「家そば放浪記」の記事まとめ (7ページ目)

当連載開始以来最大級の衝撃的作品 / 蕎麦じゃない【家そば放浪記】第151束:日本橋ふくしま館で買った、仲村商店『葛尾のそば』税込270円(1人前135円)

日本橋から家に帰ろうとGoogleマップを調べてみると、二通り行き方があると。片方は、すぐに地下鉄に入り……みたいな行き方。もう片方は、けっこう歩いて、神田駅からJRに乗り込むみたいな。そんな時、どうするか。

私は絶対に歩く派だ。

まず運動になる。続いて、電車賃も浮く。最後に、たとえ時間がかかろうとも、遠回りしようと、「動いてないと落ち着かない性格」だからだ。しかし今回、もうひとつ良いことがあった。何があったのかというと……

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高級車みたいな蕎麦【家そば放浪記】第150束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「庄司製麺」で買った、庄司製麺『出羽かおり』税込600円(1人前200円)

行ってよかった。本当に行ってよかった。どこにって、さる2023年6月5日まで日本橋三越本店で開催されていた「第67回とっておきの山形展」だ。

私、山形県には足を踏み入れたことがないのだが、もうなんだか山形に行ってきた感すらある。山形の蕎麦を食べただけで、そんな気になっているのだ。こういう物産展、行くべきだね。今後もチェックしていこう。

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またも飛び級殿堂入り【家そば放浪記】第149束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「庄司製麺」で買った庄司製麺『山形板そば』税込600円(1人前150円)

もうとっくに終わっているが、今回もまた、さる2023年6月5日まで日本橋三越本店で開催されていた「第67回とっておきの山形展」で発見した干し蕎麦を食べていきたい。あと2つほど残っているのだ。

今回購入したブースの名前は「庄司製麺」。机の上には「これでもか!」というほど数多くの麺が並べられており、中には『さくらんぼうどん』なんて商品まで。蕎麦も5種類ほど売られていたが、私が選んだのは──

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【家そば放浪記】第148束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「新庄いいにゃ風土本舗」で買ったサラヤ『最上早生そば』税込432円(1人前216円)

今回もまた、さる2023年6月5日まで日本橋三越本店で開催されていた「第67回とっておきの山形展」で発見した干し蕎麦をレビューしていきたい。

購入したブースの名前は「新庄いいにゃ風土本舗」。そこで売られていたのが『最上早生そば(もがみわせそば)』。最上早生とは、山形県のそば作付面積の約4割を占める蕎麦の品種で、山形県奨励品種であるそうな。

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【家そば放浪記】第147束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「続おそばに」で買った酒井製麺所『山めん寒ざらしそば』税込1080円(1人前540円)

もう終わってしまったが、今回も日本橋三越本店で2023年6月5日まで催されていた「第67回とっておきの山形展」でゲットした干し蕎麦を食べていきたい。

購入したブースは前回と同じく「続おそばに」。お店のスタッフさんは、ひとつひとつのお蕎麦を指差しながら「これは、続おそばにのお蕎麦で……」と特徴などを説明。

しかし『山めん寒ざらしそば(限定品)』を指差した時は、「これは、続おそばにのお蕎麦じゃないです」と言っていた。はて……?

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THE最強!【家そば放浪記】第146束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「続おそばに」で買った、酒井製麺所『来迎寺在来蕎麦』税込1080円(1人前540円)

やや心臓に悪い日課であるが、その日も日課である “自分の名前をエゴサ” していると、「GO羽鳥さんに届け」と、見過ごせない呼びかけがヒットした。

なんでも日本橋三越本店で「第67回とっておきの山形展」が催されており(6/5まで)、『続おそばに』なるお蕎麦屋さんの干し蕎麦が注目であるもよう。

それを見た次の瞬間には、私は電車に飛び乗り日本橋へと向かっていた。そしてゲットしたのが、酒井製麺所の『来迎寺在来蕎麦(ライコウジサイライソバ)』である。

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調べてみたら歴史古すぎる蕎麦だった!【家そば放浪記】第145束:ヤオコーで買った、柄木田製粉『永坂更科布屋太兵衛 太兵衛そば』税込570円(1人前190円)

あっ! このイラスト見たことある!! ていうか、つい最近も見た気がする〜っ! そう、“このイラスト” といえば、過去に2回も登場している「永坂更科シリーズ」の粋なイラスト。そもそも永坂更科とは何なのか?

