暦は師走。日増しに気温が下がり、朝夕は肌寒くなってきました。私の部屋はとくに日当たりが悪く、すでにセラミックヒーターを常時つけている状態です。部屋を訪れる猫たちも寒いらしく、夜になると窓際から部屋の真ん中に移動して眠るようになりました。さらに私の寝る時には、布団の上に乗ってくるようになったのです。
「猫 (ネコ ねこ ニャンコ にゃんこ)」にまつわる記事 (33ページ目)
今回は、2匹の三毛猫についてお伝えしましょう。11月22日に行われた猫たちの名前投票の結果は、文末に掲載させて頂いています。そちらをご覧ください。
部屋には、「ミケ」と「ミケブクロ」と名の付いた三毛猫が姿を現します。大変よく似ていて、私でも時々見分けがつかないほどです。はじめの頃は、どちらがどちらか全く分かりませんでした。先日、一方がビニール袋を被ってしまう事態が発生して以来、ようやく2匹の特徴をつかめるようになったのです。三毛たちはうちに出入りする猫たちのなかでも、取り分け警戒心が強いのですが、それと相反して好奇心も旺盛。2匹で連れ立って部屋中を探索するのでした。
デカトラの存在を警戒しながらも、部屋から遠のいていた猫たちは無事に帰ってきたのでした。あまり物怖じしないトラ柄、白黒1号が帰ってくると、次いで2匹の三毛が姿を見せ、一番警戒心の強い白黒2号も以前と同じように、日に1度は顔を出すようになったのです。部屋には前と同じような平和な時間が訪れるようになったのですが、私を怖がらなくなったおかげで、日増しにいたずらがエスカレートして行ったのです。
デカトラが姿を現してからの数日間、ほとんどの猫たちが部屋に寄り付かなくなりました。たとえ顔を出したとしても常に緊張した状態で、部屋の匂いを嗅ぎ回すと、エサを少し食べてまたどこかへと出て行くようになってしまったのです。体格が倍以上ある成猫の存在に、猫たちは恐れを抱いており、いつ襲われるか分かりません。彼らにとって、この部屋は安全ではなくなったようでした。
しかし「麻呂」とあだ名のついた頭の黒い白猫だけは、いくぶん緊張しているもののそれまでと同じように姿を現し、私の枕をクッションにしてくつろいでいました。麻呂だけが部屋に居座っていた2~3日の間に、私は彼の性格をよく知る機会を得たのでした。
今回は、最近起きているノラ猫たちの生活の変化についてお伝えします。前回お伝えしていた「猫の名前募集」の詳細は、本文末に掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
さて、一見平和なノラ猫たちの日常。好きなときに私の部屋に来て、好きなようにエサを食べ、眠りたいだけ眠る。まったく申し分のない暮らしぶりでしょう。しかしある日突然、その平穏が壊される出来事が起きたのです。それは、うちの界隈に住む成猫「デカトラ」の登場でした。