先日、新橋駅前に岡山と鳥取の物産館があることに気付いた。「とっとり・おかやま新橋館」という。新橋はよく利用するが、こういう店の存在は意識したことが無かった。
へぇ、岡山に鳥取か。無縁すぎて何も知らない土地だ。行ったことすらない。しかしそれは私にとって、全てが新鮮であるということ。何か良さそうなものでもあれば買っていくか……。それが切っ掛け。
先日、新橋駅前に岡山と鳥取の物産館があることに気付いた。「とっとり・おかやま新橋館」という。新橋はよく利用するが、こういう店の存在は意識したことが無かった。
へぇ、岡山に鳥取か。無縁すぎて何も知らない土地だ。行ったことすらない。しかしそれは私にとって、全てが新鮮であるということ。何か良さそうなものでもあれば買っていくか……。それが切っ掛け。
岡山と鳥取(私の地元)はお隣同士だが、主に都会度を表す都道府県カーストにおいて、順位に大きな差がある。理由は “新幹線が通っているか否か” に起因するところが大きいと思う。あと千鳥と藤井風。
そんな岡山も、実は南部と北部とで都会度に雲泥の差があることをご存知だろうか? 新幹線が走っているのは県南部であり、北へ向かうにつれ秘境感が増してゆく。最北部ともなると “鳥取へ買い出しに来る岡山県民” もいるほどなのだ。
今日はそんな陸の孤島みと哀愁を秘めた岡山県北部で、圧倒的に愛されている弁当チェーン店をご紹介したい。きっと最後は「レンタカーを借りてでも行きたい」と感じるだろう。
先日の記事で「岡山県の蒜山(ひるぜん)なる秘境にある食堂の超ローカル・激マイナー・鬼ウマラーメン、その名も『塩ホル麺』」についてご紹介した。塩ホル麺はマジでイイ。みんな、蒜山へ行ったら絶対に高原亭さんへ!! それはそうと……
塩ホル麺目当てで訪れた高原亭さんであるが、塩ホル麺の他にどーーーーしても無視できないメニューを見つけてしまった。それは「オオサンショウウオの味がするハンバーグ」である。
「え? オオサンショウウオって天然記念物では?」と思った読者よ、あなたは正しい。しかし「オオサンショウウオの味がするハンバーグ」が食べられることも、また正しいのだ……どういうことかご説明しよう。
「蒜山(ひるぜん)」というところをご存知だろうか。岡山県の中でも限りなく鳥取寄りに位置するエリアで、ものごっつ山の中にありながら一部はリゾート地っぽい感じになっており「蒜山高原」と呼ばれる。なんと小さい遊園地もあるんだぞ。
私の実家(鳥取県中部)は蒜山から車で40分ほどの距離にあるため、幼い頃から夏はよく蒜山へ涼みに行っていた。そして冬は大雪のため頻繁に立ち入りが不可能になる……そういうところなのだ、蒜山は。
さて。私には蒜山へ勤めに出ている友人がいるのだが、その友人から「蒜山の人が全員『ウマイ』と言っているグルメがある」とのタレコミがあった。蒜山に慣れ親しんでいる私ですら初めて聞く食い物だ……これは一体?
皆さんはウランガラスをご存じだろうか?
19世紀から作られてきたウランガラスは、微量なウランを着色剤として使用している 黄緑色のガラス製品。紫外線を当てると鮮やかな蛍光グリーンに発光するという、まるで魔法のような特徴を持っている。
現在はごく少量のみが製造されているのだが……なんと、日本で唯一 “ウランガラスでグラス作り体験” をさせてもらえる施設を発見したぞ!