調べてみると……なんとこの『永坂更科布屋太兵衛』は、東京は3軒、神奈川5軒、北は北海道、南は福岡までに店舗を持つ歴史古きお蕎麦屋さんで、なんと創業したのは220年以上も前とのこと。ヒョエ〜ッ! スゴスギ!!

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「へぎそば」とは何か【家そば放浪記】第144束:Odakyu OXで買った、小嶋屋総本店『布海苔へぎそば』税込303円(1人前152円)

そういえば「へぎそば」とは何なんだろう……と思い「へぎそば」でググってみたところ、一番上にヒットしたページが詳しそうなので覗いてみた。いわく、

「へぎそばといえば近年では関東でも知られた名前になりましたが、ではこの「へぎ」とは一体なんでしょう? この「へぎ」、実は「剥ぐ=はぐ=へぐ」のなまりで、木を剥いだ板を折敷にしたもののことであり、ざるそばやせいろ同様、「へぎ」という器に盛られたそばのことを言います

──とのこと。なにやら詳しいサイトだな……と思ったら、なんと今回の干し蕎麦の製造所『小嶋屋総本店』のページだった

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干し「更科そば」の中ではブッチギリ1位の超絶クオリティ【家そば放浪記】第143束:あじげんで買った、新得物産『北海道新得 更科そば』税込580円(1人前290円)

新得物産はウマイ」という印象がある……のだが、いざ調べてみると、当連載で登場したのは今回を含めて3回のみだった。

まず初登場は成城石井オリジナル(製造者は新得物産)の『挽きぐるみそば』で、いきなりのランキング2位を奪取。続いてはオーケーストアで買った『北海道新得八割そば』。記事を見ると「うまい」連発のホームラン。

たった2回しか食べていないのに「ウマイ」と記憶させる実力者。それが北海道の新得物産である。

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静岡の抹茶で静岡の製造所が作る茶そばを食べて思い出すのは山口【家そば放浪記】第142束:Odakyu OXで買った、池島フーズ『茶そば』税込486円(1人前243円)

山口県に行ったときに食べた「瓦そば」が忘れられない。なんと熱した瓦の上に蕎麦が載っているのである。ジュウジュウとしてて香ばしく、「こんな蕎麦の食べ方があったのか!」とビックリ仰天した覚えがある。

そんな瓦そばに使われていたのが「茶そば」であった。食べた瞬間、「瓦そばには茶そばだわ」と強く思った。なので、私の中での「茶そば」イコール「瓦そば」であったりもする。ジュウジュウ焼きたいな……みたいな。

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安そばのクセつよ邪道系が、なんとまさかの下剋上!【家そば放浪記】第141束:スーパー三和で買った、ヒガシマル『太切り 田舎蕎麦』税込106円(1人前53円)

前にも書いたかもしれないが、どうも私は「太切り」ファンである。蕎麦が太けりゃ太いほど喜んでしまう習性があるようで、これまで食してきた「太切り系」の蕎麦は、どれもこれも好印象。

特に印象深いのは3つあり、ひとつは北舘製麺『石臼挽きそば 太切り』、続いて柄木田製粉『黒い太切り蕎麦』、最後に白石興産『蔵王白石 太めのそば』。この3つは、それぞれ特徴的で実に “面白い蕎麦” であった。

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打率9割の超強打者メーカーが作るハズレのない二八【家そば放浪記】第140束:ヤオコーで買った、山本食品『そば粉80% 信州の二八そば』税込375円(1人前125円)

ガチ。山本食品は、干し蕎麦界のガチンコメーカーであると私は思う。とにかくヒット率が異常に高い。

これまで同社は、当連載に10回登場。現時点での3位が1本、「殿堂入り」が1本、“文句なしの外” である「松」が6本、ノーマルの外である「竹」が1本、あとは “家判定” の「梅」が1本……。

仮に「梅」がファールだとしたら、残り9本はヒットとなるから打率的には9割。しかもホームランを6本も打ち、場外ホームランを2本も飛はすという、大谷翔平もビックリの超強打者なのである。

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よくよく裏パケを見てみたら正直に「2割」と書いてあった【家そば放浪記】第139束:スーパー三和で買った、戸田久『岩手南部そば』税込214円(1人前54円)

南部そば。なんか見たことも聞いたことあるぞ……。と、過去記事をササッと調べてみたところ、「みちのく 南部そば」なる商品がヒットした。製造者を確認すると、岩手県の戸田久。

そして今回の『岩手南部そば』も戸田久。パッケージの主なカラーも、えんじ色に近い茶色で同じ。なるほど、「戸田久=南部そば」なのだな……なんて納得しつつ、裏パケをチェック。

