「うちの実家では、厳しい冬を薪ストーブで乗り切っている」……そう言うと「いいとこの生まれなのか」と返されることも多いのだが、そんなことは全然ない。誰がどう見たって我が家は “中の中” 。生粋の中流家庭だ。
そんなごく普通の経済状況にある我が実家が、いかにして薪ストーブを維持しているかというと……答えは簡単「山行って薪割って燃料代を浮かせている」のである。
今回は薪ストーブの素晴らしさ、それを実際に維持するための苦労、そして「薪割りの向こう側に見えてくる境地」について、皆さんにお伝えしたいと思う。きっと誰もが今すぐ薪を割りたくなるに違いない。