およそ3年前、筆者は岡山県の銘菓「きびだんご」を初実食する記事を書いた。安政3年(1856年)より続く岡山県の老舗和菓子屋「廣榮堂(こうえいどう)」から「元祖きびだんご」という商品を取り寄せ、レビューしたのである。
その記事において、同店では「元祖きびだんご」の他にも、「黒糖きびだんご」や「抹茶きびだんご」、「スポーツきびだんご」などが売られていると書いたのだが、このたび読者の方から「『スポーツきびだんご』も気になるのでレビューしてほしい」との声を頂いた。
確かに気になりすぎる。ぐうの音も出ない。なぜ筆者は「スポーツきびだんご」なる商品を3年間もスルーしていたのか。なぜ「スポーツきびだんご」なる存在を認知しておきながら、のうのうと3年間も無為に過ごしていたのか。自分でも不思議で仕方ない。
ある日突然、巨大な箱が我が家に届いた。心当たりは全くなく、怪しさしかない。がしかし差出人の欄を見ると、友人の名が書いてある。
……開けるか。意を決し封を切ると、なにやら細長い筒が登場した。よく見ると『鬼の金棒うどん』と書いてある。そうか、うどんか……って長くないかこれ??
いつの頃からかは知らないが、今ではすっかり最高級フルーツの代名詞になりつつあるシャインマスカット。皮ごと食べられるうえ種もなく、それでいてメチャメチャ甘い! まさに人間の欲望を具現化したかのようなフルーツである。
節目を迎えた第20回目の「グルメライター格付けチェック」は、その『シャインマスカット編』をお届けする。毎回グルメライターたちを悩ませる超難問「フルーツ」のジャンルを制したメンバーはと言うと……!
2022年1月20日まで、東京・新宿で「第57回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」が開催されている。有名な駅弁が一堂に会すイベントだから、会場を訪れると何を買うか迷いまくるのだが……。
中国地方の駅弁コーナーの前を通りかかったとき、私は迷わず手を伸ばした。その駅弁がめちゃくちゃ美味しそうだったというより、岡山県が目立ちまくっていたからだ。なんだこのトンガリ方は!?
飛行機が飛びたつための助走区間である滑走路は、限られた人間しか入ることができない。稀にイベントなどで一般開放されることはあっても、通常であれば車どころか人ですら立ち入り禁止である。
ところが、だ。岡山県笠岡市には、なんと滑走路と一般道が交差している場所があるというではないか。これはチェックせずにはいられない、ということで現地調査へ行ってきたぞ!
山と道路があれば、そこにはトンネルがある。
国土の70%近くを山地が占めるという山大国・日本には大小さまざま、数えきれないほどたくさんのトンネルが存在している。その中でも岡山県にギリギリ過ぎるトンネルが存在すると聞き、実際に見に行ってきた。
それは完成からまったく姿を変えず時が止まっている……と見せかけて、現代的なスポーツを愛する人々の憩いの場があった。この状況はちょっとカオス過ぎるって!
先日、スマホの写真フォルダを整理していたら、2020年11月に岡山県の吉備サービスエリアで撮影した「桃太郎像」の写真を見つけた。岡山の桃太郎像といえば、岡山駅前広場の方が有名。ってか、吉備SAの桃太郎像を知っている方はあまりいないのではないだろうか。
職業柄、いつも何気なくスマホでパシャパシャと撮影しているため、あとあと見返すとギョッとすることがよくある。今回のケースもまさにソレで……吉備SAにいた桃太郎はいわゆる絵本に登場するような桃太郎ではなかった。ただただ、オッサンがUFOしていたのである。
桃太郎伝説と関連づけて語られることが多い、岡山名物きびだんご。日本人でこのお菓子を知らない人は滅多にいないはずだ。もしいるとするなら、よほど桃太郎にトラウマがあって記憶を忘却しているか、筋金入りの桃太郎アンチの家庭で育ったかのどちらかだろう。
あまりに馴染み深すぎる和菓子ゆえに、筆者はつい最近まで、よくよく考えたら未実食にもかかわらず「すでに食べた気」になっていた。なんなら日本人のほとんどが「すでに食べた気」になっているのではなかろうか。そこで今回、周囲に一歩差をつけるために実物を食べてみることにした。
寒い冬に欠かせないアイテムのひとつ、それが豚まんだ。冷たい空気の中、ほかほかの豚まんにかぶりつく……それだけで幸せいっぱいになるというものである。学校の部活帰りとか、友だちや彼氏と分け合いながら食べるのもいいよな~。まあ記者は部活に入ってもなければ、彼氏もいなかったのだが。
それはさて置き、よくあるソレとはひと味違う豚まんに遭遇したので、この場を借りて報告したい。岡山の「山珍(さんちん)」という店が出しているもので、ゴロっとした豚の角煮が入っているのだ。大事なことなので、もう一度言おう。豚の角煮が入っている……ぞ!