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つゆ活きの蕎麦とは何か【家そば放浪記】第138束:Odakyu OXで買った、柄木田製粉『東京麻布 永坂更科 そば粉五割 太兵衛そば』税込322円(1人前161円)

なんか似たようなイラストを見たことがあるな……と思ったら、これアレじゃん。『永坂更科 名物 御前そば』じゃん! ほら、やはり、製造者も柄木田製粉。となると同じ蕎麦……と思いきや、どうも何かが違うらしい。

というか価格が全然ちがう。先述の『御前そば』は1パック税込494円(1人前247円)だったのに対し、今回のは1パック税込322円(1人前161円)。さらに、そば粉は五割。少しランクが落ちる感じかしら?

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正直、あの超有名商品の上位互換蕎麦であると私は感じた【家そば放浪記】第137束:ヤオコーで買った信州ほしの『信州小諸の信州そば』税込235円(1人前59円)

やけにド派手なパッケージ。中華風でもある。「激辛!」とか「四川風!」とか書いてありそうな配色であるが、れっきとした蕎麦である。

メーカーは信州ほしの。かの有名な「小諸七兵衛」の信州ほしのではないですか。「七兵衛」のブランドに頼らない「小諸」の蕎麦、いっちょ確かめてみようではありませんか。

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ゆで時間「3分50秒」のナゾ【家そば放浪記】第136束:スーパー三和で買った、ヒガシマル『早ゆでタイプ 山芋蕎麦』税込106円(1人前35円)

だいたい街には「高いスーパー」と「安いスーパー」があるもんだ。つい前回、狛江のOdakyu OX(小田急オーエックス)について書いたが、今回のスーパー三和は、狛江の中では「安い」にあたるスーパーだ。

むかし、よくお世話になった。どちらかといえば、Odakyu OXよりも三和に行く方が多かった気もする。

そんな三和に、ちょいと不思議な蕎麦が売っていた。というのも「早ゆでタイプ」と書いてあるのだが……

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シンプルに食べるのが粋な蕎麦【家そば放浪記】第135束:Odakyu OXで買った、池田食品工業『尾瀬ヶ断ち蕎麦』税込268円(1人前67円)

何年振りだろう、Odakyu OX(小田急オーエックス)に行ったのは。少なくとも……10年以上。懐かしいなぁ。大変だったなぁ……あの頃。

その昔、私は「狛江」という駅に住んでいた。そんな駅前にあるのが「Odakyu OX」であり、“ちょっとイイもの” が売ってるような印象。

そんな狛江のOdakyu OXに寄ってみると、見たこともない蕎麦がテンコモリ。そしてその中に……あの「池田食品工業」の蕎麦があったのである。

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過去イチの推薦蕎麦ついに登場【家そば放浪記】第134束:ヤオコーで買った藤原製麺『Yes! YAOKO Premium 風味豊かな幌加内そば』税込300円(1人前100円)

スーパーヤオコーの干し蕎麦が美味い。それも、ヤオコーブランドの蕎麦が美味い。外に飛び出すぞ! と。

そんな熱烈リクエストが連載開始以来、10件以上は届いていた。圧倒的な支持率である。下手すりゃ一番かも。

そんなヤオコーの『Yes! YAOKO Premium 風味豊かな幌加内そば』をついにゲット! 期待しかない……!!

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うどんの国からやってきた讃岐そば【家そば放浪記】第133束:三平ストアで買った、讃岐物産『本格 讃岐一そば』税込224円(1人前56円)

讃岐(さぬき)といえば、うどんである。そんな讃岐を調べていたら、サッカーJ3のチーム「カマタマーレ讃岐」がヒットした。

え、なんでカマターレ? と思ったら、「釜玉うどん」と「マーレ(イタリア語で海の意)」を合わせた言葉なのだという。しかもカマターレ讃岐のエンブレムにはモロにうどんが描かれていた……

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初の「海苔をかけたくなる感情」【家そば放浪記】第132束:東急ストアで買った、池田食品工業『会津檜枝岐そば 奥羽山脈の伏流水練り込み』税込257円(1人前65円)

今回の干し蕎麦の製造者「池田食品工業」は、当連載初登場。福島県にある会社で、主力商品はすべて「麺」。うどんにひやむぎ、そして蕎麦。乾麺も茹めんもやっている、いわば麺のスペシャリストだ。

そんな池田食品工業の『会津檜枝岐そば 奥羽山脈の伏流水練り込み』は、パッケージを眺めた段階では、とりわけ特筆すべきことがない。

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