基本的に、街の銭湯はタトゥーOKである。温泉の対応はそれぞれ。一方、もっともタトゥーNG率が高いのが「スーパー温泉」的な施設である。温泉型テーマパークなんていったら、もう可能性はゼロに近いだろう。ところが……!!
関西最大級の温泉型テーマパーク『空庭温泉』なら、受付で売られているタトゥーカバーシール5枚以内でカバーできる場合に限り、入館&入浴OKであるという……!! 当連載初のカバーシール、さっそく確認してきたぞ!
基本的に、街の銭湯はタトゥーOKである。温泉の対応はそれぞれ。一方、もっともタトゥーNG率が高いのが「スーパー温泉」的な施設である。温泉型テーマパークなんていったら、もう可能性はゼロに近いだろう。ところが……!!
関西最大級の温泉型テーマパーク『空庭温泉』なら、受付で売られているタトゥーカバーシール5枚以内でカバーできる場合に限り、入館&入浴OKであるという……!! 当連載初のカバーシール、さっそく確認してきたぞ!
大分県といえば “おんせん県” と呼ばれるほど温泉が有名であり、私が大分県に出向いた目的も温泉であるが、生まれて初めて “お湯のない温泉” に入ってみたので、しっとりと思い出を綴(つづ)っておきたいと思う。
お湯のない温泉の正体、それは「砂風呂」である。じゃあ砂風呂じゃんと思うなかれ。別府市の公式サイトにある「別府海浜砂湯」のページには、しかと「源泉 かけ流し」と書いてあるうえ、ちゃーんと店内にも……
よく「最近行った銭湯の中で良かったところってありますか?」なんて聞かれないのだが、もしも今聞かれたとしたら、きっと私はこう答えるだろう。
「それはもう押上の大黒湯(押上温泉)でしょう〜」と。
もしかしたら私の中での銭湯ランキング1位かもしれない。こんなに充実した銭湯、見たことない。しかも温泉。なのに銭湯。ということは、基本的に銭湯はタトゥーOKなはずだけど……
なにかウマい そば が食べたいなぁ……と思いながらググってみると、東京都調布市にある歴史古き寺院「深大寺(じんだいじ)」がヒットした。そうであった。深大寺といえば「深大寺そば」が有名であり、深大寺周辺には多数のそば屋が並んでいると聞いたことがある。そば! そば! そば!!
しかし、そばのためだけに深大寺に行くのはもったいない。近所に銭湯でもないかな……とググってみると、これまた看過できないスポットが、深大寺すぐそばにヒットした。それこそが、深大寺天然温泉『湯守の里』である。
あれはまだ寒さ厳しい真冬のころ。ただでさえ全国的に寒いのに、輪をかけて「めちゃくちゃ寒い」と評判の京都へ行った時のことだった。なるほど、たしかにチョー寒い。体の芯まで冷え切っていた私は、スマホ片手に近場の銭湯を探し始めた。
めぼしいお風呂屋さん、いくつかヒット。いつものように、事前に「タトゥーはOKですか?」と電話で確認した結果、いくつかの施設で「NG」の回答。しかし、中京区三条町『トロン温泉稲荷(INARI)』のお返事は、ポカポカ陽気の春のごとく暖かいものだった。
兵庫県・神戸市の『有馬温泉』といえば、道後温泉(愛媛)や白浜温泉(和歌山)と並ぶ日本三古泉として有名だ。さらに、草津温泉(群馬)と下呂温泉(岐阜)のトリオで「日本三名泉」にも名を連ねてている、ある意味では2階級制覇の大名湯!
そんな有馬温泉で “タトゥーOKな日帰り温泉” といえば、『金の湯』がタトゥー者たちの間では密かに有名である。
湯けむりが立ち込める大分県別府市。温泉が有名なことは今さら言うまでもないが、訪れたならば絶対に行っておきたいのが「竹瓦温泉」である。なにせ、ここは明治12年(1879年)創設。100年以上も歴史があるからだ。
テレビをはじめ、さまざまなメディアに取り上げられている超有名どころの竹瓦温泉。しかし、入浴するにあたり、中には「タトゥーは大丈夫なのかな……」と心配になる人もいるのではないだろうか。そんな人に声を大にして言おう。心配無用であると!
海外でタトゥーはファッションの一部であり、そんなに珍しいものではない。しかしながら、日本だとまだまだ少数派。最近では受け入れられるようになっているとはいえ、プールや温泉で断られるケースもしばしばだ。
それが温泉地となれば尚更で、タトゥーを入れていたら入浴するにも一苦労……そんな経験をした人もいるのではないだろうか。ただ、外国人観光客が増加しているのもあって、徐々にタトゥーOKの温泉が増えているのも事実。日本屈指の温泉地として有名な大分県別府市にもタトゥーOKの温泉は存在した。その名も『海門寺温泉』である。
東京最大のコリアンタウン「新大久保」をくまなく歩いたことがあるならば、おそらく『万年湯』のことは知っているのではないだろうか? 大久保通りから少し入った場所にある銭湯で、なんと昭和36年(1961年)から創業しているのだという。
そんな歴史古き銭湯『万年湯』が、知らぬ間にリニューアルされていたーっ!! なんでも昨年2016年8月に改修工事が終わっていたらしい。どんな感じで生まれ変わったのかなァ〜……と行ってみたら、これがマジで雰囲気最高のオアシスだったのである!