噂には聞いたことがあった。ある一定数が密やかに、ソレを愛好していることを。なんでも一度ハマれば最後、気分が良くなりすぎて抜け出せないという話だ。いつかお目にかかり試してみたいと、そう思っていた矢先出逢うことが叶った。
神奈川県は横須賀がメッカだったように思うが、記者は岡山市内の居酒屋にてソレを確認。ソレとはまあ、要するに……ブラジャーである。色はベージュに近く、キラキラと輝いている。スタンダードのほかシルクとノーブラとあり、いずれも口に入れることが可能だ。
「生きている化石──」なんと胸の踊るフレーズであることか。ヘルメットのようなごっつい頭に、トゲだらけの体。スラリと伸びた丈夫なしっぽ。数億年前から姿が変わっていないことを受け、ヤツ…… “カブトガニ” はそう呼ばれている。
“カニ” と名付けられているものの、その実クモやサソリなどと同じ鋏角(きょうかく)類という謎っぷり。海外では食べることもあるそうだが、日本では天然記念物のため口にすること能(あた)わず……と思いきや、岡山県笠岡市にて食用カブトガニを発見した。しかも餡子入りときたもんだ。
猫になりたいと思っている、そこのあニャた。猫の暮らしも大変ニャのよ。そんなに気楽なものではニャいの。飼い猫は飼い猫でご主人様の機嫌の相手をしてあげニャければいけないし、野良は野良で自分の食い扶持(ぶち)を稼ぐのに必死ニャのだから。
まあ私たちくらい可愛ければ皆がすすんでご飯をくれるから、結構楽に暮らしていけてるけどニャ。可愛いは正義ってやつニャのよ。私たちは岡山の真鍋島ってところで暮らしているから、あなたも遊びにおいでニャさい。
好きだ……!!!! 思わずそう口をついていた。その美しく透き通った色、艶っとした見た目。中身は繊細でありながら、ボリュームも兼ね備えている。この魅力で、どれほどの人を翻弄してきたことだろうか。
なんという罪深さ。恐ろしい限りである。何を言っているのかと思われるかもしれないが、きっとあなたも一度出逢ったが最後、虜になるだろう。そう、『笠岡ラーメン』の誘惑からは何人たりとも逃れることはできないのだから。
「飲んで~飲んで~飲まれて~飲んでぇぇぇぇ~♪」大人になると多くの人が仕事や育児に追われ、1日の内でホッとできる瞬間は、わずかしかないことだろう。毎日疲れるよねえ~。記者のリフレッシュ方法は、酒を飲むこと。これで大概のことは解決する。
つまりはまあ、そこそこに飲兵衛であると言えるだろう。しかし先日、そんな飲兵衛にとって背筋がスッと寒くなる建物に遭遇してしまった。その名も『禁酒会館』という。強制的に酒をやめさせられてしまう、施設か何かなのだろうか。ガクブルしながら、後学のため潜入してみた結果……
決めつけはよくない。先入観にとらわれることなく、常にまっさらな気持ちで物ごとに接したいものである。そう、たとえ今まで目にしたことがない不可思議な食べものに出会ったとしても──。
岡山県が牡蠣の名産地であることはご存知の方も多いだろう。地元では、お好み焼きに牡蠣を入れた “カキオコ” も大人気。とにかく、牡蠣が豊かにとれる地域であることは理解している。わかってはいるのだが……それでもなお、イマイチ理解できない『カキフライソフトクリーム』という商品を発見したため、この場を借りて紹介したい。