「立ちそば放浪記」の記事まとめ

【立ち食いそば放浪記373】JR中央線本線に隠された秘密 / 立川名物として知られる「おでんそば」は、奥地に行くと強くなる

突然だがあなたは、東京立川の名物と言われてピンと来るものはあるだろうか? 私(中澤)はおでんそばである。駅のホームにある『清流そば』と『奥多摩そば』。その全ての店で立川名物とオススメされているのがおでんそばで、駅そば好きに知られる珍メニューとなっているのだ。

SNSで「おでんそば」と検索すると食べに足を運んだショートトリップ系のポストは立川ばかり。ゆえに、おでんそばと言えば立川、立川と言えばおでんそばというイメージだった。しかし、JR中央本線で立川を越えてもっと奥に進んだところ……

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上野駅11・12番線ホームの謎 “無人駅そば” に行ってみた! 爽亭に隠れた2つ目の駅そば「セルフ駅そば 上野常磐ホーム店」

日本有数のターミナル駅であるJR上野駅。在来線がズラーッと並ぶホームは絶えず電車が発着するため見通しは悪い。ゆえに、普段上野駅を使っている人でも知らない人も多いかもしれない。11・12番線ホームに秘密のそば屋があることを。

常磐線であるこのホーム。ホームを歩いていると、中腹に駅そばチェーン『爽亭』がある。これは昔からあって私(中澤)も食べたことがあるのだが、ホームの隅に隠れるように2つ目の駅そばが佇んでいるのだ

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完全にやらかしてるめとろ庵の「魚ソ天カレーそば」を食べてみた結果 → 恐るべきことにウマイ / 立ち食いそば放浪記:第371回

これはやらかしてる。久しぶりにそんな感想を抱いたのは、立ち食いそば屋『そば処 めとろ庵』の新メニューの商品画像を見た時だった。カレーつゆの上にフライドポテトとアメリカンドッグみたいなのが浮いてるのである。これでそばだって言うんだからワクワクするぜ

その名も「魚ソ天カレーそば(税込590円)」。どうやら、アメリカンドッグみたいなのは魚肉ソーセージ天らしい。ただ、フライドポテトは言い訳のしようもないほどフライドポテトである。一体めとろ庵で何が起こっているのか? 真相を確かめるべく私(中澤)はめとろ庵上野店に向かった。

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【立ち食いそば放浪記370】最近、ちょっとおかしくなってる話

うおおおおおおおお! 見つけてしまった!! これは凄いのではないか? 凄い……かもしれない! 記者をやっていると発見したこと自体にテンションが上がる瞬間がたまにある。探すのが仕事なので職業病と言えるかもしれない。

でも、そのテンションで持ち帰って、いざ記事を書こうとした時、ふとこう思ってしまうことがあるのだ。「凄いのか?」と。そう、今の私(中澤)である

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日本最古のそばチェーン『都そば』の上天丼が大阪すぎたから食べてみた / 上天丼の概念に疑問を投げかける上天丼

立ち食いそばの教科書があれば『名代 富士そば』は絶対に載ることだろう。1966年に『そば清』から始まり、現代立ち食いそばのスタイルを確立した立役者だからだ。

しかし、実は富士そばよりも古い立ち食いそばチェーンが大阪にある。その名は『都そば』。1962年の創業は、人呼んで「日本最古のそばチェーン」である。

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最果ての駅そば『北一』に行ってみた! 網走行きの単線で旭川から2時間、マニアのみ知る遠軽駅そば店の「ジビエそば」がこちら

2025年10月13日、旭川の朝の気温は10℃だった。羽田から札幌に着いた時も「寒っ!」って感じだったけど、旭川はさらに寒い。旭川民に聞いたところ、今日はまだ温かい方で10月11日の朝は1℃だったそうな。もう冬である。

そんな旭川からJR石北本線で2時間の遠軽駅に知る人ぞ知る駅そばがあるそうな。ネットでは「北海道三大駅そば」や「日本最北の駅そば」などと呼ばれるその店の名前は『遠軽駅そば店 北一』。せっかく旭川に来たし、片道2時間くらいなら行きやすい部類かも。

と思いきや、やっぱり北海道。ウマイそばを求めて色んな町を放浪する連載『立ち食いそば放浪記』の中でもハードル高めの放浪になった

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鉄道グルメマニアがオススメする駅そば「ひのでそば」に行ってみた! ローソンみたいな看板だけど実は…… / 立ち食いそば放浪記:札幌

