真面目な化学教師ウォルター・ホワイトが、末期癌(がん)を宣告されたことで一世一代の賭けに出るドラマ『ブレイキング・バッド』。愛する家族に遺産を残すために、一攫千金を狙ってドラッグビジネスに乗り出した彼が、次第に暴走していくことに……。
だが、バイオレンスと犯罪にまみれたストーリーにおいても、決して忘れることなく描かれたのが様々な形の “愛” である。家族愛や恋人への愛、仲間への忠誠心ともいえる愛情。そんななかでも少し異彩を放っていたのが、マフィアのボス、ガス・フリングとパートナーのマックスの “同性愛を彷彿とさせる関係” である。
そこで今回は、マックス・アルシニエガを演じたジェームズ・マルティネスの素顔に迫ってみたいと思う。