朝、布団から出るのが億劫な季節。あと、10分……と、30分くらいゴロゴロした後、意を決して立ち上がれば、服を貫通してくるような寒さである。みんなよく起きてるよ、ホント。

とは言え、「かっこわるい朝だってがんばりましょう」ってSMAPも歌ってる。ってこのネタは世代がバレるヤツだが、そんなかっこわるい朝に食べたい蕎麦が富士そば北千住東口店にあった。break down

・とにかく始まる

白く濁ったつゆには輪切りになった肉が浮かぶ。赤い唐辛子とネギが色を添え、湯気を立てるどんぶり。見るからに体が温まりそうだ。豚骨ラーメンですか


いいえ、蕎麦です

このメニューの名前は「鶏三昧蕎麦(税込500円)」。富士そば北千住東口店限定の創作そばである。食べてみると、とろみのあるつゆは鶏白湯のような味。後味はスッキリしておりモタれない。それでいて、食べていると体が内からポカポカしてくる感じは、冬の朝がとにかく始まる味である。

・ここだけの味

チャーシューのように見えるのは「自家製鶏チャーシュー」。その上にはカリッと揚げられた鶏皮も乗っていて、本当に鶏三昧である。また、鶏だしの白濁したつゆも店長小倉さんのオリジナルスープなのだとか。まさに、ここだけの味

・富士そばのフォワード的店舗

そう言えば、3年前、牛肉300gがそびえ立つ「牛肉そば」を販売していたのも北千住東口店だった。2020年のクリスマスに出前館のデリバリー商品でクリスマスチキンを販売したのも。全体的に前かがみな富士そばの中でも挑戦的なメニューが特に目立つ店の1つである。サッカーで言うとフォワードのような店舗だ。

したがって、北千住東口店はこれからもガンガン攻めていくことだろう。北千住の民は東口店の動向を要チェックだ。ふと気づけばとんでもないメニューを販売しているかもしれないぞ。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.