ハマザキカク (HAMAZAKIKAKU)

社会評論社というお硬い出版社で『いんちきおもちゃ大図鑑』や『エロ語呂世界史年号』など珍書を出してきた編集者。辺境デスメタル・ヒップホップを愛好しており、『デスメタルアフリカ』の著者。

「ハマザキカク」担当の記事 (3ページ目)

【辺境音楽マニア】セルビアのメタルコアバンドの曲 『資生堂』の日本語歌詞がかなりムチャクチャ!

「クールジャパン」が世界を席巻していると言われるものの、残念ながらラウドミュージックでは日本の影響力は限られている。しかしラトビアの神道メタル「黄泉」のように、妙な形で日本に何かしらの憧れを抱いてしまっているメタルバンドは、世界各地に存在するようだ。

ラトビアと同じぐらい、日本との強い結び付きを想像することができないセルビアのベオグラードに、Rain Delayというメタルコアバンドがいる。彼らの代表曲がなんと「Shiseido」。そう、『資生堂』だ。

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【辺境音楽マニア】ドイツラッパーが “日本のイメージ” を盛り込んだ曲を発表! しかし「ヒュンダイ」や「ジャッキー・チェン」など勘違いだらけ

非英語圏ヒップホップ愛好家の間で、突出したシーンを形成していると評価の高いドイツ。エレクトロなバックトラックの上に硬質な滑舌のドイツ語が重なると、とてもスリリングに聴こえるのである。

そんなドイツのヒップホップシーンには、恩師である「Kool Savas」などとビーフ合戦(中傷合戦)を繰り広げて、シーン随一のヒール役として10年以上君臨してきたトルコ系ラッパー「Eko Fresh」がいる。そのEkoは、日本人にとって大変興味深いビデオクリップを発表していた。でも、ちょっと勘違いしているような……。

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【辺境音楽マニア】世界中のブラックメタラーの間で定着した意外すぎる日本語! それは「Aokigahara」

マッチョっぽいイメージから、ドイツのヒップホップでは「武士道」や「吉光」など、日本語の言葉を名前にするのが流行っている。一方、神秘的なイメージから日本語の言葉を、バンド名にするメタルバンドも世界には多く存在する。例えばラトヴィアの神道メタル「黄泉」などだ。

普通の日本人の感覚からすると「神道」や「黄泉」は、それほど日常生活に密接した感じはしないが、外国の人からすると神秘的でミステリアスな日本イメージなのだろう。今回はなぜかブラックメタルで定着している「青木ヶ原(Aokigahara)」という言葉にフォーカスしてみよう。

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【辺境音楽マニア】神道をモチーフに靖国神社を擁護するラトヴィアのフォークメタルバンド「Yomi(黄泉)」にいろいろ質問してみた

ラトヴィアの首都リガに日本の神道をモチーフにしたフォークメタル「Yomi(黄泉)」がいる。三味線や尺八を用い、柔道着の上に剣道の袴を着ており、かなりインパクトのあるルックス。

プレイする音楽はフォークメタルとの事だが、「ドゥーム」や「ヘビー」なオールドスクールデスメタルに近いスタイルだ。今回はそんなYomi についてお伝えしよう。

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【辺境音楽マニア】「武士道」「吉光」「アリガトウ」など日本風の名前が大流行しているドイツのギャングスタ・ヒップホップシーン

デスメタルがアフリカを含め、世界中で広まっているのは、もはや周知の事実だが、ヒップホップも世界中を席巻している。特に盛んなのがドイツ。

元々ドイツはテクノ大国かつメタル大国であり、ドイツ語話者もドイツ本国だけでなく、オーストリアやスイスなど近隣諸国にも多く存在する。そのため、ドイツのヒップホップシーンは世界の中でも規模が大きく、数々の名ラッパーを輩出してきた。今回はそんなドイツのヒップホップを紹介したい。

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【辺境音楽マニア】難読デスメタルバンド名15選 / 読みにくすぎて知名度が一向に上がらないバンドたち

世界には有名無名を問わず、数えきれないほどのバンドが存在する。そのほとんどが世界的に知られることもなく、活動をしているのだ。なかには、驚くような名前で音源をリリースしたり、ライブを行っているバンドもあるに違いない。

今回はそんな「バンド名」について、辺境音楽に詳しいハマザキカクさんにうかがった。以下は彼の紹介する難読なデスメタルバンドの名前である。

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【辺境音楽マニア】レソトの農業学生のヒップホップがダル過ぎる! しかし次第に脳裏にメロディラインがこびりついて困る……

2015年9月に発刊された『デスメタルアフリカ』が話題を呼んでいる。いまだかつてアフリカのメタルシーンについて、詳細に紐解かれた書籍はほかになく、発売前から注目を集めていた。その著者のハマザキカクさんに、アフリカのヒップホップシーンについても紹介してもらった。以下はハマザキさんによる寄稿である。

アフリカ大陸のデスメタルシーンが熱くなってきているのは、広く知られるようになった。では、ヒップホップはどうなのだろうか? 今回はヒップホップシーンについて、お伝えしたい。

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モザンビーク・メタルバンド「Scratch」の日本ファン向けビデオメッセージが面白い! 風がうるさすぎて笑った

以前の記事で、アフリカのメタルシーンについて伝える書籍『デスメタルアフリカ』についてお伝えした。大変マニアックな内容にもかかわらず、発売前から話題を呼び、一時品薄状態になるほど人気を得ている。

・調子こいてるんじゃ……

書籍の発売と、著者ハマザキカクさんのイベント出演により、モザンビークの国民的人気バンド「Scratch」が話題を呼んでいる。ブラックメタルなのに白塗りメイク、メロディアスな楽曲が妙にクセになる。このバンドが日本のファンに向けて撮影したビデオメッセージが届いた! その映像を見ると……、Scratch調子こいてるだろ、これ!

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話題沸騰『デスメタルアフリカ』の著者ハマザキカク氏に聞く! いろいろな意味ですごいアフリカンメタル4選+1

以前の記事で、知られざるアフリカのデスメタルシーンを徹底的に解説した書籍『デスメタルアフリカ』についてお伝えした。書籍はネット上でまたたく間に話題となり、Amazon では発売とほぼ同時に入荷待ちになるほどの人気となってしまった。

その著者、ハマザキカクさんにいろいろな意味で注目すべき、アフリカンメタルについて伺った。書籍と合わせて、ハマザキさんの紹介しているバンドの音楽を聞いてみると、より深くアフリカのデスメタルシーンを理解することができるだろう。以下はハマザキさんがおすすめしているバンドだ。

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