東京最大のコリアンタウン「新大久保」をくまなく歩いたことがあるならば、おそらく『万年湯』のことは知っているのではないだろうか? 大久保通りから少し入った場所にある銭湯で、なんと昭和36年(1961年)から創業しているのだという。

そんな歴史古き銭湯『万年湯』が、知らぬ間にリニューアルされていたーっ!! なんでも昨年2016年8月に改修工事が終わっていたらしい。どんな感じで生まれ変わったのかなァ〜……と行ってみたら、これがマジで雰囲気最高のオアシスだったのである!

・万年湯の象徴「門」からしてオシャレ

万年湯には過去に何度か行ったことがある。立地はコリアンタウンのど真ん中だが、利用しているのはご近所さんらしき常連さんが多かった。いかにも「昔からある町の銭湯」といった風情で、よく言えば素朴、悪く言えば生活感ありまくりだった。

だがしかし……銭湯の中に入る前からして劇的変化! 「万年湯」の象徴ともいうべき「門」が、すでに劇的にオシャレになっているではないか!! 駐輪場も綺麗だわァ〜。

ちなみに、かつてこの「万年湯の門までの道」は、けっこう初心者には入りにくい雰囲気があったのだが、リニューアル後の今はすっごい明るくて入りやすい\(^O^)/

・最先端の昔ながらの銭湯

建物の中も、入った瞬間に「おおっ!」っとなるほどモダン&オシャレ。構造自体は以前とあまり変わらないが、全体的な雰囲気が超モダン。なんというか、矛盾はしているが「最先端の昔ながらの銭湯」といった感じである。いい感じだわァ〜。

価格は大人460円。フェイスタオルは無料で1枚貸してくれるので手ぶらで行ってもOKだ。しかしながらバスタオルは貸しも販売もやっていないので、もしも「湯上がり拭き用」のタオルが必要ならば、追加料金50円でもう1枚タオルを借りておこう。

脱衣所もまた、雰囲気よし。ロッカーのデザインにいたるまで、徹底的にモダンな感じ。何より嬉しかったのは、トイレがキレイなウォシュレットだったことだ。

それはさておき浴場の紹介。もちろん写真は撮影できないので、万年湯のパンフレット写真もチラリと掲載するが、本当に……実に、雰囲気がヨロシイのである。何度も言うが、徹底的に「モダン」なのである。

全体的な雰囲気の色は「茶色」って感じ。温かみのある照明の具合で、真っ裸のお客さん(おじいさん)が、いちいち艶(なまめ)かしく、まるで映画の中の世界にいるような……ようするにムーディーな雰囲気に見えてしまうのだ。いいわ〜。

ちなみに、お湯はすべて軟水。美容やお肌の健康に良いとのこと。透明の中温白湯は40度、真っ白な「高温シルク湯」は45度といった塩梅。あとは水風呂に電気風呂、ブクブクするマッサージ座風呂がある。シャンプー&ボディーソープも完備だぞ!

・コリアンタウンの中にオールドジャパン

それでは最後に、タトゥーがOKなのかどうかをハッキリさせておこう。事前に電話で聞いてみたところ、お店の方の返事は「はい、だいじょぶですよ〜♪」であった。繰り返す、タトゥーOK! 新大久保の万年湯はタトゥーOKだ!! 覚えておこう。

タトゥーの入った外国人の友達を連れて行くのも良いだろう。コリアンタウンにあるけれど、きっと「ワオ、ディスイズ、オールドジャパン!」となるはずだ。ちなみに今日4月26日は「良い(4)風呂(26)の日」だ。今日はきちんと、湯船につかろう!

・今回ご紹介した施設の詳細データ

店名 万年湯
住所 新宿区大久保1-15-17
時間 午後3時~深夜12時
休日 毎週土曜日

イラスト: マミヤ狂四郎
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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