近年の松屋史において、もはや伝説となった「シュクメルリ鍋定食」。大ヒットからのクックパッドでの公式レシピ公開は激アツだった。店舗での販売が終了しても、松屋のシュクメルリは生き続けるのである

私(中澤)もそんなシュクメルリを作ってみたのだが、軽い気持ちでベトナム醤油『トイオッ』を入れたところ激ウマに! なんじゃこりゃあ!? 食べるのが止まらねェェェエエエ!!

・不満はない

言うまでもなく、シュクメルリはそのままで十分ウマイ。これ以上手を加えなくて良いという意見も多いだろう。公式レシピを元に作った私も特に味に不満はなかった。

しかし、食べている時、たまたま手元に置かれていたベトナム醤油『トイオッ』が目に入ったのである。ニンニクチリ醤油という日本ではあまり聞かない種類であるこの醤油。しかし、ベトナムでは知らない人がいないほどの国民的ヒット醤油であることは以前の記事でお伝えした。

・軽い気持ちで

醤油の甘みにニンニクの豊潤さと唐辛子のピリ辛が溶け合ったコイツは、豆腐さえ主役級の激ウマキャラにしてしまう魔法の醤油。ソースとしてしか使ったことないけど、これ、ひょっとしたらシュクメルリに入れたらウマイんじゃね?

最初はほんの軽い気持ちだったのだ。1回やってみようくらいの。鍋に入れるのではなく、皿に入れるだけだし、その気になればいつでも引き返せる。そうさ! ちょっと試してみるだけなんだから。そう思っていたのだが……


やめられなくなった

シュクメルリのクリーミーな味にトイオッが溶け込み、味の方向性はそのままに旨みだけが濃縮還元でもされたかのように濃厚になる。まるで、自由気ままに育ってきたシュクメルリ君がトイオッ軍曹によって引き締められたかのようだ。ウンメェェェエエエ!

・もう戻れない

試しに、改めてトイオッなしバージョンのシュクメルリを食べてみたが、今は若干ぼんやりした味に感じる。不満はなかったはずなのに……トイオッを入れた味がウマすぎて、もはやそれなしでは物足りなくなってしまったのだ


再びトイオッ入れてみたところ、スプーンが止まらない! やめられない!! 皿まで舐めすぎて底に穴が開くレベルのクセになる味。

・クリーム系シチューに

なお、私は最終的にひと皿につき大サジ2杯くらい入れていたが、まだまだいっても大丈夫な気がしたし、逆に少なめでも効果はあった。醤油味に染まらずに味の幅が作れるため好みのポイントを探るのも良いだろう。

おそらくシュクメルリだけではなく、クリーム系シチュー全てに応用できる隠し味だと思うので、自宅で作った際には軽い気持ちでお試しいただけると幸いだ。

参照元:クックパッド松屋公式!お家で『松屋のシュクメルリ』
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.