寿司、天ぷら、すき焼き、芸者など、これらの単語は海外でも広く知られているため、そのまま話しても外国人にも通じる日本語となっている。忍者という日本語も広く知られている日本語だが、「忍者」の起源とされる「忍び」という言葉を最初に使った人物をご存知だろうか? その人物とは、聖徳太子である。この事実は、我々日本人の間でもほとんど知られていない。
日本人でさえ知らないことが多い「忍者」の実態だが、海外ではさらに “間違った伝わり方” をしているという。「このままじゃいけない!」と思ったのか、忍者について正しく理解してもらうため、日本から情報を発信する夫婦がいる。アメリカ人のマット・アルトさんと日本人の依田寛子さんだ。二人は日本文化を正しく海外に伝えるために、とてもユニークな書籍を執筆しているのだ。