いわゆる『スーパー銭湯』と呼ばれる施設は、タトゥーNGな場合が実に多い。魅力的な銭湯を発見し、「うわぁ、すっごい充実してる! ここ行きたい〜ッ!!」と電話で問い合わせてみても、「タトゥーはダメです」と丁重に断られることが多いのだ。
だけどこれは、しょうがない。そんなことになると覚悟してタトゥーを入れたのだから、素直に従うのがジェントルマンだ。ところが!! 究極的に充実しまくりの「スーパー銭湯」なのにタトゥーOKだという最強施設が……なんと都内に存在したのだ!!
タトゥーが入っているからこそ、誰よりも紳士的にふるまいたい。みんなが紳士的にふるまい続けたら、おそらくきっと「あれ? タトゥー入っていても怖い人じゃない……! ジェントルマンじゃないか!!」という認識が広まっていくはずだから。
まだまだタトゥーに対する偏見も多い。だからこそ、肌が見えるお風呂の中では、いつにも増してジェントルマンであれ! ということで今回ご紹介したい温泉は、大都会トーキョーの住宅街にあるキレイな銭湯、その名も『渋谷笹塚温泉 栄湯』だ。
娯楽施設的な位置づけの「スーパー銭湯」は、タトゥーNGな場合がほとんどだ。それに対し、庶民の味方である「銭湯」こと公衆浴場は、タトゥーOKな場合が多い。
その町に密着した歴史あるお風呂屋さんは、肌に墨が入っていても受け入れてくれる懐の広さを持ち合わせている。施設の大きさこそスーパー銭湯に劣ってしまうが、心の広さは圧倒的に勝っている。今回ご紹介する『天然温泉 久松湯』も、またしかりだ。
単なる「お風呂」ではなく、我々が「露天風呂」に求めるのは、目の前に広がる壮大な景色と雰囲気、そして体全体で感じる “空気” であろう。建物の隙間から空がチラっと見えてるだけで「ハイ露天風呂です!」なんて施設に行くとショボ〜ンとなる。
大自然のなかで素っ裸になり、温かい湯に浸かりながら、大地と……いいや、地球と、はては宇宙と一体化し、体はもちろん “心” を癒やしたいのである。ということで今回ご紹介したい極楽施設は、箱根湯本の山の中にある温泉施設『天山湯治郷』だ。
一般的には、タトゥーが入っていると “不良者” という印象があるのかもしれない。だが、きちんと社会的なマナーを守り、健全に生活している善人も大勢いる。逆に、タトゥーが入っていないのに、信じがたい振る舞いをするゲスい人も大勢いる。
ようするに、“別にタトゥーが入っていようがいまいがゲスはゲス” ということであり、人を見かけで判断してはならないのである。ということで今回ご紹介したい温泉は、千葉県は成田市にある『大和の湯』。すべてが完璧、まさに天国。もしも関東近郊に在住の温泉好きなタトゥー人ならば、絶対に一度は行っておいて損はない。
タトゥーを入れている人たちが、本当の意味で心身共にリラックスできる温泉とは何だろうか。答えはズバリ「その施設がタトゥーを禁止していないかどうか」である。タトゥーをシールで隠して入浴しても、隠れた部分はほぐれない。心の疲れも癒せない。
近頃は、海外からの観光客も増えている。数年後には東京オリンピックも控えている。もしもタトゥーが入っている海外からの友達に「オンセン ニ イキタイ」と言われたら、あなたはどこに連れて行く? タトゥーOKの温泉って、どこにあるんだ?
ということで今回から始まったのが、“タトゥー有り” の人たちが、真の意味でリラックスできる “タトゥーOK” の温泉や銭湯を紹介していく新連載『タトゥー温泉』である。記念すべき第1回目は、静岡県にある『御殿場市温泉会館』を紹介したい。
タトゥーを入れている人に朗報がある! なんと、あの高級リゾートホテルで有名な『星野リゾート』が、“8cm✕10cm以内のタトゥー(入れ墨)なら入浴OK” という方針を打ち出したのである。実施されるのは星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の全施設で、今年2015年の10月から試験的にスタートされるとのこと。
この新たな試みについて、実際にタトゥーが入っている人たちはどう思っているのだろうか? ということで、「お風呂や温泉が好きなんだけど、タトゥーお断りのところは行かないようにしている」という、温泉好きタトゥー男性に話を聞いてみた。