同じ業態の店ならばどこにでもあるメニューというものがある。例えば、立ち食いそば屋ならかき揚げそば。その共通項は、店が違っても一定の味を味わえる1つの安心感ともなるわけだ。コンビニそばで言うと、「とろろそば」がこれにあたる。
ウマイそば屋を求めて色んな町を放浪する「立ち食いそば放浪記」。しかし、現在は緊急事態宣言の外出自粛中である。というわけで、今回は立ち食いそば放浪記も自粛バージョン。ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートの「とろろそば」を食べ比べます。
同じ業態の店ならばどこにでもあるメニューというものがある。例えば、立ち食いそば屋ならかき揚げそば。その共通項は、店が違っても一定の味を味わえる1つの安心感ともなるわけだ。コンビニそばで言うと、「とろろそば」がこれにあたる。
ウマイそば屋を求めて色んな町を放浪する「立ち食いそば放浪記」。しかし、現在は緊急事態宣言の外出自粛中である。というわけで、今回は立ち食いそば放浪記も自粛バージョン。ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートの「とろろそば」を食べ比べます。
富士そばと言えば「かつ丼」だ。と言うと過言かもしれないが、500円にしてはコスパが良いと思う。そばとセットでも740円。ついつい食べちゃうのが富士そばのかつ丼なのである。
そんなかつ丼の簡易レシピを富士そばが公開していた。レンジで3分でできるというので作ってみた結果……富士そばよりもウマくなってしまったでござる。
気づけばすっかり春である。部屋の中からぼんやりとした東京の空を眺めるたび私(中澤)は思う。「誰がこんな春を予想しただろうか」と。街から人が消え、店は潰れているという。
外出自粛のテレワーク中である私。必要な用事で外出したある日、昼ご飯に御茶ノ水の立ち食いそば屋『明神そば』に立ち寄ったところ、小さな春を見つけた。
そば道とは死ぬことと見つけたり──。そばを食べた瞬間、私(中澤)はその店に侍を感じた。日本刀のように研ぎ澄まされたのど越しのキレ。そばを飲み下すたびバッサリ切られているような感覚さえ覚える業物(わざもの)である。しかも、この味でもりそばが490円とはこれいかに? 天晴っ……!
クイズ、ミステリー、知られざる秘密……謎とは人の心を惹きつけるものだ。東京は浅草橋に、謎の立ち食いそば屋があることをご存知だろうか?
神田川にかかる左衛門橋の南に位置するこのそば屋。「立喰 そば うどん」と書かれた看板には重要なものが抜け落ちている。それは名前だ。名前がないというだけでとても気になる。はたしてどんな店なのか? そこで入店してみたぞ。
そば屋の名店がひしめく浅草。歴史に裏打ちされたその味は素晴らしいが、立ち食いそばとなると一気に絞られる。意外と秋葉原の方が激戦区だったりするのだが……
そんな浅草において、激ウマな立ち食いそば屋を発見した。コシがありのど越しの良い細麺は間違いなく浅草立ち食いそばで最強クラス。ピリ辛のつゆが絡むつけそばは1度食べだしたら止まらない!
立ち食いそば屋の激戦区である秋葉原。そんな中で50年闘い抜いてきた立ち食いそばの名店が閉店するという。その店とは『六文そば 昌平橋店』だ。
黄色い看板が目印のこの店。今も立ち食いそばファンには固い人気を誇る店だけに閉店の報は寝耳に水だった。そこで、店員さんに理由を聞いてみたぞ。
なんてこたぁないんですがね。そこが良いんですよ。東京都の町屋はそんな町だ。雑多だけど空の開けた駅前を歩いていると、太い道を横切るように路面電車が走っていく。別に美しい風景ってわけでもないんだけど、その一瞬になんとなく見入ってしまう。人の息づかいが聞こえるようで。
散歩するだけでも十分楽しいんだけど、たまたま昼時、次から次へと客が入店していく立ち食いそば屋を見つけた。メニューを見ると、かけそばは税込み270円と庶民的。そこで入店してみたところ……安くとも粋だねえ。
突然だが、皆さんは「そば寿司」というものをご存知だろうか。その名の通り、そばを使った寿司……だと思う。こういう言い方になってしまうのには理由があって、実は私(中澤)は今までその存在を知らなかったのだ。この老舗そば屋に入るまでは。
入ったそば屋は浅草にある『尾張屋本店』。老舗のメニューには当たり前の顔して「そば寿司(税込1200円)」と書かれていた。名前からカレーうどんみたいなものであることは容易に想像がつく。だがしかし、そばと寿司は組み合わせ方が2種類あると思うが、どちらのパターンなのだろうか?
