「日本橋ふくしま館」の記事まとめ

茹で上がりの時点で見えた未来【家そば放浪記】第158束:日本橋ふくしま館で買った、あらい屋製麺所『白河 関のそば』税込227円(1人前114円)

関のそば」との文字を見て、私は一瞬混乱した。というのも、私の中での「関」は、刃物のまちとして有名な岐阜県は関市のことであり、一体どうして「ふくしま館」で岐阜の蕎麦が……とパニクってしまったのだ。

しかし、調べてみたら全然ちがった。この蕎麦が言う「関」とは、岐阜県関市の事ではなく、「白河の関」と呼ばれる、古代の “関所” を意味しているそうな。なんでも「みちのくの玄関口」とも言われたそうで……。

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太さ3.75mm! すべてが規格外のモンスター蕎麦【家そば放浪記】第157束:日本橋ふくしま館で買った、会津製麺『桧枝岐そば(超極太)』税込226円(1人前113円)

神田の「日本橋ふくしま館」に行った際、最も驚いた蕎麦がある。それが今回の『桧枝岐(ひのえまた)そば』なのであるが、ななな、なんと……

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奈良屋3連戦で最も警戒していたクセツヨ蕎麦【家そば放浪記】第156束:日本橋ふくしま館で買った、奈良屋『裁ちそば』税込314円(1人前157円)

前回に引き続き奈良屋である。はからずして奈良屋3連戦になってしまっているが、個人的には今回の商品が最も危険な存在であると思っている。なぜならば……

「太め・乱切り」だから!

私の好きな「太め」。そして、私が最も弱い「乱切り」。この2つを有するのが、今回実食する『裁ちそば』である。

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人は経験を積み大人になる【家そば放浪記】第155束:日本橋ふくしま館で買った、奈良屋『奥会津蕎麦』税込432円(1人前216円)

正直、私はビビっていた。日本橋ふくしま館で出会ってしまった奈良屋の蕎麦、珍しさのあまり、なんと3つも買ってしまっていたのである。

そのうち1つは、いとも簡単にランキング1位へ。一番弱いだろう……と踏んでいた『大内宿場そば』が、なんとまさかの “最強” だったのだ。

今回登場するのは、前回よりもはるかに強そうな『奥会津蕎麦』。何が恐ろしいって、こちらも奈良屋お得意の “乱切り” なのだ……。しかも!

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それは、あまりにも強すぎる総合格闘家のような蕎麦だった【家そば放浪記】第154束:日本橋ふくしま館で買った、奈良屋『大内宿場そば』税込648円(1人前162円)

その蕎麦を神田の「日本橋ふくしま館」で発見した時、「ああ、そうか、福島だったか!」と、思わずヒザをポンと叩いた。

なぜって、長らく「家そば放浪記ランキング」の1位を死守していた『乱切り二八』を有する「奈良屋」の蕎麦が、数種類も売られていたからである。

ついつい名前で「奈良県だったっけ」と思いがちだが、奈良屋は福島。はからずして、私は奈良屋のテリトリーに入ってしまっていたのである。

いろいろ主張がありそうな奈良屋の蕎麦が売られていたが、とりあえず今回は最もおとなしそうな『大内宿場そば』から攻めてみた。なんとなく “おみやげ” っぽいし……と。

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震えるほどの “真剣”。狂気すら感じるガチンコ蕎麦【家そば放浪記】第153束:日本橋ふくしま館で買った、朝日屋食品『会津 山都そば』税込378円(1人前189円)

前回、いわゆる「島田掛け(島田そば)」について勉強した。現在の「家そば放浪記ランキング」1位のヤマダイ『手緒里 紫峰そば』も島田掛けによる島田そばであり、それは製法であり、スタイルであると──。

そして今回、なななななんと! またもU字構造の “島田掛け” による干し蕎麦が登場。意外とメジャーだったのか島田掛け。

しかし今回の島田掛け蕎麦は、なにも島田掛けだけがウリではない。パッケージには、これでもか! と魅力的な文言が次から次へと並んでいる。

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“折り曲げ干し蕎麦” に関する勉強回【家そば放浪記】第152束:日本橋ふくしま館で買った、円谷製麺『島田そば』税込260円(1人前130円)

神田の「日本橋ふくしま館」にて、私は言葉を失っていた。想像以上に干し蕎麦が置かれていたから……というのもあるが、“まさかの形状” をした商品が売られていたからである。それが今回お伝えする『島田そば』だ。

もったいぶらずに言うと、現在の「家そば放浪記ランキング」において、長い間1位を死守するヤマダイの『手緒里 紫峰そば』と同じような、U字型の「折り曲げ干し蕎麦」が売られていたのである……!

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当連載開始以来最大級の衝撃的作品 / 蕎麦じゃない【家そば放浪記】第151束:日本橋ふくしま館で買った、仲村商店『葛尾のそば』税込270円(1人前135円)

日本橋から家に帰ろうとGoogleマップを調べてみると、二通り行き方があると。片方は、すぐに地下鉄に入り……みたいな行き方。もう片方は、けっこう歩いて、神田駅からJRに乗り込むみたいな。そんな時、どうするか。

私は絶対に歩く派だ。

まず運動になる。続いて、電車賃も浮く。最後に、たとえ時間がかかろうとも、遠回りしようと、「動いてないと落ち着かない性格」だからだ。しかし今回、もうひとつ良いことがあった。何があったのかというと……

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