ヨーロッパ限定で新ポケモン「マネネ」の登場するイベントが開催されたのは、昨年9月27日〜10月1日のこと。そして偶然にも9月25日からヨーロッパ旅行を計画していたのは誰あろう、この私である。自分のあまりの引きの強さに恐怖すらおぼえたものだ。
イベント期間の5日間でオーストリアとイタリアの街を歩いた私が、割ったタマゴはトータル220個。そのうち5kmタマゴ(マネネが孵化する可能性がある)は63個で、最終的にゲットできたのが11マネネ。1匹は念願の色違いだった。
イベントが終了した後も、引き続きヨーロッパでは5kmタマゴからマネネが孵化する。出現率について正式な発表はされていないが、果たしてイベント前後で差はあるのだろうか? 現地で検証してみたところ……とんだ地獄をみることになったのだっ……!
・調子こいてた
10kmタマゴの存在は痛かったものの、イベント中は5kmタマゴ7個中1個からマネネが孵化した計算だ。想像していたより高い出現率に、私が気を良くしたのも仕方のないことである。
特に色違いをゲットしてから、正直 “おさぼりモード” に突入していたことは否めない。
なにせヨーロッパ旅行は残り2カ月もあるのだ。このペースでタマゴを割っていたのでは課金破産してしまう。あとは気楽に旅していれば、色違いの2〜3匹はカタいだろう……そう信じていた。
それがいけなかった。
・思わぬ見込み違い
以前の記事でもお伝えしたが、私がイベント終了直後に移動したスペインおよびポルトガル南部では、ヨーロッパの代名詞たるバリヤードが出現しなかった。つまりマネネも孵化しない可能性が高い。私は大いに慌てることになったのである。
バリヤード出現地域に限定すると、私に残された日数はフランスとドイツの計13日間のみ。イベント終了後のマネネ出現率が仮に半分になっているとすれば、「追加で色違いゲット」に関しては微妙な日数である。
ともかくパリの地へ降り立った私は全力で街を歩き回った。
雪が降っていた……。
・マジでヤッバイ!
ヨーロッパ旅行最後の13日間が終了。割ったタマゴは合計349個。そのうち5kmは133個で、気になる結果は……
3マネネ
一応お伝えしておくが色違いはゼロだ。イベント期間中に私が叩き出した “およそ11分の1” という割合がどの程度アテになるかは不明。しかし仮にそれに当てはめるとすると、“約1280個のタマゴを割らなくては色違いマネネは登場しない” 計算になる。
ヨーロッパへ引っ越すならいざ知らず、短期旅行での「色違いマネネゲット」は、現在のところなかなかの苦行……というかほぼ奇跡だ。そう言わざるをえないデータが、残念ながら今回はじき出されてしまった。
・どうか気楽に
とはいえポケモンGOとは運の要素も強いゲーム。日帰り旅行の一発目で色違いマネネが出る可能性も、決してゼロではない。
そもそもノーマルのマネネだって日本では相当にレアなのだ。現在マネネの出現率が下がっていることは、考え方を変えれば “マネネの価値が上がっている” ことに他ならない。それにマネネをゲットするコツが、たったひとつだけあるぞ!
それは……とにかく歩くことだ。
苦労の末にゲットしたポケモンは特に愛らしいもの。ヨーロッパを訪れた際はあまり意気込まず、マネネのキャッチフレーズともいうべき『観光』を楽しみつつ、…………精一杯歩いてきてくれっ!
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)
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