五月雨を集めて早し最上川──。山形県を訪れた松尾芭蕉が最上川の流れの早さに衝撃を受けて詠んだと言われているのがこの句だ。
ウマイそば屋を求めて色んな町を放浪する立ち食いそば放浪記。山形名物「冷たい肉そば」を出しているそば屋を発見したので食べてみたところ……つゆ、激ウマ! ゴクゴク飲めすぎて喉が最上川になるレベル!!
ご飯にみそ汁、牛丼に卵。並び立てばウマイに決まっている必勝の組み合わせ。カレーにチーズもその1つだと思う。しかし、カレーそばにチーズがトッピングされているのは立ち食いそば屋を200軒以上回っている私(中澤)でも見たことがない。
絶対ウマイのに……そう思っていたら、「チーズのせカレーそば」というメニューを出している店を発見した。もう勝っただろコレ。
来てる! 来てるぞ極太そばブームが!! 少し前から極太麺のそば屋にハマりつつある私(中澤)。以前、御徒町のそば屋『蔦や』の記事で、「2020年はそば界に極太ブームが吹き荒れるかもしれない」と書いたが、また1つ、極太そばが食べられる店が現れた。
2020年3月16日、立ち食いそばの名店『一由そば(いちよしそば)』でも、特注麺使用の「太蕎麦」の販売が開始されたのである! しかも価格は270円!! やッッッッッす!
現代社会に押し寄せる自動化の波。ソフトバンクショップにPepperくんがいるのはもはや珍しくもない光景となったが、昔ながらの業態である駅そばにもそんな波が押し寄せているようだ。
JR東小金井駅にあるそば屋『そばいち』では、2020年3月16日から駅そばロボットがそばを作っているのである。はたして、ロボの作るそばはどんな味なのか? さっそく食べに行ってみたぞ!
歩けども歩けども飲食店の影は見えず。裁判所に取材に行った帰り道、私(中澤)は東京・霞が関付近の店の無さにビックリした。
普段この辺りに来ることはほとんどない私。「飲食店くらいあるだろ」と歩きだしたものの……どこでメシ食おう……。そんな感じでさまよっていたところ、弁護士会館の地下1階にそば屋を見つけた。
巨大ソフトクリームで有名な中野『デイリーチコ』。コーンの上にそそり立つ色とりどりのソフトクリームはバランス感覚を試されているがごとし! 重力に歯向かい天を衝くその姿はまさに神への挑戦。中野ブロードウェイのバベルの塔と言っても過言ではないだろう。
しかし、本日私(中澤)が訪れた目的はソフトクリームではない。なんと、この店のそばがウマイというのである。ソフトクリーム屋ちゃうかったんかい!!
サブカル、アングラ、B級グルメなど「ごった煮感」が素敵な中野。新しい文化とはこういうところから生まれるものなのかもしれない──。ふと、そう思わされたのが駅前の立ち食いそば屋『NAMIKI』の肉そばである。
税込550円と立ち食いそば価格であるこのそば。名前はただの「肉そば」だが、なんと背脂が入っている。もはやラーメンの発想。そんな立ち食いそばのニューウェーブを食べてみたぞ!