「ホラー」の記事まとめ (2ページ目)
20時45分。銚子電鉄「外川(とかわ)行き」の最終電車に乗るため、JRから銚子電鉄のホームへ向かうと、何やら怪しいピンク色の電車が停まっていた。正面には「生姜ピンクニュージンジャー号」なるヘッドマークが誇らしげに掲げられている……え、何何何?
銚子電鉄とは千葉県銚子市を走るローカル鉄道。経営状況がまずいため「まずい棒」や「鯖威張る弁当(サバイバル弁当)」を販売するなど “自虐” ならぬ “自ギャグ” をウリにしていることで有名だ。真っ暗なホームにポツンと佇むピンクの電車……嫌な予感しかしねぇぇ。
製薬会社アンブレラ……世界の人々の健康と医療に貢献しているふりをしながら、裏では生物兵器の開発に暗躍する悪徳企業だ。
……もちろん現実の話ではなく、サバイバルホラーゲームの金字塔「バイオハザード」シリーズに登場する架空の企業。ゲームは未プレイでも、映画版でご存じの方もいるかもしれない。
そんなアンブレラ社の製品を、カプコンストアで扱っているのである。なんだか危険な香りがする。
7月13日は「オカルト記念日」! 映画『エクソシスト』が1974年に日本で初公開され、オカルトブームを巻き起こした日にちなんでいるそう。
その後も悪魔祓いをテーマにした映像作品は多いが、じわじわと「なにかが起こりそうな予感」で怖がらせるのがジャパニーズホラーだとすれば、ガチで人を殺しにくるエクソシストものは絶叫必至。
悪魔の正体を探る、という謎解き要素が加わることもあり、物語としても見応えのあるものが多いと思う。そんなエクソシスト映画から個人的おすすめ3選!
埼玉県を走る秩父鉄道といえば、昔懐かしい駅舎や風景などが楽しめるローカル鉄道だ。都心から1番近くで乗車できる蒸気機関車や、ローカル鉄道ならではのフルラッピング列車などが人気。しかし、最も衝撃的なのは……「次はオマエダ」だろう。
何の話かというと、ズバリ案内表示だ。いきなりホラー映画さながらの不気味なメッセージがドンッと表示されるのである! 何も知らなければ震え上がる……というのは言い過ぎかもしれないが、一応、何も知らないテイで確認してきたのでお付き合いいただきたい。
欧米には「ピエロ恐怖症」というのがあるらしいが、笑顔の下の無表情が怖いという本能的恐怖は、文化圏の違う日本人でも共感できる。そのイメージを作るのに一役買ったのが、スティーヴン・キングの小説『IT』であることは疑いようがない。
数年前にはリメイク版映画『IT / イット “それ” が見えたら、終わり』が公開された。絶叫系ホラーにありがちな滑稽(こっけい)さは見えるものの、「閉鎖的な田舎町の暗い歴史」「生理的嫌悪を与えるピエロの動き」「音階の狂ったサーカス音楽」などの不気味さはよく出ていると思う。
このたび同作の主人公にして、邪悪な人喰いピエロ「ペニーワイズ」のガチャガチャが登場したぞ。見ていて気持ち悪いくらいクオリティが高いので、ぜひ共有したい。
全国の劇場で、ホラー映画『事故物件 恐い間取り』が上映されている。“事故物件住みます芸人” として一躍有名になった松原タニシ氏の実体験を映画化した作品だ。主演はKAT-TUNの亀梨和也氏、監督が『リング』『仄暗い水の底から』の中田秀夫氏とあって、上映前から話題をさらっていた。
この映画に、制作陣の意図していない「声」が収録されているというウワサをご存じだろうか。筆者も実際に鑑賞してきたのでご報告したい。
ストーリーの核心に触れるネタバレはないが、該当のシーンについては詳しく記述するので、まっさらな状態で鑑賞したい方はそっとブラウザを閉じて欲しい。
今から約10年前の8月……実家近くの日本海に潜っていた私は、海底で不思議な光景を目にした。岩場の陰に “人の手” のようなものがユラユラと揺れているのである。その手はミッキーマウスのごとく、大きくふくれて真っ白だ。
「軍手かな」と思い近づいてみるが、白い手からは次第に腕部分まで出現してきた。岩場の向こうは深い沖であり、人が泳いでいるとは考えにくい。いや、そもそも海岸には我々グループの他に誰もいなかったハズではないか……!!!
例えば少しだけ開いたふすま。例えば風呂場の鏡に映る自分の背後。例えばどうしても気になるのに、のぞくことができないベッドの下の空間。ちょっと聞いただけで情景がありありと想像できて、ゾッとするようなシチュエーションがある。日本人が共有する「恐怖の共通言語」とでもいおうか。
得体の知れない怪物が襲ってくるといった直接的な脅威で人をパニックにするのがハリウッド映画だとすれば、「なにかが起きそうな不気味な予感」だけで怖がらせるのがジャパニーズホラーだ。しかもその舞台は、どこにでもある団地だったり学校だったり、日常の延長線上にある。
Netflixオリジナルドラマ『呪怨:呪いの家』が怖いと話題になっている。怪談の季節にジャパニーズホラーはいかがだろうか。同作にちなんで「家」にまつわる作品3選をご紹介したい。