヶ原で徳川家康率いる東軍と戦ったはいいが、次々と仲間から裏切られ、六条河原で処刑されてしまった石田三成であろう。
そんな三成を敬愛してやまない滋賀の大富豪・泉巌(いずみがん)さんは、1970年代に全財産を投げ打ち、琵琶湖のほとりに三成の居城・佐和山城を復元(?)しようと思い立つ。
新たに設計された新・佐和山城を中核とする壮大な歴史テーマパーク、その名も「佐和山遊園」は、着工から40年経った今も増築に増築を重ね、完成の見込みはほとんどなく、完成どころか端から崩壊しつつあり、ムチャクチャになっているという噂を聞いて、現地に行ってまいりました。
徳川率いる東軍と石田三成率いる西軍、両軍20万人が血で血を洗った関ヶ原の戦い。
舞台となった関ヶ原は日本を代表する古戦場だが、肝心の戦は400年も前のこと。今となっては普通の町で、観光といえど有名武将の陣跡で苔むした石碑に手を合わせ、悠久の歴史に思いを馳せる……みたいな、地味な作業の繰り返し。
歴史マニアならともかく、日本史に興味のない人にはキビシイ観光地かもな。と、ぼんやり地図を眺めていると、そんな関ヶ原のど真ん中に、周りから完全に浮いた、物々しい名前の施設があることに気がついた。それが今回紹介する「学べる! 遊べる! うわさの体験型合戦資料館──関ヶ原ウォーランド」だ!
愛知県豊田市といえば、言わずと知れたトヨタのお膝元。80年代から自動車工場で働くブラジル人が急増、その後のバブル崩壊と不況で減ったというが、それでもなお日本で最もブラジル人が多い地域と言われている。
なかでも今回紹介する保見団地は、人口の半数近くがブラジル人というすごい場所。団地に近づくにつれ通行人の日本人率が激減、看板も警告も、壁の落書きもポルトガル語……というわけで、団地内で日本人らしき人とすれ違うことはまずない。
この団地内にそびえる中堅スーパー「フォックスマート」は、日本の普通のスーパーに見せかけて、中はまんまブラジル。噂を聞いて行ってみたら、噂以上で驚いた!
愛知県江南市。名鉄犬山線:布袋駅から徒歩10分のところに、高さ18メートル。一昨日作ったように真新しいコンクリート製の大仏が鎮座している。
高さは奈良・東大寺大仏殿の像より2メートル大きく、個人所有(!)のものとしては日本最大級──とのことだが、残念ながら一般人にはほとんど知名度がない。
だがなぜか、珍スポマニアにとっては「知らなきゃモグリ」な聖地のひとつだったりして。というわけで聖地巡礼、颯爽と行って参りました。