癒されたい。生き馬の目をボコボコえぐり抜く現代社会、過酷な嵐の中でほっと安らげる時間が欲しいと、1度は心に浮かべたことのある方も多いだろう。かく言う筆者も折に触れて「癒されたい」と願う日々を過ごしている。
そんな筆者の脳裏に、先日とあるおもちゃの記憶がふとよみがえった。何かと言えば「シルバニアファミリー」だ。子供の頃TVアニメに挟まれるCMでよく見かけた、癒しの化身のごときおもちゃ。今まで実物に触れたことはないが、手に取ってみれば十割十分癒されるに違いない。
確信めいた予感を抱く一方で、こうも思った。果たして三十路のおっさんである自分が、女児向けのそれを楽しめるものなのかと。