「ファーストペンギン」という言葉がある。ペンギンの群れが崖などで、押し合いへし合い前進を思案しているとき、最初に荒波に飛び込む勇敢な1羽のことだ。
褒め言葉として使われるが、陸ではヨチヨチ歩きの不器用なペンギンが、意を決して飛び込んだ海中では「水を得た魚」のように大変身するさまも関係しているに違いない。
陸と海、どちらの姿もペンギン。一方だけではアンフェアだ……と考えたかどうかは知らないが、タミヤが水陸両用のペンギンプラモデルを生み出してしまった。
「ファーストペンギン」という言葉がある。ペンギンの群れが崖などで、押し合いへし合い前進を思案しているとき、最初に荒波に飛び込む勇敢な1羽のことだ。
褒め言葉として使われるが、陸ではヨチヨチ歩きの不器用なペンギンが、意を決して飛び込んだ海中では「水を得た魚」のように大変身するさまも関係しているに違いない。
陸と海、どちらの姿もペンギン。一方だけではアンフェアだ……と考えたかどうかは知らないが、タミヤが水陸両用のペンギンプラモデルを生み出してしまった。
自分が大切に乗っている車の模型が発売されたとしたら、おそろいのカラーが欲しくなるのは自然なことだろう。財布さえ許すのであれば全色コンプリートだってしたい。
ダイハツの軽トラック『ハイゼットトラック ジャンボ エクストラ』に乗っている筆者なのだが、先日、まさにそのガチャガチャを発見してしまった。
これは運命。全色そろえるまで帰れない! そう思いながら挑戦したところ……まさかの結果が待っていた。
水性塗料の筆塗りに革命が起きた! 突然ではあるが、大声でお伝えしたい。皆さん、本当に革命が起きたんですよ!!
──何の話かっていうと、グリーンスタッフワールド社が発売した『ブラシリンサー』のこと。電源不要、いつでもきれいな水で筆を洗える画期的なアイテムなのだ。
発売直後からSNSなどで話題になり、売り切れが続出。注文から2カ月が経ってようやく筆者の元にも届いたので、使い心地を検証してみようと思う。
プラモデル組みたい。けれど塗装が死ぬほど苦手だ。難しいし塗料を揃えるのも大変だしキレイにできないし。
そんな筆者のような “なんちゃってモデラー” のニーズに応え、童友社には塗装不要の「凄!プラモデル」シリーズがあるのだが、さらなる進化形「凄!かんたんプラモデル」が発売された。モデルは豪華客船タイタニック号!
塗装不要、接着剤不要のキットといえば車やガンダムがあるけれど、船舶模型はどちらかというとニッチなジャンルじゃないだろうか。しかも船艦ではなく豪華客船だっていうんだからクルーズファンの筆者としては「即買い」だ!
「海洋堂」といえば、いわずと知れたフィギュア界のパイオニア。
「秘境」といってもよさそうな高知県の四万十や、琵琶湖沿いの滋賀県長浜市にミュージアムがあるが、大都市圏からは少々遠い。ところが2021年6月、海洋堂ゆかりの地・大阪府門真市に「海洋堂ホビーランド」がオープン。
これまでの社史や商品を紹介する資料館……かと思いきや、「中の人」の趣味趣向が爆発する奇妙奇天烈なフィギュアのテーマパークだったのでご紹介したい。ちなみに一般の来館者でも全館写真撮影OKだ。
カードゲームなどで幅広い世代に人気の『遊☆戯☆王』より、壮大な物語が始まるきっかけとなった作中随一のキーアイテム「千年パズル」がプラモデル化された。発売以来しばらく入手困難だったが先日再販され、ようやく入手することが出来たほどの人気ぶりだ。
こうも人気なのは、このプラモが「千年パズル」のピースのプラモである故だろう。作中でおなじみのピラミッドをひっくり返したような形を完成させるためには、主人公・武藤遊戯のようにパズルを解かなければならない。プラモ初心者だが、幼少期「千年パズル」に憧れた者として挑戦してみた。
「大間のマグロ」といえば、1匹3億円超の高値がつくこともある超高級グルメ。網で捕獲するのとは違い、一本釣り漁のため魚に傷がつかないのが特徴だという。
利尻島で初めて生ウニを食べたら、それまでのウニ嫌いがひっくり返った経験があるから、ぜひとも現地で食べてみたいとずっと思っている。しかし、ご存じコロナ禍である。
この鬱憤(うっぷん)をどこにぶつければいいのか……とネットサーフィンをしていたら、いいものを見つけた。マグロ漁船だ!
プラモデルを組んでみたいな、と思いつつ作るのが面倒くさそうなイメージがあり、手を出さないまま生きてきた。そんな筆者が出会ったのはお寿司のプラモデルこと「寿司プラモ」。
サンプル画像を見るに、組むと結構リアルなお寿司になりそう。そして何より、米粒パーツをくっつけてネタパーツをくっつけるだけだから簡単そう──そんなことを思ってしまった。これはプラモデル初挑戦の筆者と寿司プラモが繰り広げた、3カ月間もの激闘のお話。
過去にもいくつかご紹介してきたが、なんだそれ、と思わず声に出してしまう珍品と出会うのもプラモデルの楽しさ。いまやプラモデルは時代を切り取り、文化を伝えるアイテムといっても過言ではない。
というわけで今回は「トイレ」を作ってみたいと思う。
繰り返すが「トイレ」だ。しかも最近ではめっきり見なくなった和式便所。
4月半ば頃、ツイッターで「ガンダム」の文字と共に、1枚の銀色スプーンの写真が流れてきた。
ガンダムについて知識はゼロだが、バズってたうえ、「スプーン」との組み合わせが謎すぎて目に止まる。なんだろうなとじっくり見てみたところ、なんとそのスプーンの半分は白いプラスチックだったのだ……!
