「富士そば」にまつわる記事
関東を中心に店舗を展開するそばチェーン「名代(なだい)富士そば」。大手であるにも関わらず、店舗によって独自メニューの開発を行っており、そばにあんこを乗せた「富士金時そば」や「冷製コーンポタージュそば」などを生み出している。そのほかの奇抜メニューについては、当サイトの記者で立ちそば博士の中澤星児のまとめをご覧いただきたい。
そしてこの4月、富士そばは新たな店舗限定メニューを作り出していた。家系ラーメン店とコラボした「家系そば」である。ラーメンのスープにそばを沈めただけの商品ではない。その盛り付け、特に海苔に対するこだわりがハンパではなかった!
時々、変わったメニューを展開している富士そば。赤坂見附店にまた見慣れないメニューが登場している。「スパイス」だ。
券売機にて50円で販売されているスパイス。そば屋でスパイスて。一体どんなものが出てくるのか? そこで注文してみたぞ。
2021年4月某日、五反田のゆで太郎システム本社前に、ある1人の男が現れた。富士山とそばを思わせる紋の入ったシャツに紺のエプロンをしているこの男。右胸の名札にはこう書かれている。「柳田」と。
そう、この男こそ、ゆで太郎がブチギレている張本人。富士そば代々木八幡店の店長・柳田氏である。本サイトでは、これまで独占取材でゆで太郎と富士そばの戦争をお伝えしてきたが……なぜ、その柳田店長がゆで太郎の本社前にいるのか?
とんでもないものが生まれてしまった……。それはまるで神への冒涜。己がどこまでできるのかを試すかのような飽くなきチャレンジ。富士そば五反田店限定のそのメニューの名は「大きいコロッケそば(税込み490円)」である。
文字通り、コロッケそばのコロッケが大きくなったもの。しかし、どうだこの迫力は。大盛用の丼に蓋みたいにかぶさるコロッケには風格すら漂っているではないか。シンプルがゆえに直感で伝わってくる。クッッッソデケェェェエエエ!
謎だ。富士そばはなぜこうも蕎麦ではないメニューの開発に余念がないのか? 2021年3月16日に販売開始となるメニューの名前を聞いて私(中澤)は、富士そばがまたやらかしたと思った。
その名も『ラクサそば』。ラクサって何やねん。日本蕎麦に使われる文字列じゃないぞ。危ない香りしかしなかったため、逆に試食会に行ってみた!
お前らほか弁屋でも始めるつもりかよ! 私(中澤)がそう思ってしまったのは富士そば代々木八幡店でのこと。メニューに見つけてしまったのだ。「のり弁セット(580円)」を。
心なしかこっそりと販売されているように見えるこののり弁セットは疑惑の一品と言えよう。なぜなら、同じく立ち食いそばチェーンのゆで太郎がのり弁を販売し話題となっていたからだ。ひょっとして……パクった?
立ち食いそばチェーンの勢力図において、熾烈な争いを繰り広げている富士そばとゆで太郎。個人的なイメージを述べると、ガチでそば屋のゆで太郎に対し、そば屋とは思えない空中殺法で奇襲をかけるのが富士そばという感じだ。ストリートファイターⅡで言うと、ゆで太郎がリュウなら富士そばはバルログである。
だがしかし、今回はゆで太郎が奇襲をかけた。なんと、富士そばの名物メニュー「カレーかつ丼」がゆで太郎で販売されているのである! そこで富士そばの本家「カレーかつ丼」と食べ比べてみたぞ!!
朝、布団から出るのが億劫な季節。あと、10分……と、30分くらいゴロゴロした後、意を決して立ち上がれば、服を貫通してくるような寒さである。みんなよく起きてるよ、ホント。
とは言え、「かっこわるい朝だってがんばりましょう」ってSMAPも歌ってる。ってこのネタは世代がバレるヤツだが、そんなかっこわるい朝に食べたい蕎麦が富士そば北千住東口店にあった。break down!
富士そばはウマイかマズイかではない。そこに存在することに価値があるのだ。言わば安心感。しかし、東京ならどこにでもある立ち食いそば屋の大手でありながら、店舗限定メニューがたまに狂っていることはこれまで何度もお伝えしてきた通り。味とか気にしてねえだろってそばも多い。
良く言えば、そばの新たな可能性を模索しているとも言える富士そばの店舗限定メニュー。そんな中で、奇跡的にウマかったものをまとめたい。
粉ものの王者タコ焼き。言わずと知れた大阪の名物であり、大阪出身である私(中澤)はお菓子のように食べていた。もはや好きとか嫌いとかではない。アメ村などに出かけたら気づけば口に入ってる感じだ。
とは言え、誰がそばに乗せろと言ったァァァアアア! 責任者出てこいや!! 大阪人でもそう叫びたくなるメニューが富士そばで発売されるという。
突然だが、あなたは筋トレ飯と言えばどんなものを想像するだろうか? 私(中澤)のイメージは「味気無さそう」というもの。そのため、富士そばが「食べる筋トレメニュー」と銘打ち『筋肉もりもりそば』を発売すると聞いても今いちテンションが上がらなかった。ワイが欲しいのはガツンと来る食べごたえとしっかりした味なんや!
だが、「筋トレ飯=味気ない」という私のイメージはどうやら間違っていたようだ。発売に先立ち開催された試食会で『筋肉もりもりそば』を食べたところ……ガツンとキタァァァアアア!!
いつもふざけてる人が真剣な顔を見せると、「どうしたん?」ってなる場合がある。本来ならば普通のことのはずなのに、逆に心配になるのだ。現在、富士そばでその現象が起こっている。
2020年9月1日から高円寺店と上野店で「輪島ふぐそば」というメニューが販売開始となった。天然フグの身が入ったこのそば、注文してみるとその身は分厚い。しかも、価格は税込み720円とフグにしては安く普通に高コスパだ! 一体どうしたと言うんだ富士そばァァァアアア!?
関東でお馴染みのそばチェーン・富士そば。東京だと、街を歩くと富士そばに当たるくらいの勢いである。どこにでもあってコスパ良いそば屋──数年前までの私(中澤)の認識はそんなものだった。しかし、この富士そば、ただのそば屋だと思っていたら大間違いである。
パクチーそば、丸ごとトマトそば、タピオカ漬け丼などなど、よく見たらぶっ飛んでるような狂気のメニューがたまに登場するのだ。そう、富士そばと言えば、玉石混交・魑魅魍魎うずまく店舗限定メニュー。そんな百鬼夜行はどうやって生まれてくるのか? 調査のため富士そばメニューを考案する試作会に参加してみた。