
余命宣告された真面目な化学教師ウォルター・ホワイトが、専門知識を活かして高純度スーパードラッグを生み出し、危険なサイドビジネスに深入りしてしまう衝撃作『ブレイキング・バッド』。
先日、「一番最悪な死に方をしたキャラTOP10」を紹介して以来、ムゴい最期を遂げた登場人物を取り上げてきたが、トップ10にランクインしていないヤツがひとりいる。
それは、マフィアのボスであるガス・フリングにカッターナイフでのどをカッ切られて、大量の血を噴出して死んでしまうヴィクターだ。トップ10に選ばれなくて可哀相になったので、今回はガスの手下ヴィクターを演じたジェレマイア・ビツイにスポットライトを当ててみることにした。
・本作で一番ホラーな死に方をしたヴィクター
『ブレイキング・バッド』では、他作では見られないオリジナルな死に方が数多く登場するが、そのなかでも一番ホラーっぽい殺され方をしたのがヴィクターではないだろうか。
ガスにザックリとカッターナイフでカッ切られたヴィクターの首からは、噴水のように血が放出!! 目の前で繰り広げられたおぞましい光景にタジタジしていたウォルターと相棒ジェシーは、ヴィクターの死体をフッ化水素酸で溶かして始末させられるハメになる。
・血でパンツまでビショビショに!
そんなムゴいシーンは、ハリウッドにある特殊効果用のスタジオで撮影され、ジェレマイアの首には特殊メイク用の人工皮膚が装着された。そして、血が十分に噴き出るように動きを練習してから撮影に挑んだのだが、あまりにも血の量がスゴかったため、撮影終了時にはパンツまで血でビショビショになってしまったそうだ。
俳優のキャリアが長い彼でも、今まで経験したことがないような撮影になったと明かしている。
・最初はファストフード店のマネージャー役をオーディション!
最終的にヴィクターを演じたジェレマイアだが、表向きは実業家のガスが経営する、ファストフード店のマネージャーのオーディションを最初に受けたのだとか。
だが、役をゲットできずに退散して駐車場を歩いていると、なぜかキャスティング・スタッフが追いかけて来た。他の小さな役だが台本読みをしてみないかと声をかけられ、オーディションへ逆戻り。最初は名もないキャラクターだったが段々と役柄が大きくなり、彼はヴィクターとしてシーズン4まで登場することとなったのだ。
・動物アレルギーのためロデオを諦めることに
今でこそ俳優として活躍しているジェレマイアだが、元々はロデオ・ライダーになるつもりたっだという。アリゾナ州で生まれ育った彼の両親は、ともにロデオをしていたため、彼も家業を継ぐつもりだったそうだ。しかし、ひどい動物アレルギーを患ってるため、諦めざるを得なかったのである。
・俳優デビューは日本の映画だった!!
彼のアメリカでの俳優デビュー作は、1994年の公開映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』。だが本当の俳優デビュー作は、なんと日本映画だったのだ。『Mickey’s House』と英語タイトルが付けられているのだが、調べてみても監督や出演俳優が分からなかったので、申し訳ないが邦題は不明だ。
ロデオ一家だった彼の家では馬を飼っており、たまたま近くで映画撮影を行っていた日本人スタッフに、馬を借りたいとお願いされたのだそう。当時、忍者ブームで日本映画が大好きだった5歳のジェレマイアは、毎日のように撮影現場へ遊びに行っていたのだ。
すると、馬を貸すだけてなく出演まで頼まれてしまった彼は、思いがけなく俳優デビューを飾ることに! その経験が俳優を目指すきっかけになったと、彼は語っている。
もし、動物アレルギーがなければ彼が俳優になることもなく、ヴィクター役は他の俳優が演じていたことになる。今まで本シリーズの出演者の経歴を調べるうちに、「ちょっとしたことで、人生って思いもよらぬ方向へ行くものなんだな」と痛感するようになった。その時その時に訪れたチャンスを確実につかんでいこうと、改めて気が引き締まる思いである。
参照元:AMC、Digital Journal(英語)
執筆:Nekolas
イラスト: マミヤ狂四郎
▼ヴィクターがカッターでのどをカッ切られる超ホラーはシーンはこちら
▼『ブレイキング・バッド』シーズン1の予告編はこちら
▼ジェレマイアの米デビュー作となる『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の予告編
▼ぬりえもあるぞ
Nekolas

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