「シュクメルリ」の記事まとめ
そろそろ来るのかい? 来ないのかい? どっちなんだい? そう問いかけながら冬を越した松屋ファンはいることだろう。来るというのはシュクメルリのこと。ニンニク入りのクリームソースで鶏肉を煮込んだジョージアの郷土料理である。
言うまでもなく松屋のシュクメルリはウマい。第2回松屋復刻メニュー総選挙で第1位に輝くくらいウマいし、ファンも多いのだが……いくらなんでも待たせすぎやしないだろうか。2021年1月の復刻からもう1年以上経ってるぞ! おあずけ反対!!
いまや当たり前のような存在となったシュクメルリ。一応どんなものか説明しておくと、にんにく入りのクリームソースで鶏肉を煮込んだジョージアの郷土料理だ。特徴は背徳感さえあるニンニク量で、ブームになったということはそれだけハマる人が多かったのだろう。
2019年冬に松屋が販売して以降、もはや冬の定番料理となりつつあるが、先日なんとスーパーの冷凍食品コーナーに「シュクメルリ」の名前を見つけた。ほほ〜、これは食べてみるしかあるまい!
10年続く飲食店は全体の1割と言われている。お店を維持するのは大変難しく、それでなくてもこのコロナ禍だ。10年どころか1年先でさえも危うい状況ではないだろうか。そんな過酷な飲食の世界で、驚きのステップアップを果たしたお店がある。
元お笑い芸人で、世界のナベアツ(現・桂三度)さんとコンビを組んでいたオモロー山下(現・インタビューマン山下)さんのお店「山下本気うどん」だ。現在、季節限定メニューでシュクメルリうどんを出しているのを発見したので、実際に食べてみた。
はたしてこれをシュクメルリと呼ぶことを、ジョージア人たちが許してくれるのか。それはよくわからない。カリフォルニアロールに対し、「寿司ではない」とアンチな姿勢を示す日本人が一定数いるように、伝統的な料理のアレンジがどこまで許容されるのかというのは難しい問題だ。
その辺りを承知の上で、あえて言おう。松のやが生み出した新メニューは、シュクメルリの一つの究極形ではないかとすら思う。故郷の南コーカサスから遠く離れた極東の島国で、シュクメルリに施された魔改造。生み出されたモノは、最高に神がかったクオリティだった。
2021年1月19日から松屋にて「シュクメルリ鍋定食」が復刻発売された(一部店舗を除く)。なんでもシュクメルリは2020年6~7月に行われた「第2回松屋復刻メニュー総選挙」で第1位を勝ち取ったそうで、かなり熱望されてのものらしい。
ファンからするとヒジョーに喜ばしいことだが、今回は単に戻ってきただけじゃない。そう、王者の帰還にあわせて「松屋監修 世界1にんにくをおいしく食べるための料理と話題 シュクメルリ鍋風ヌードル」が日清食品から発売されているのだ。商品名が長いよというのはさておき、これは食べてみるしかあるまい!
ジョージア料理のシュクメルリが、日本でここまでの知名度を得た背景には、間違いなく松屋とティムラズ・レジャバ駐日ジョージア臨時代理大使の功績があるだろう。レジャバ氏が松屋のシュクメルリをTwitterでバズらせなれば、大半の日本人はシュクメルリを知らぬままだったはず。しかし松屋では期間限定での提供で、すでに姿を消して久しい。
クックパッドにて松屋公式レシピが公開されており、DIYも可能なようだが、ある程度の料理スキルと手間を要する。シュクメルリは再び日本人にとって縁遠い料理となった……かと思いきや、2020年10月27日からファミリーマートがシュクメルリの販売を開始したという。さっそく食べてみたぞ!
「鬼に金棒」ということわざがあるが、“鬼に鬼” みたいな殺傷能力の高そうなコラボ料理を見つけてしまった。
片っぽの「鬼」は2019年末、松屋のメニューに彗星のごとく登場したジョージア料理「シュクメルリ」。その特徴はなんといってもニンニクが暴力的に効いた濃厚でクリーミーなホワイトソースだ。
かたや もう一方の「鬼」は、日本のニンニク料理界の “ゴロツキ” 的存在である「二郎系ラーメン」。この狂暴な両者が合体した禁断の料理、その名は…………「シュクメルリ二郎」ッッッ!!(そのまんまッ!!)
先日松屋の公式Twitterが見過ごせない動きを見せた。駐日ジョージア臨時大使らによる、松屋で「シュクメルリ御膳」なるものを食べるというツイートをリツイートしたのである。
「松屋の超一部店舗限定で販売しているマル秘(原文では絵文字)メニューを見つけられてしまうとは…」というコメントと共に。シュクメルリとは何ぞや? それに超一部店舗限定……だと? こいつは食ってみるしかない。