「サハリン」の記事まとめ

【辺境音楽マニア】サハリンの日本建築で戦国時代を装うロシアンヒップホップ

ロシアはデスメタル・ブラックメタル大国であるとともに、世界有数のヒップホップ大国である。一般層ではメタルよりもヒップホップの方が遙かに人気が高いぐらいだ。そのロシアのヒップホップシーンで最も人気のあるレーベルが、ロストフナドヌ出身のカリスマラッパー「Бастa」が率いる『Gazgolder』だ。

Gazgolderには「Скриптонит」や「Словетский」など、今のロシアのヒップホップシーンで人気のラッパー達が数多く所属しているので、そのYouTubeチャンネルは、ロシアンヒップホップ好きは要チェック。今回はそのなかでも異質な1組を紹介したい。

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【辺境音楽マニア】日本から最も近い白人文化圏「サハリン」のメタル事情

ロシアはインドネシアと並ぶデスメタル大国で、「ペイガンフォークメタル」というジャンルに限って言うと、世界最大規模のシーンを誇る。日本人の間では、ロシアと言ってもほとんどモスクワ。サンクトペテルブルクぐらいしかイメージがわかないが、実はシベリアのオムスクやイルクーツク、ノボシビルスクなどにも大規模なメタルシーンが形成されている。

今回はそんなサハリンのメタルシーンについて、紹介しよう。

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【今でも忘れられない】サハリンで出会った “ある日本人”

2012年の夏、筆者は取材でサハリンに行った。北海道稚内から船に乗り5時間半で港町のコルサコフへ。そして帰りも同じ船に乗り稚内に戻った。サハリンは完全にロシア化していて、昔の日本の面影はほとんど見られない。もちろん随所に日本の建造物が残されていたり当時の写真が博物館に展示されていたり、見所はたくさんあった。日本人にとって非常に感慨深い場所であったことには間違いないだろう。 続きを全部読む

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【サハリン/樺太】日露国境に置かれていた国境標石が人気 / サハリン州立郷土博物館に行ってみた

たびたびロケットニュース24ではサハリン(樺太)の記事をお伝えしてきたが、今回は「サハリン州立郷土博物館」をご紹介したいと思う。

この博物館は1937年、建物設計者である貝塚良雄の設計によって建築され、日本統治時代は「樺太庁博物館」として存在していた。現在は、当時の展示物を一部引き継ぎ、「サハリン州立郷土博物館」として生まれ変わっている。

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【日本の遺構】サハリン(樺太)にある旧北海道拓殖銀行に行ってみた / 石造りの外観がとても美しい

サハリン(樺太)には今も日本の遺構が所々に残っている。このサハリン州立美術館もその1つだ。中身は美術館なのだが、建物が日本統治時代の北海道拓殖銀行豊原支店なのである。

拓銀といえば1997年に破綻した都市銀行。以前は「拓銀さん」と呼ばれて親しまれた銀行だ。それがサハリンのユジノサハリンスク(日本名:豊原)の中心部に存在するのである。

竣工年は1931年ごろで設計者は不明。石造りの外観はとても美しく、現地に行くとなんともいえない気持ちになる。60ルーブル(日本円で180円)で入館できるが、日本時代の遺品はわずかしか展示されていない。そのほとんどが西洋美術の展示なのだ。

ちなみに、港町コルサコフ(日本名:大泊)にも旧拓銀大泊支店の建物が残っているが、現在は柔道場として利用されていて内部の見学はできない。

Correspondent: UEDA.

【北海道から42km】サハリン(樺太)でホテルに泊まってみた / ホテルのあるサービスに超感動!

サハリン(樺太)は、北海道のちょうど真上に位置する細長い島だ。南樺太は1945年まで日本の領土として認められていたが、現在はロシアが実行支配している。北海道からはたった42kmの距離で、日本からいちばん近いヨーロッパともいわれている。 続きを全部読む

【あるある】サハリン(樺太)に行くとよくあること42 / 警察官が半ケツでおしゃべり

みなさんは、サハリン(樺太)に行ったことがあるだろうか? たぶん、多くの人が行ったことがないと思われる。なぜなら、旅費がかなり高いうえに、日本人観光旅行者が求める観光はできないからだ。もちろん、日本の遺構をめぐったり、宮沢賢治の訪れた場所に行くツアーだってある。それでも、まだまだ日本人にとってサハリン(樺太)は身近な存在ではないだろう。 続きを全部読む

キットカットがブッ刺さった「キットカットアイス」を食べてみた

サクッとうまいチョコレート菓子といえば「キットカット」である。世界のどこに行っても売っていて、いわば世界的スタンダードな菓子と言っても過言ではないだろう。

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セブンイレブンに入ったら靴屋だった件

世界中に4万店舗を展開するコンビニといえば、セブンイレブン(以下:セブン)である。コンビニは同じチェーンでもは各国の文化に合わせた商品を展開している。世界のコンビにめぐりも旅の楽しみだろう。

そんなセブンが実は、サハリン(樺太)にも存在する! あのおなじみのセブンのマーク、そして日本人になじみのあるあの看板! いったいサハリンのセブンは何が売っているのだろう? 筆者がワクワクしながら店内に入るとアレレ、何かがおかしい…。まったくもってセブンイレブンじゃないのだ。

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サハリン(樺太)で絶賛営業中の遊園地が廃墟にしか見えない / 偽ミッキーもいるよ!

北海道の真上の位置する細長い半島サハリン(樺太)。ここはロシアのビザで訪れることができ、夏のシーズン(6月〜9月)は稚内から船で行くことができる。そんなサハリンであるが、実は、この場所にも遊園地があるのをご存知だろうか?

この遊園地はガガーリン記念文化公園(旧豊原公園)内に位置し、様々なアトラクションが有料で楽しめる。早速行ってみたぞー! だが園内の施設はボロボロ、雑草は生え放題。これではまるで廃墟状態だ。特にアトラクションのボロさは乗るのに躊躇するほどだ。だが、これでもバッチリ営業中。サハリン市民の憩いの場となっているのだ。

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【日本の遺構】サハリン(樺太)にある「樺太神社跡」がゴミだらけで日本人として悲しくなった

南樺太は1945年まで日本領だったことをご存知だろうか。筆者は1981年生まれのため全く実感はないが、1945年当時は約40万人もの日本人が住んでいた。しかし、1945年8月9日、ロシアが日ソ中立条約を一方的に破棄し南樺太に侵攻、8月28日には樺太全島を支配し、現在サハリンはロシア領(国際法上は帰属未定地域)として存在している。そして、そんな場所がゆえに、サハリンには今もなお、日本の痕跡が多々見られる。

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【船で片道5時間半】北海道から「サハリン(樺太)」まで行ってみた / 時間はかかるが飛行機より快適かも

現在はロシアが実行支配をしている南樺太。そこに入るにはロシアのビザが必要だ(国際法上はロシアでも日本でもない帰属未定地域)。実際、サハリン州の州都「ユジノサハリンスク」には2001年に日本国総領事館も設置され、今では日本との貿易やビジネスは活発化し、多くのビジネスマンたちが行き来している。

そんなサハリンに今回記者は北海道稚内から行ってみることにした。しかも飛行機じゃなく船で! 続きを全部読む