旅先で乗る鉄道は趣がある。景色の見えない地下鉄でも、なんとなく乗客からにじみ出る雰囲気で旅情を感じるから不思議だ。そして、鉄道と言えば、駅そばも旅情を感じるものの1つ。

ガタンゴトンと揺られ、私(中澤)が降り立ったのは札幌地下鉄南北線の大通駅。鉄道グルメマニアがオススメする駅そばがここにあるのだ

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【立ち食いそば放浪記366】渋谷本家しぶそば「オールスター天丼」に本家のプライドを感じる理由

古今東西、復活というのは熱いもの。先月、渋谷に不死鳥のごとく舞い戻ってきたのが『本家しぶそば』である。再開発に伴う閉店から5年……長かった。もう戻ってこないのかと思うほどに。

渋谷住みの私(中澤)としては通える渋谷外食店リスト入りをしているわけだけど、そんな本家しぶそばで本家のプライドを感じるメニューがあった。オールスター天丼である。

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【立ち食いそば放浪記365】池袋から1駅・椎名町『南天』のカレーそばで感じる秋 / 裏メニュー「肉カレーそばダブル」が激ウマ

気づいたら過ごしやすい気温になってる今日この頃。夏の始まりは梅雨が終わってカンカン照りになるから「始まった!」って感じがあるが、秋は何で実感するかって人それぞれな気がするぼんやりと秋──。

そこでぼんやりと西武池袋線の椎名町駅前にある立ち食いそば屋『南天』に行ってみたところ、カレーそば(税込450円)が販売されていた。おいおい秋始まったな! 私(中澤)がカレーそばで秋の始まりを実感した理由は以下である。実は……

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立ち食いそばマニア話題の店に聞く。牛肉カレーそばが激ウマな高田馬場『松石』は、なぜ “攻めの甘み” にたどり着いたのか

東京有数の学生街である高田馬場。早稲田大学はじめ、大学や専門学校が多く、学生が集まる駅前はなんだか懐かしい雰囲気がある。特に駅前ロータリーの喫煙所近辺のオーラは自分も学生の頃に戻ったような気分になるから、いつの時代も大学生って変わらないのかもしれない

そんな喫煙所を横目にロータリーを渡り切ると名店ビルがある。地下鉄直結で飲食店などが入っているこのビル。地下への階段を降りると、目の前に地下鉄の通路への接続部が現れた。その自動ドア前の踊り場のような隙間に立ち食いそば屋がある。何を隠そう、ここが立ち食いそばマニアに話題の店なのだ

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作業療法士から立ち食いそば屋に。一躍マニアに話題となった『まるすそば』店長に話を聞いたら人生の味がした / 清瀬

西武池袋線の下りに乗っていると、東久留米の先で一瞬埼玉に入った後東京に戻る。で、到着するのが清瀬駅。要するに、東京都清瀬市というのは埼玉に突き出しているギリギリの領域なわけだ。

そんな清瀬駅で下車して駅前から少し歩くと畑が見えた。広い空にはのびのびと漂う雲。けやき並木の道の端にはたまに木のベンチも設置されていて時間がまったりしている。では、なぜ私(中澤)が下車するなり駅からぐんぐん離れているのかと言うと……

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【立ち食いそば放浪記362】メニュー名は普通だけど……駅そば大宮の期間限定おろしそばに感じた「独自さ」

男に生まれたからには一度は言ってみたいものだ。「馬鹿め、それは残像だ」と。残像、残心、残酷……子供の頃『幽遊白書』の飛影に影響を受けて以来、「残〇」という言葉にカッコ良さを感じてしまう私(中澤)。なんなら残尿すらカッコ良く感じるのだから飛影って罪深い。

ゆえに、今の暑さにも胸がキュンキュンする。9月も中旬だというのに照り付ける日差し。そう、残暑だ

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【立ち食いそば放浪記361】不毛の地に咲くラーメン屋みたいなそば屋『麺処盛盛』がもはやB級グルメだった / ひばりが丘、富士見台

その昔、カレー南蛮が発明された時の話。発祥の店『朝松庵』現店主の角田米子さんによると、当時老舗そば屋ではカレー南蛮は門前払いだったそうな。ゆえに、今や誰もが知るメニューとなったことには革命を感じるが、ひょっとしたら今はそんなカレー南蛮の発明以来となる革命の真っただ中にあるのかもしれない。

練馬区と埼玉のギリギリの地区で展開される店が、立ち食いそば屋の概念を変えかねない店だったのである。これはもはやB級グルメ! その爆心地は富士見台とひばりが丘だ

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「しぶそば」なのに渋谷店が閉店して5年、あの本家しぶそばが復活! オープン記念イベントに行ってみた結果 → 渋谷……なのか?

