歩けども歩けども飲食店の影は見えず。裁判所に取材に行った帰り道、私(中澤)は東京・霞が関付近の店の無さにビックリした。

普段この辺りに来ることはほとんどない私。「飲食店くらいあるだろ」と歩きだしたものの……どこでメシ食おう……。そんな感じでさまよっていたところ、弁護士会館の地下1階にそば屋を見つけた。

・一般人でも利用OK

東京地裁の隣にある霞が関の弁護士会館。詳しくは知らないが、弁護士をまとめる団体の建物だろう。ドカーンとそびえる姿には権威のような迫力を感じる。

ビルの中に入ってみると、インフォメーションがあったため「一般人でも地下のレストランを使っていいか」聞いてみたところ問題ないとの答え。そこで、地下に行ってみたわけだ。

・お高そう

地下には5つほどの店があるが、「京都」とか「銀座」とか名前からお高そうな雰囲気がにじみ出ている。コンビニもローソンとかファミマではないところがハードルが高い。そんな中にそば屋があった。

店の名前は『そば処みとう』というようだ。地図のそば屋の場所に行ってみると、障子窓に和風引き戸の割烹的な店構え。これは由緒正しい外見だ。払えるだろうか? と思いきや、よく見ると……


そこまでの値段ではない

日替わりランチセットは700円だし、かけそば450円だし、ざるそば550円だし……立ち食いそばよりは高いけど、雰囲気ほどではない気がする。しかも、「野菜炒めそば(600円)」や「ゆで卵の天ぷら(100円)」とかちょっと変わったメニューまであるし。

・ひじきご飯に惹かれる

というわけで入店してみた。入ってすぐにレジがあり、注文はそこで先に会計する形。私はランチセットとゆで卵の天ぷらを注文した。ちなみに、本日のランチセットは野菜炒めそばとひじきご飯である。ひじきご飯というのがなんとも家庭的で良いじゃないか

運ばれてきたそばを食べてみると、さすがに上品な味がする。そばは舌触りが滑らかでのど越しが良く、つゆはコク深いが嫌味ではない。のどに全く引っかからずスルスルと通るところが値段相応なクオリティーだと思った。

・ちょうど良いバランス

それでいて、メニューの発想は庶民的な部分を残しているところも良い。例えば、この野菜炒めそばにしても、なかなかそば屋でお目にかかれるメニューではないだろう。合わせ技一本的なウマさだ

またゆで卵天を食べてみると、衣がつゆを吸って口の中で黄身のまろやかさと融合する。これまた合わせ技一本! そばのトッピングのもう1品にちょうど良い。

そう、ちょうど良い。さっきからなんとなく感じていた居心地の良さはきっとこの “ちょうど良さ” に起因するのだと思う。気取りすぎないバランス感覚に懐かしさすら感じる『そば処みとう』。その味に異議なし──。

・今回紹介した店舗の情報

店名 そば処みとう
住所 東京都千代田区霞が関1丁目1番3号 弁護士会館B1F
営業時間 11:30〜15:00、17:00〜21:00
定休日 土日祭日

Report:立ち食いそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼懐かしさすら漂う味