何言ってんだとなるかもしれないが、とりあえずこれを見て欲しい。
ガンダムやスポーツカーなど、時代を超えて愛される定番商品がある一方、「誰得!?」と思うようなニッチな商品が、しれっと登場するプラモデル界。
先日も見つけてしまった。昭和生まれに刺さりまくるアイテムを。
ほんの数百円で、ほかほかに温められたハンバーガーが出てくる「レトロ自販機」である。いや、レトロなんてのは私たちが勝手に呼んでいるだけで、当時は「最先端自販機」だっただろう。いまや絶滅危惧種、感傷の涙を流しながら作ってみた。
今やプラモデルといえば、着色済みパーツはもちろん、細かい部分はステッカー完備、カチッとはめこむだけで固定されるスナップフィットと、その「作りやすさ」に驚くことしばしばだ。
しかし少し前までのプラモデルづくりは自分で接着剤を選び、塗装し、加工するのが主流だったと思う。面倒だったけど懐かしいなぁ、な~んて思っていたら、20年以上前に作った「風物詩シリーズ」がまだ現役バリバリで販売されているじゃないか!
販売元の河合商会はすでにないが、鉄道模型のマイクロエース社から再販されているのだとか。たしか当時は完成後に種をまくと本物の草が生えてきて田畑を再現できるなんて製品もあった。よし、久しぶりに作ってみよう!
また1つ伝説が誕生してしまった。超精密な初代プレイステーションプラモデルを世に生み出したバンダイ『BEST HIT CHRONICLE』……時代を代表する有名メーカーとコラボして、ヒット商品をプラモ化する企画だ。
このたび、日清食品のカップヌードルを1/1プラモデルとして発売。“3分では作れない新感覚” をキャッチコピーに、プラモ界の常識を打ち破りにきている。さっそく作ってみたのでご紹介したい!
昨今の社会情勢で、以前に比べて圧倒的に在宅時間が長くなっているのだが、どうにも調子が出ない。ずっと家にいて人と会わずにいると、余計なことばかり考えてしまう。何か現実を忘れて何時間も没頭できるものが欲しい、と思っていたところ「これは!」というキットを見つけた。
模型づくりの中でも難易度が高く「キングオブホビー」とも呼ばれるらしい帆船模型。さらにそれを小さなボトルに詰める「ボトルシップ」のキットだ。船に限らず物理的に不可能なものを入れる「不可能ボトル」という遊びもあるそうだが、ボトルシップの場合はカラクリ、つまり作り方が確立されているという。
難しいとは言われていても、初心者用キットだし、ユーザーが簡単に脱落するようなものはメーカーも出すまい。半日もあればできるだろう、と始めたのだが……結論からいうと甘かった。激甘の砂糖菓子だった。帆船模型とは、人の忍耐力や克己心を試す人間修行である。時間を忘れるどころか正気を失うところだったので一部始終をご報告したい。
暇だ。家にいてもやることがない。プラモデル用の接着剤を探しに行く気力もない私は、接着剤も塗料もいらないプラモがあることを知った。おお! これはまさに私のようなプラモに再チャレンジする者が作るべき代物ではないか! と思い、さっそく購入して組み立てにチャレンジしてみたら加齢がゆえの困難に遭遇した。一筋縄ではいかねえなあ……。
始まったばかりなのに、すでに激動の時代を予感させる「令和」。いつだってそうなのかもしれないが、日々の国内情勢を見ていると、まさに社会の変革期に立ち会っているような気持ちにさせられる。
もちろん過去の時代にもいくつもの歴史的瞬間、ターニングポイントが存在した。そんな歴史の一場面を切り取る、ユニークなプラモデル企画が始動。プロジェクト名は『BEST HIT CHRONICLE(ベストヒットクロニクル)』!
昭和〜平成時代のヒット商品にスポットを当て、その時代を代表するトップ企業とバンダイがコラボした。記念すべき第1弾は1994年にフォーカスした初代プレイステーションとセガサターン! ドンピシャ世代の筆者が、当時遊んでいたプレイステーションのキットを組み立ててみたい!
以前、ガンプラを作ろうとした記事を書いた。箱の注意書きや説明書をよく見なかったばっかりに、最近のガンプラには接着剤が不要であることを知らず、100均で接着剤を購入してしまったことを今では深く反省している。
改めて販売元のBANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)に「ガンプラの接着剤の使用」について問い合わせたところ、詳しく話を聞くことができたので紹介したいと思う。さらに今回、人生で初めて接着剤を使わないモデルの組み立てにも挑んでみた。
長時間同じ場所にいることのできない男、それが私(佐藤)だ。1カ所にとどまっていると、そわそわして落ち着かなくなる。自宅でもつい食事を買いに出かけたくなってしまうのだが、先ほど食事を済ませたばかり。出かける理由がない。そこで私は、私を騙すための妙案を実行することにした。
約30年ぶりくらいにプラモデルを作ることにしたのである。しかもガンプラ! しかもJR東日本とコラボした「ガンダムJR東日本専用機 Ver.」である!! ところが肝心のアレがない。そう接着剤だ。
フィギュア専門店が多数出店している、東京・中野ブロードウェイのある模型屋さんで話を聞くと、「オタクの聖地」と呼ばれるここ、中野ブロードウェイでも売っていないのだとか。なんてこった……。