東急線沿いに展開されている駅そばである『しぶそば』。この「しぶそば」の名前は渋谷にちなんでつけられているわけだが、実は渋谷にしぶそばはない。渋谷駅改札外にあった『本家しぶそば』が5年前に閉店したのである。

理由は渋谷駅再開発のためとは言え、あれから5年。東急東横店も解体され、あの一帯の景色も消えた。変わっていく時代。ひょっとしたら戻ってこないんじゃないかとすら思っていた……。そんな『本家しぶそば』が渋谷に復活するという。そこでオープン記念イベントに行ってみた。

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立ち食いそば屋なのに本格インドカレーそば!「よもだそば」だからこそできるカレーそばを2倍楽しむ方法 / 立ち食いそば放浪記359

自分を変えたいなら常識にとらわれてはいけない。○○だから~、△△だから~。本来存在しないルールで自分を縛れば縛るほど同じ明日がやって来る。革命を起こしたいなら常識を疑え。トレースするな、自分流で進め。

──と偉そうなことを言いましたが、これは10割自分に言い聞かせてます。で、私(中澤)がそんなスピリットを感じ続けている立ち食いそば屋が『よもだそば』だ。

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【立ち食いそば放浪記358】そびえる山賊焼、トロける焼豚! 丸政そばをハシゴして感じた「山梨の深淵」

個性豊かな立ち食いそばの世界。たまにあるのが肉がデカイ店だ。例えば、飯田橋の『豊しま』の元祖厚肉そばとか、千葉我孫子『弥生軒』の唐揚げそばとか、なぜこうなったのかと思うほど肉が主導権を握っている。2つとも昭和40年代からの生き残りであるのも良いところ。

作られた個性ではなく野生のデカ肉。また1つ、そんな昭和デカ肉立ち食いそば屋に出会った。山梨県にある『丸政そば』が凄かったのである。

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【マニアの噂】実は笹塚に「立ち食いカレーそば界のレジェンド」がある件 / このご時世でも570円の柳屋キーマカレーそばとは?

そばとカレーのマリアージュであるカレーそば。そばの風味を諦めたような力技感は、そば好きの間では異端と見る者も少なくない。しかし、逆に言うと、その異端っぷりが魅力のそばとも言えるだろう。カレーそばにはカレーそばの世界があるのだ

ウマイ立ち食いそばを探して色んな町を放浪する連載「立ち食いそば放浪記」。今回訪れたのは笹塚駅前だ。昔ながらの商店街と閑静な住宅街が同居するこの町に、実は立ち食いカレーそば界のレジェンドがあるのである。

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【店外メニューに記載なし】通う人のみぞ存在を知る大宮「つくば本店」のカレーそばの正体がこれだ! 立ち食いそば放浪記356

こんなところにこんなものが! 宝探しの醍醐味は宝そのものより発見にあるのではないかと思う。なぜなら、私(中澤)は立ち食いそば屋の隠れメニューを発見するだけでテンションが上がってしまうからだ。

そう、券売機のない立ち食いそば屋は、入店するとメニュー看板に記載のないメニューが存在するパターンが結構ある。店に通う人しか知らないこれらのメニュー。大宮「つくば本店」のカレーそばもその1つである

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【立ち食いそば放浪記355】しぶそば最強のそばは「カレーつけ麺」説 / 記録的猛暑でも喉をスルスル通る味

2025年8月5日、群馬県の伊勢崎で41.8度が観測された。これは全国歴代1位の記録で、平たく言えば記録的猛暑というヤツだ。

誰がどう考えても暑い中、池袋を歩いていたところ、駅そばの「しぶそば」がカレーそばをゴリ押ししていた。それは無謀だろ……!!

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【立ち食いそば放浪記354】千葉のロードサイドで常連客を集める『味元 末広店』の店主に聞いた「味の元」

突然だが、皆さんは立ち食いそばの歴史をご存知だろうか? 東京を歩くと探すまでもない立ち食いそば。元々は江戸の街角にあった屋台そばが起こりと言われている。だから、分布が東京に偏っているのかもしれない。

全国的に立ち食いそば屋を探してきた私(中澤)の実感としては、東京に続くのは神奈川だけど、その神奈川でさえ駅そばではない街の立ち食いそばとなると結構珍しい存在だ。そんな中、千葉県蘇我のロードサイドに常連客を集める立ち食いそば屋がある

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